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真実のブス

ブス。

容姿に対する悲しい言葉です。

ブスとは女のみならず、男にも使える言葉であり、どんな人も「ブス」とレッテルを貼られたら悲しい事この上無いでしょう。

1.一生相手に嫌われる言葉

小さな頃、散々ブスと罵ってた男の子は、後に女友達から「あれ?前に貴女のこと可愛いくなったって言ってたよ」と言われたことがありました。

あんなに会う度に私をブスって罵ってたのに、他の女の子達にそんな風に話してたのを知って「嘘!?」と驚いた経験があります。

でも、傷ついた経験からその男の子に対する私の中の「大嫌いな奴」という評価は変わる事は一生ありません!

それほどブスと言う言葉は、一生言った人間を忘れなくなるほど強烈な悪口です!

テレビで芸人が「ブス」を売りにしてるとか、「ブス」と安易に使ってからかう事が多くありますよね?

最近のお笑いは特に見た目に関するネタで芸人を中傷し、言われた本人も「ブスを売りにできる」と前向きに捉えて傷ついてないフリはしてます。

でも、ある女性芸人はブスやブサイクと言われて傷ついてしまって本当に辛くてテレビから消えた時期がありました。

同じ人間の心を持っていれば、ブスやブサイクと言われて嫌な気持ちになるくらい分かりますよね?

それが、テレビに出てる芸人さんでも例えネタであっても傷ついてしまってると言うのは真実なのです。

テレビで他人の容姿をやたら当たり前に悪く言って笑いにするのは果たして本当の笑いなのでしょうか?

ある好感度が高い芸人さんの中に、他人の悪口を入れたネタをしないと言われる方がいます。

特に容姿に関した悪口を言わないので、なんとなく安心して笑えると聞いた事があります。

誰も傷付けないネタというのは、本当の笑いだと私は思います。

他人を愛嬌のつもりで容姿を貶す言葉は使わないのが得策です。 

2.本物のブスは自分以下を探す

かく言う私も、ブスという言葉は言われた経験があります。

小さな頃は男の子から、からかいの言葉で「ブス」と言われたもので、大変傷ついて泣いたものです。

でも、不思議なもので…

ブスと言ってくる人間ほど、明らかにブサイクでした。

そんな風に思った事ありませんか?

一緒に笑う人間ほど、ブスだったり。

「お前には言われたく無いよ!」

「お前は笑うな!」  

そんな風に思ったものです。

今でも、出会う人の中でとても失礼な方がいます。

最近一番失礼だった経験は…

とある飲食店で、ランチをしに行った時のことです。

ランチで混んでる中、わざわざお店の女将がやって来ました。

「あっ、貴女あの女芸人さんに似てますよね?」「ギャハハ!」と笑いました。

明らかにバカにしている笑いでした。

その方はそのお店の女将です。

とても不快でした。

従業員は黙って苦笑いしており、私が静かに腹を立ててるのを分かってたと思います。

そのお店は頻繁に行ってたので女将と仲良くなってはいましたが、勿論友達ではありません。

食事してる中、沢山お客さんがいる中で大きな声で言われました。

「こんな店もう二度と行かない!」

そう心に誓いました。

その例えられた女芸人さんはブスを売りにしている方では無いけど、顔芸で笑いもとります。

学生時代はモテていたとありました。

大変女性らしい方なので、その芸人さんを悪いとは思いません。

しかし、その女将がお客である私を捕まえて、芸人さんの顔に例えて笑いに変えると言うのは本当に失礼な話です。

その女将さんも、決して美人とは言えず体型もふくよかです。

美人とも可愛いとも言われる事はほとんど無いと思います。

そんな彼女は一体何様なのでしょうか???

