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[P]授業:「ブレインストーミング」について


本日の学校授業はブレインストーミングについてでした。ブレインストーミングとは、複数人でアイデアを出し合い、新しいアイデアを導くための手法です。自由に発言していいもの、とされていますが、私はこの手法はどうしても難しいと感じています。この考えは結末部分にあります。

まずはブレインストーミングの授業内容と照らし合わせてみます。議題は、「2021年に流行するYouTubeについて」です。



基本的ルール

1、自由に発言する 

2、質よりも量を重視する 

3、アイデア同士を結合する 

4、批判しない 

の4点です。それぞれの詳細は割愛します。


授業の流れとしては、まだほとんどコミュニケーションをとったことのない生徒同士5名1組でグループになり、この議題について考えました。(グラフィックデザイナー学科と映像クリエイター学科の2学科合同です。)それぞれグループで、自己紹介を始めに意見交換をしていくことになりました。



役割を決める

1、進行役:議題の回しや誘導・時間管理

2、書記:会話の要点や流れをメモする(4、と類似)

3、決裁者:議題について決定権を持つ人

4、文字起こし:アイデアを文章にする(=Keynote使用) (2、と類似)


グループは5名だったため、1名はフリーでフォローする役回りとしました。まずは発言力のある生徒さんが「やりたい役割ありますか?」と声を挙げました。その生徒さんは、生徒である前に趣味でグラフィックの経験があり、若くして(推定20代前半)グラフィックの案件の場数を踏んでいるため自信のあるように見られました。私はここでも年齢は関係ない、と前回の記事に連なって感じた部分でした。

私は自分の役割として最適だと思う「4、文字起こし」の役割に手を挙げました。単純にタイピングには自信がある、という理由だけです。皆生徒と言えども社会人経験がある方や、大学を卒業してから入学されている方が多いため、互いに譲り合い役割決定までスムーズに進行されました。



アイデアを伝える

1、発掘:テーマについてアイデアを出し合う 

2、整理:アイデアを元に議論する

3、決定:議論からひとつの答えを導き出す

4、文章化:文字に起こす


まずは、進行役の方から順番にアイデアを1つずつ出し合いました。具体的なジャンルは、1、リモート系(会議や意見交換の様子) 2、ビジネス系(教育・実用) 3、アニマル系(癒し) 4、あらすじ系(ドラマや映画を文章化したもの) 5、SNS系(SNSのメッセージのやり取りを映像化したもの) が意見に出されました。

私が一番発言したかった、教育(実用)系コンテンツは、先に他のメンバーに言われてしまったため、急遽5、のSNS系を出しました。これは、私が普段クラウドワークスで案件をいただいている、LINEのスカッとするストーリーのシナリオ作成からぱっと思いついて出したものです。これは感情移入しやすいように、普段からよく利用しているLINEのやり取りを画面上に表示させ、他人のLINEのやり取りを覗き見しているような感覚で見られるものです。(娯楽系です。)

それぞれが全く違う意見を伝えることと、同じアイデアでも全く考えが異なっているという気付きも得られました。全てにおいて既存のコンテンツではありますが、これらを応用してどのように発信すれば2021年流行するのか、という点を以下で深めていきます。



アイデアを整理する

1、近いアイデアをグループ化させる

2、アイデアの方向性を決める

3、アイデアを最適化する(精度を上げる)

4、アイデアを文章化する


どのグループと比較しても私たちのグループが1から4項目一番早く結末まで終えました。それは、アイデアの量が少ない・意見交換に乏しいから、というわけではなく、5名それぞれの意見に対しての賛同意見が多かったからに思えます。基本的ルール:4、批判しない点はもちろんですが、きっと協調性や共感力が強いメンバーだったからと言えます。



アイデアの決定

私たちのグループは、アイデアを伝える:2、ビジネス系(教育・実用系)に決定しました。現在もまだ、コロナの影響でリモート会議やオンライン授業が行われています。ビジネス系(教育・実用系)を選んだのは、画面上で手軽に学びを得られるメリットを、私たち生徒も実感している表れだと感じました。

