Stranger
冨永裕輔
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※試聴版。オリジナル版(02:51)は購入後に視聴可能。
こんばんは。
昨日6月21日でnoteを始めてから1周年を迎えました。
いつも応援本当にありがとうございます。
これからも自分らしい世界を火曜金曜に発表していきますので、受け取ってくださいね。
今夜もリクエストにお応えしたnote限定初配信をお届けします。
この楽曲は蔵出しの中でも蔵出し音源と言っていいでしょう。
その楽曲とは、未発表曲として2021年6月10日にTokyo Star Radio(八王子FM77.5)「冨永裕輔 癒しの森 八王子時間」で世界初オンエアしました『Stranger』です。
このような曲調、詞の内容、歌い方、すべてにおいて他の楽曲とは異風の作品となっています。
それ故に長い間、日の目を見ることはありませんでした。
制作は2009年1月。
前回の「Frontman」は、まだ見ぬ未来へ向かう駆け出しの頃の心境が詞や曲調に表れていました。
その後、言葉で言い尽くせないほどの下積み時代のなかで、この『Stranger』は生まれました。
もちろん純粋な夢だけで成功するほど甘い世界ではありませんが、魑魅魍魎も跋扈する業界、そして東京という街は、命をかけた戦場と言っても決して過言ではない日々でした。
人生のなかでは、自分の信じる正しさが無残にも打ち砕かれるときがあるかもしれません。
大切なことは、そこから何を思い、何を学び、何を選んで、どう行動するかだと思います。
世の中を恨んだり、人のせいにしたり、自己否定をすることも簡単ですが、その先には成長という未来はないと思います。
だからこそ、ぼくが作る歌は、そのようなネガティブな感情を乗り越えた先にたどり着ける感情や景色を、実践のなかで体感して、歌ってきました。
しかし、この歌では、その途中のネガティブな感情の葛藤も含めて歌にしています。その意味で、自分にとっては非常に珍しい稀有な一曲です。
怒り、とまどい、迷い、自己否定、、、
それでも消えない魂のなかにある炎とは何色なのか?
その魂は何を叫んでいるのか?
そして、どんなに苦境でも、それでもやはり自分の魂が求め叫ぶ夢を信じ、運命に抗ってでも生き続けようと、歌い続けようとする叫びがこの歌にあります。
“Stranger”には“よそ者”や“流れ者”といった意味があります。
本当の自分を理解してもらえない孤独、どんなにその街で精一杯生きていても自分はよそ者であり流れ者であるという自虐、そのように屈折した感情のなかで、なんとかそれでも自分を鼓舞しながら歌い続けるエネルギーを探し求めながら、この歌は生まれたのだと思います。
歌詞の英語部分の変遷を見てみると、
Because I’m a stranger in town
(なぜなら自分はよそ者だから)
という心境は反骨のように自己を鼓舞しているようです。
But I’m a stranger in town
(だけど自分はよそ者なんだ)
という描写からは、楽な道を選びたいと思ってしまう気持ちもありながら、それを選べず選ばない流れ者の宿命を描いているように思います。
結果として、どちらにしても、
And right now I can’t stop!