その人が例え綺麗な方であっても変わりはありませんが、美人な方で他人の容姿を貶してるのはあまり見たことがありません。

とても、嫌な気持ちでその店を後にしました。

これまで見てきた男も女も、見た目に恵まれて無い人ほど自分以下だと思う人間をわざわざ探して貶す傾向にあると思いました。

よく聞く話では、綺麗な子にはチヤホヤするのに、自分のタイプじゃ無い子には「ブス!あっち行け!」と怒鳴ったり必要以上にバカにする人がいるようです。

そう言う人の多くは、かなり容姿に恵まれていないそうです。

父の同僚がそう言う方だったそうで、口の悪い父でも「あそこまで酷いこと俺でも言わない!自分の見た目こそ酷いのに…」と言って呆れてました。

このような男性は本当に多く見かけます。

女性は影で他人の容姿を悪く言って笑っている事が多いです。

例え目の前にいなくても、他人の容姿をボロクソに貶している人は見た目もかなり酷いです。

では、どうしてそのような人間になるのか?

恐らく、そう言った人達の多くは周りに容姿をバカにされるのが当たり前で育った可能性が高いです。

自分のコンプレックスを隠すために、他人を貶めて優位に立とうとする屈折した心理状態にあると思います。


他人から「ブス」「ブサイク」「可愛くない」と容姿を貶されてばかりいたので、容姿に対する自己肯定が出来ない為、自分以下を必死に探して安堵するのです。

それは、同じようにやられたから、やり返す精神を満たしているだけです。

真実のブスに成り下がった悲しい人間なのです。

だから、そのように心がブスになっている真実のブスの言葉に傷ついてはいけません。

そして、自分も見た目のみならず心を磨く事、笑顔である事を心がけていれば自ずと他人からの評価は上がるものです。

3.ブス脱却

幼い頃、ブスと言われた私。

身内は美人ばかりだったので、私は「自分はブスなんだ」と諦めてました。

先程書いたように、ブスと散々言ってきた男の子1人のせいで、尚更自分の容姿にがっかりしてました。

でも…

これまでの人生「可愛い」と言われる事の方が実際は多かったのです。

「お前のこと俺の友達が可愛いって言ってたよ」

そんな風に兄から言われた事が何度かありました。

「ん?もしかして、私はそれほどブスじゃないのかも?」

ある時、そう思ったのですが、素直に喜べなかった。

「そんなの嘘だ!」と…

1人の男の子にブスと言われた経験から自分の容姿コンプレックスになってしまいました。

私が思うに…

ブスとハッキリと言う失礼な人の方が、どちらかと言えば少ないのです。

テレビを見てると、毎日当たり前にブサイク弄りで他人を貶めているように見えるけど、流石にそんな失礼なことを言う人の方が少ないです。

たった一人に言われた言葉は自分の根深いコンプレックスになったのです。

でも、私は可愛い友達と一緒に遊び、仲良くしました。

可愛い子ほど、優しくて性格が良かったのです。

だから、「私は可愛くは無いけど、性格で頑張ろう」と思いました。

自分の持ち合わせた容姿を否定してばかりいても仕方ない。

だったら中身で勝負しよう!

自分を好きになれる人間になりたい!

私は必死に本をあれこれ読みました。

友達から好かれる人間になれるように努力しました。

いつも笑顔で頑張りました。

しかし!!

恋をするとそうは行かないのが悲しいところです。

恋はやっぱり見た目も重要なんですよね…

好きな人がカッコ良い人であれば尚更自分の容姿に自信がなくなるものです。

そして、案の定上手くは行かない…

実際は好きな人から気に入られてました。

でも、自分の容姿の自信の無さから何度か逃げてしまった事があります。

大好きだったのに!!!

何度泣いたことか…

今思えば、私こそコンプレックスに負けてたブス女だったのだと思います。

他人からの褒め言葉を素直に受け入れられず、卑屈になってたから去って行った恋はいくつあった事でしょう。

そして、自分が一緒にいても大丈夫そうな男性をと…

好きでも無い人と付き合ってしまいました。

真実のブスだったと思います。

だからこそ言えます!

ブス脱却は出来ると言うこと。

まずは己のブスを知る事からです。

先程も話したように、卑屈になった人間は魅力的にはならない。

同じような人間しか集まらないので、顔がますますブスになる。

嫌な言葉を吐く時の他人の顔をじっくり見てください。

どんな美人もブスになるのです。

それは心が顔に現れるからです。

と言う事は、心が綺麗な人は自ずと顔も素敵になると言う事なんです。

そして、一番大事な事…

自分に自信を持てるものを身につける!

自分を変えるのは自分自身です。






















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