ネット市場としても、サイトやブログより動画コンテンツの方が触れやすい時代になっています。例えば自分がPremiereProの動画編集ソフトを一から学びたい、と思った時に、Googleなどから調べたいテーマや言葉を検索したとします。検索結果で、その多くはサイトやブログなどの文章解説が引っかかります。

これらの経緯から、調べたい事柄をGoogleで検索して文章を読んで理解するよりもYouTubeなどの動画コンテンツで映像として見る方が手取り早く、人が実際に説明する視覚部分、声や音の聴覚部分も刺激し、受け手にとってはインプットしやすいと考えました。よって、効率よく・理解が深まりやすいビジネス系動画コンテンツを今後もどんどん活用すべきだと考えます。



ターゲット

ターゲットは、コロナの影響で未だ学校で教育を受けることが難しい現状にある中高生の方たちです。現在の中高生の多くの方は自分のスマホを持っており、流行の最先端にいます。よってターゲットを中高生にし、動画で気軽に学ぶことができるコンテンツが流行するという結論に至りました。どの年代が一番よくYouTubeに触れているのかを考えれば一目瞭然の結果だといえます。



流行させるために

流行する動画コンテンツにするには、その動画を見るきっかけになるものと継続して見てもらえるかを考えなければいけません。ここで、ただ専門講師が解説していく動画ではなく、中高生に注目されているキャラクターを起用することによって、飽きずに楽しみながら学ぶことができると考えたのです。タイトルは「人気キャラクターによる解説コンテンツ」です。

敢えて、私たちの決定したジャンルであるビジネス系(教育・実用系)を「教育コンテンツ」とせず、「解説コンテンツ」としたのは、枠にはまらず趣味や好きなものを広げるコンテンツでも利用してほしいということで、このタイトルになりました。よって、自分の好きなキャラクターが解説するコンテンツから流行を呼び起こし、より説得力や興味を深めることができるという結論に至りました。



まとめ

YouTubeは皆が触れたことのあるコンテンツで、共通点の多い議題だったため意見は述べやすかったように思います。実はこの議題には、2021年に流行するコンテンツというよりかは、私たち自信の意見に近しいもので、「こういうコンテンツがあったら学ぶきっかけや学ぶ意欲に繋がるだろう」という考えが表れていました。

実現するためにはどうすれば良いのか、という議題ではないので、中高生皆に流行しているキャラクターの選定や、ジャンルとターゲットの絞りを明確にはしませんでしたが、もっと詳細を突き詰めると自分たちで実現できる可能性が溢れている内容であると感じます。



最後に:「ブレインストーミング」で良いアイデアは出ない。

タイトル画像の通り、これはGoogle式仕事術として、研究結果で得られた結論だそうです。ブレインストーミングで結論付けられたアイデアよりも、個人で生むアイデア(お風呂の中や、歩いている最中などに思い付いたアイデア)の方がより質が高く独創性に富むのだそうです。(ダイアモンドオンラインの記事による)

私は、高校在学中と前職の研修と今回合わせて計3回このブレインストーミングについての講義を受けました。これらを経て、私自身が誤ったことを発言してはいけない、と考え込んだり、思いつきですぐにアイデアを出すに乏しいタイプであることが分かりました。そのため、この手法で自分の考えやアイデアを出すには不向きであると感じていたのです。

普段から会議などで発言することが多い環境下にあったり、元々発言することに抵抗がなく発言力に長けている方には十分に使える手法だと思います。しかし私のように一つのことにじっくり考える必要があり、発言力に乏しいタイプにはブレインストーミングで良いものは生み出せないと感じました。


上記を以って私は「ブレインストーミングで良いアイデアは出ない。」という意見に共感しますが、この手法を反対しているわけではありません。チームで仕事をする・メンバーの信頼感を高める、という点においては必要不可欠な手法であるからです。

以上今日も授業内容の振り返りと、自分の意見を今一度考えてみる記録でした。



最後まで読んでいただき大変恐縮です。堅苦しい記事が多いですが今後も前向きな記事を書いていきますのでどうぞご贔屓にお願い致します🤲🏻少しでもあなたがプラス思考へ導けるよう私もサポートさせてください。