(今は立ち止まることができないんだ)
という結論に至っています。
これは夢に向かう状態を歌っているようでもありながら、
人間だれしもが、今回の人生を生きる自分としては、初めてこの人生にやってきたものであり、その意味ではだれしも人生という旅の流れ者なのかもしれません。
そもそも、“本当の自分”や“自分らしさ”なんて、自分自身でもそう簡単にはわからないものです。
それを見つけるまでに葛藤や苦難があるとしたら、その体験も貴重な体験であり贈り物であり、結果として幸せであると思えます。
しかし、その只中にいるときは、荒廃した街並みに嵐が吹き荒れそこに一人でいるかのような心境です。
人間の心には様々な感情が芽生えますが、その美しい状態は感謝や愛といった、自然とマッチした状態でしょう。
その反対にあるのが感情すら感じない無気力状態ならば、とまどいや怒りを抱きながらも前へ進もうとする状態は、ちょうど光が射さない心の部屋からなんとか外へと歩み出ようと試みる、大切な一歩なのかもしれません。
その一歩があったからこそ、その後に光を見つけ、あなたと出会い、今も歌い続けることができています。
余談ですが、2009年1月と言えば、「ふるさと」という楽曲を書いたタイミングでもあります。
一方では穏やかな感謝に満ちた楽曲が生まれ、また一方ではこのような楽曲も生まれてきたのです。
アートとはそのように対極化した自己の内面に揺れ動きながらも、なんとかその中心点に人生の光を見出そうとするなかで発露するものだと思います。
激しく揺れる機体を必死に操縦桿を握りしめ平行を保ち、飛行を続ける飛行機のように、または荒波にもまれながらも航行を続ける船のように、うねるようなその歪な旅の軌跡こそがアート表現という
ぼくの人生の足跡そのものなのです。
“光と影”の普遍性については他の作品でも描いてきましたが、この地球上のすべての人の人生において、そしてそれを表した芸術活動において、光と影は常に一対のものであることを改めて感じます。
今までは光の側面が文字通り日の目を見てきましたが、このようなお蔵入り楽曲を届けられたのも、noteを始めたからこそ。
これからもnoteだけの発表を届けています。
また、リクエストなどありましたら、お気軽にお寄せください。
それでは、“THE蔵出し音源”を、どうぞお楽しみください。
「Stranger」 作詞作曲/冨永裕輔
俺にとって東京は戦場 眠らないこの街で
泡沫の安らぎに寄り添えば 朝日もかっさらわれた
どうして俺ばかりこんなに苦しんでいるのか?
誰とも分け合えない孤独と夢を背負っちまった!
Because I’m a stranger in town
戦いに来たのさ
Because I’m a stranger in town
And right now I can’t stop!
俺にとって東京は愛憎 薄汚れたこの街で
純真な愛を歌ってみても 靴の裏で殺された
当たり前の幸せが欲しいときもある
誰にも負けられない愛しさと罪を背負っちまった!
Because I’m a stranger in town
お前を愛してる
But I’m a stranger in town
And right now I can’t stop!
Because I’m a stranger in town
この街の頂点で
いつかお前ただ一人抱き締める
Because I’m a stranger in town
戦いに行くのさ
今夜も一人きり
Because I’m a stranger!
Because I’m a stranger!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
明日もあなたに良いことがありますように♪
昨日6月21日でnoteを始めてから1周年を迎えました。
いつも応援本当にありがとうございます。
これからも自分らしい世界を火曜金曜に発表していきますので、受け取ってくださいね。
今夜もリクエストにお応えしたnote限定初配信をお届けします。
この楽曲は蔵出しの中でも蔵出し音源と言っていいでしょう。
その楽曲とは、未発表曲として2021年6月10日にTokyo Star Radio(八王子FM77.5)「冨永裕輔 癒しの森 八王子時間」で世界初オンエアしました『Stranger』です。
このような曲調、詞の内容、歌い方、すべてにおいて他の楽曲とは異風の作品となっています。
それ故に長い間、日の目を見ることはありませんでした。
制作は2009年1月。
前回の「Frontman」は、まだ見ぬ未来へ向かう駆け出しの頃の心境が詞や曲調に表れていました。
その後、言葉で言い尽くせないほどの下積み時代のなかで、この『Stranger』は生まれました。
もちろん純粋な夢だけで成功するほど甘い世界ではありませんが、魑魅魍魎も跋扈する業界、そして東京という街は、命をかけた戦場と言っても決して過言ではない日々でした。
人生のなかでは、自分の信じる正しさが無残にも打ち砕かれるときがあるかもしれません。
大切なことは、そこから何を思い、何を学び、何を選んで、どう行動するかだと思います。
世の中を恨んだり、人のせいにしたり、自己否定をすることも簡単ですが、その先には成長という未来はないと思います。
だからこそ、ぼくが作る歌は、そのようなネガティブな感情を乗り越えた先にたどり着ける感情や景色を、実践のなかで体感して、歌ってきました。
しかし、この歌では、その途中のネガティブな感情の葛藤も含めて歌にしています。その意味で、自分にとっては非常に珍しい稀有な一曲です。
怒り、とまどい、迷い、自己否定、、、
それでも消えない魂のなかにある炎とは何色なのか?
その魂は何を叫んでいるのか?
