春夏秋冬
冨永裕輔
00:00 | 00:00
※試聴版。オリジナル版(04:38)は購入後に視聴可能。
今夜のBACK TO THE SONGでは、いただいたリクエストにお応えしてレア音源をお届けします。
9月3日(木)Tokyo Star Radio『冨永裕輔 癒しの森 八王子時間』で初オンエアした『春夏秋冬』です。
その後2012年に「SHIZUKU」というタイトルで初リリースされるより前の、2008年にこの楽曲が誕生したときの秘蔵音源をnote限定初配信します。
ぼくがこの夏撮影した白く気高い雲をジャケット写真にデザインしています。
『春夏秋冬』誕生秘話のセルフライナーノーツとともにお楽しみください。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
当時のぼくは、駅から駅への移動の毎日だった。
いつも電車が来るまで、プラットホームの端にポツンと立っていた。
なんだか、人混みから逃れたくて…。
そんなときふと、アスファルトと鉄柵の隙間から咲く、名もなき花と目が合った。誰にも見向きもされないようなところで、それでも必死に自分の花を咲かせていた。
人は“雑草”としか呼ばないのだけれど、本人は精一杯生きて生命を謳歌していた。
それでいいじゃないか。
それが、いいじゃないか。
ぼくも今は多くの人には見向きもされないかもしれないけれど、自分の場所で自分の花を咲かせたらいい。
人に名付けてもらう必要も、評価に合わせることもない。
ただその時に応じて、生命を輝かせていけばよいのだ。
日本には四季がある。咲く季節もあれば、しおれしなだれる季節もある。
でも確かに、生きている。
冷たい風の中でも、咲く季節を、実る季節を待っているのだ。
その姿に励まされたぼくは、ようやく顔を上げた。
そこには、透き通るような青空の向こうに、白く気高い雲がまるでこちらを鼓舞するかのように悠然と立ち昇っていた。
その瞬間、この歌が舞い降りた。
「春になれば花が咲くように 夏の雲が白く気高いように・・・」
「春夏秋冬~時の中で~」 作詞・作曲:冨永裕輔
雪解け水が春を運んで
生命の息吹を奏でる 柔らかな光
君のその瞳はまるで太陽
始まりを期待する眼差しだね
愛しさの花籠抱えて 君を見つめていた
君の笑顔に咲いた黄色い花びら
鳴り響く発車のベルでドアが閉じて
麦わら帽子の少女 胸に刻むよ
春になれば花が咲くように
夏の雲が白く気高いように
当たり前に明日へ続く時の中で
君の傍にいたい
君を愛し続けたい
夕暮れの風に二人寄り添い
長い影を並べ歩いた あの坂道
月明かりだけが照らした部屋で
遠い未来の夢 語り明かした夜
優しさを言葉にできずに君に差し出した
僕の右手を吐息が温めた
たえまなく降りそそいでいく雪のように
たゆむことないこの愛を今 歌うよ
秋になれば実る穂のように
冬の空に夢を描くように
当たり前に明日へ続く時の中で
君の傍にいたい
君を愛し続けたい
生命が果て 風になって
空を昇り 雨の雫になって
河を流れ やがて海に還る日まで
君の傍にいたい
明日を願う今日があるように
枯れた花を雨が濡らすように
夢が覚めて朝が来るように
僕の胸に歌が生まれるように
終わりのない明日へ続く時の中で
君の傍にいたい
君を愛し続けたい
(こちらの歌詞は制作当初に書いた歌詞資料を掲載しています。音源では歌詞が変わっている箇所がありますのでご了承ください。)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
明日もあなたに良いことがありますように♪
9月3日(木)Tokyo Star Radio『冨永裕輔 癒しの森 八王子時間』で初オンエアした『春夏秋冬』です。
その後2012年に「SHIZUKU」というタイトルで初リリースされるより前の、2008年にこの楽曲が誕生したときの秘蔵音源をnote限定初配信します。
ぼくがこの夏撮影した白く気高い雲をジャケット写真にデザインしています。
『春夏秋冬』誕生秘話のセルフライナーノーツとともにお楽しみください。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
当時のぼくは、駅から駅への移動の毎日だった。
いつも電車が来るまで、プラットホームの端にポツンと立っていた。
なんだか、人混みから逃れたくて…。
そんなときふと、アスファルトと鉄柵の隙間から咲く、名もなき花と目が合った。誰にも見向きもされないようなところで、それでも必死に自分の花を咲かせていた。
人は“雑草”としか呼ばないのだけれど、本人は精一杯生きて生命を謳歌していた。
それでいいじゃないか。
それが、いいじゃないか。
ぼくも今は多くの人には見向きもされないかもしれないけれど、自分の場所で自分の花を咲かせたらいい。
人に名付けてもらう必要も、評価に合わせることもない。
ただその時に応じて、生命を輝かせていけばよいのだ。
日本には四季がある。咲く季節もあれば、しおれしなだれる季節もある。
でも確かに、生きている。
冷たい風の中でも、咲く季節を、実る季節を待っているのだ。
その姿に励まされたぼくは、ようやく顔を上げた。
そこには、透き通るような青空の向こうに、白く気高い雲がまるでこちらを鼓舞するかのように悠然と立ち昇っていた。
その瞬間、この歌が舞い降りた。
「春になれば花が咲くように 夏の雲が白く気高いように・・・」
「春夏秋冬~時の中で~」 作詞・作曲:冨永裕輔
雪解け水が春を運んで
生命の息吹を奏でる 柔らかな光
君のその瞳はまるで太陽
始まりを期待する眼差しだね
愛しさの花籠抱えて 君を見つめていた
君の笑顔に咲いた黄色い花びら
鳴り響く発車のベルでドアが閉じて
麦わら帽子の少女 胸に刻むよ
春になれば花が咲くように
夏の雲が白く気高いように
当たり前に明日へ続く時の中で
君の傍にいたい
君を愛し続けたい
夕暮れの風に二人寄り添い
長い影を並べ歩いた あの坂道
月明かりだけが照らした部屋で
遠い未来の夢 語り明かした夜
優しさを言葉にできずに君に差し出した
僕の右手を吐息が温めた
たえまなく降りそそいでいく雪のように
たゆむことないこの愛を今 歌うよ
秋になれば実る穂のように
冬の空に夢を描くように
当たり前に明日へ続く時の中で
君の傍にいたい
君を愛し続けたい
生命が果て 風になって
空を昇り 雨の雫になって
河を流れ やがて海に還る日まで
君の傍にいたい
明日を願う今日があるように
枯れた花を雨が濡らすように
夢が覚めて朝が来るように
僕の胸に歌が生まれるように
終わりのない明日へ続く時の中で
君の傍にいたい
君を愛し続けたい
(こちらの歌詞は制作当初に書いた歌詞資料を掲載しています。音源では歌詞が変わっている箇所がありますのでご了承ください。)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
明日もあなたに良いことがありますように♪
ここから先は
¥ 500
よろしければサポートをお願いします! コロナによりライブ中心の音楽活動は難しくなりました。 しかし変革のチャンスにして、レコーディング、撮影、配信機材を整えています。いただいたサポートを更なる向上と持続に活かし、ますます有意義であなたにお楽しみいただけるnote発信を続けます。