[E]好きなこと:その2『音楽』　あいみょん 「さよならの今日に」（考察と投影）

ここ最近私の中の邦楽熱が再熱しており、ギターを弾いたりBluetoothスピーカーとiPhoneを繋いでAWAアプリに入れている音楽を聴き流しています。ここでは、特にグッときた方の曲を残しておこうと思います。今回は最近よく聴くあいみょんさんの曲です。

あいみょんさんのちょっとした経歴

2020年時点で、10代〜30代までのファン層に支持されているあいみょんさん。あいみょんさんは1995年生まれの25歳で私も同い年です。高校卒業後、大阪の某専門学校に通われていたそうですが、私の親友がその専門学校の同期で、当時からあいみょんの歌唱力は学校でも有名だったと聞いていました。東京で本格的に音楽活動をされるということで学校は辞められましたが、それ以降徐々に名を馳せていました。

2014年頃でしょうか。私はあいみょんさんの存在を知りませんでしたが、同じ学校に通っていた私の親友は、当時からあいみょんさんのMVの動画をおすすめしていました。その時でこそ名もなきシンガーでしたが、ここまで有名になることは知る由もありませんでした。

あいみょんさんの曲の特徴

これまでは余談でしたが、私がなぜこの曲を好きなのかを解説してみます。（ここからはあくまで個人的見解です。）まず一つは、あいみょんさんの歌は全てにおいて女性にも男性にもキーが合わせやすく、カラオケでも歌いやすい曲です。

あいみょんさんのファンの方であれば、あいみょんさんが吉田拓郎さんや浜田省吾さん、尾崎豊さんなどのビッグシンガーをリスペクトされているのもご存知かと思います。そのため、曲調の軸に昭和の音楽という背景があり、アコースティックギターでの弾き語りはまさしく昭和のようなイメージを感じさせます。

思い入れのある曲：「夜行バス」

「生きていたんだよな」「夜行バス」「君はロックを聴かない」「マリーゴールド」「ハルノヒ」など有名な曲はたくさんあります。その中でも「夜行バス」は2015年に実際に夜行バスの中で作られた曲だそうです。私も東京へ上京した当初に聴いていたので、「夢を追うってこんなにも怖いの？つらいの？寂しいの？」という歌詞から、曲を作られたあいみょんさんと似たような感情でした。この曲にはあいみょさん同様かなり思い入れがあります。怖い・つらい・寂しいという純粋なネガティブワードではあるけれど、言葉通りです。学生時代の自分の夢をも思い返されるような曲です。

「サヨナラの今日に」の歌詞考察

本題の「さよならの今日に」ですが、最近ふと歌詞に目を向けた時に刺さるものがあったのでこちらを本題としました。今年の年明けから、日テレの「NEWS ZERO」のテーマソングになっているそうです。考察としていますが、それよりかは私視点でグッときた一部歌詞が以下の捉え方、または共感部分になります。

1「泥まみれの過去が纏わりつく日々だ」＝過去の苦悩や経験が未だに脳裏に残っている。

2「明日が来ることは解る」＝解るという漢字である理由は、物事の理論や価値が、それであると理解できること。つまり歌詞上では自分が生きていく上で、良いことも悪いこと毎日あるけれど、日々明日が繰り返される。ここでは良い意味ではないことがなんとなく分かります。

3「昨日が戻らないのも知ってる」＝2の続きで何か後悔しているように感じる。

4「できればやり直したいけれど」＝失敗や後悔を引目に感じている。

★5「切り捨てた何かで今があるなら」＝人生の選択肢に迫られた時に、選ばなかったもの、または途中で辞めてしまったものや諦めてしまったものなどに後悔の念を駆られつつも、今の自分や道があること。現時点ではまだその選択肢を良しとはしていない。

6「残された何かで今が変わるなら”もう一度”だなんてそんな情けは言わないでおくけどな」＝4で感じていた失敗や後悔をなんとか振り切ろうとしている。未来に希望を持とうとしている。

7「切り捨てた何かを拾い集めても　もう二度と戻ることはないと解っているのにな　そんな我儘言わないでおくけどな」＝4と6の感情で葛藤している。”もう二度と”の部分で3をさらに深めている。前に進もうとしても、進んでいる最中でも、やはり後悔は後に残ることは、仕方のないことだということ。

以上7つが響いた歌詞部分でした。5の「切り捨てた何かで今があるなら」は特に共感部分だったので★としました。きっと誰もが感じる感情だと思います。私はあの時、前職を辞めることがなければ今後今まで以上に苦労する必要はないだろうとか、次の新しい道が前以上に良くなるのか悪くなるのか正直分からない、などと思い悩むこともあります。しかしやりたいことのためには今を生きるしかない＝6の気持ちが強く自分の気持ちの中で表れていると感じます。

まとめ

なぜこんなにもあいみょんさんの曲や歌詞に惹かれるのかは、同い年であったり、同郷であったり、夢や目標持っていたりと共通する点があるからだと思います。きっとみなさんも自分とアーティストの方を投影して応援している方も多いのではないでしょうか。流行しているから、とか安易な理由ではなく、それは歳を重ねるごとにその気持ちは強くなっていくものだと、身に染みて感じる25歳の今日この頃です。