そして、どんなに苦境でも、それでもやはり自分の魂が求め叫ぶ夢を信じ、運命に抗ってでも生き続けようと、歌い続けようとする叫びがこの歌にあります。
“Stranger”には“よそ者”や“流れ者”といった意味があります。
本当の自分を理解してもらえない孤独、どんなにその街で精一杯生きていても自分はよそ者であり流れ者であるという自虐、そのように屈折した感情のなかで、なんとかそれでも自分を鼓舞しながら歌い続けるエネルギーを探し求めながら、この歌は生まれたのだと思います。
歌詞の英語部分の変遷を見てみると、
Because I’m a stranger in town
(なぜなら自分はよそ者だから)
という心境は反骨のように自己を鼓舞しているようです。
But I’m a stranger in town
(だけど自分はよそ者なんだ)
という描写からは、楽な道を選びたいと思ってしまう気持ちもありながら、それを選べず選ばない流れ者の宿命を描いているように思います。
結果として、どちらにしても、
And right now I can’t stop!
(今は立ち止まることができないんだ)
という結論に至っています。
これは夢に向かう状態を歌っているようでもありながら、
人間だれしもが、今回の人生を生きる自分としては、初めてこの人生にやってきたものであり、その意味ではだれしも人生という旅の流れ者なのかもしれません。
そもそも、“本当の自分”や“自分らしさ”なんて、自分自身でもそう簡単にはわからないものです。
それを見つけるまでに葛藤や苦難があるとしたら、その体験も貴重な体験であり贈り物であり、結果として幸せであると思えます。
しかし、その只中にいるときは、荒廃した街並みに嵐が吹き荒れそこに一人でいるかのような心境です。
人間の心には様々な感情が芽生えますが、その美しい状態は感謝や愛といった、自然とマッチした状態でしょう。
その反対にあるのが感情すら感じない無気力状態ならば、とまどいや怒りを抱きながらも前へ進もうとする状態は、ちょうど光が射さない心の部屋からなんとか外へと歩み出ようと試みる、大切な一歩なのかもしれません。
その一歩があったからこそ、その後に光を見つけ、あなたと出会い、今も歌い続けることができています。
余談ですが、2009年1月と言えば、「ふるさと」という楽曲を書いたタイミングでもあります。
一方では穏やかな感謝に満ちた楽曲が生まれ、また一方ではこのような楽曲も生まれてきたのです。
アートとはそのように対極化した自己の内面に揺れ動きながらも、なんとかその中心点に人生の光を見出そうとするなかで発露するものだと思います。
激しく揺れる機体を必死に操縦桿を握りしめ平行を保ち、飛行を続ける飛行機のように、または荒波にもまれながらも航行を続ける船のように、うねるようなその歪な旅の軌跡こそがアート表現という
ぼくの人生の足跡そのものなのです。
“光と影”の普遍性については他の作品でも描いてきましたが、この地球上のすべての人の人生において、そしてそれを表した芸術活動において、光と影は常に一対のものであることを改めて感じます。
今までは光の側面が文字通り日の目を見てきましたが、このようなお蔵入り楽曲を届けられたのも、noteを始めたからこそ。
これからもnoteだけの発表を届けています。
また、リクエストなどありましたら、お気軽にお寄せください。
それでは、“THE蔵出し音源”を、どうぞお楽しみください。
「Stranger」 作詞作曲/冨永裕輔
俺にとって東京は戦場 眠らないこの街で
泡沫の安らぎに寄り添えば 朝日もかっさらわれた
どうして俺ばかりこんなに苦しんでいるのか?
誰とも分け合えない孤独と夢を背負っちまった!
Because I’m a stranger in town
戦いに来たのさ
Because I’m a stranger in town
And right now I can’t stop!
俺にとって東京は愛憎 薄汚れたこの街で
純真な愛を歌ってみても 靴の裏で殺された
当たり前の幸せが欲しいときもある
誰にも負けられない愛しさと罪を背負っちまった!
Because I’m a stranger in town
お前を愛してる
But I’m a stranger in town
And right now I can’t stop!
Because I’m a stranger in town
この街の頂点で
いつかお前ただ一人抱き締める
Because I’m a stranger in town
戦いに行くのさ
今夜も一人きり
Because I’m a stranger!
Because I’m a stranger!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
明日もあなたに良いことがありますように♪
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