データをぞんざいに扱う広告代理店はくそくらえ【社内マーケターの日常】
事業会社でマーケティング部門の責任者をしているおかしを愛してやまないマーケターです。コンビニのプライチ戦略は最強のマーケティングだとおもう。買う気がないのに気づいたら買わされる。
私は事業会社でしかマーケターの仕事をしたことがない。
基本は営業される側。
広告代理店や制作会社、コンサル会社やツール系のベンダーなど数多くの企業、人から営業を受けてきた。この仕事に就いて丸10年。数百を超える方とお会いしたんではなかろうか。
そんな中でも契約に至ったのは…リアルに2%ぐらい。
正直、比べたことがないからこれが高いか低いかわからない。
「こういうことやってくれたら助かるんだよなー」
「こういう営業のされ方するときついんだよなー」
筆者がマーケティング系の営業を受けてきて感じたことをまとめていこう思う。
結構あるからシリーズ化して定期的にリリースできるといいな。自分とのたたかい。。
データをぞんざいに扱う会社はくそくらえ
ビッグデータなんて言葉が出始めて、ぼちぼち経ってきているけど、そんな言葉が生まれる前からマーケティングするためには「データは大事」なんて至極当たり前のことで。
PDCA回すにもデータをためる必要があるし、正しい仮説を立てるためにもデータがいる。KPI、KGIなんてダイレクトに数値だったりするから、もはやデータといっても過言ではない。
マーケティング活動をする上でデータは欠かせないものであるはずなのに、ぞんざいに扱う広告代理店が多すぎる。。
基本的に営業電話はすべて受けるようにしている。
不意にかかってきた新規の営業電話から取引が始まって、5,6年お付き合いが続いている会社も結構あったりする。
多くの営業を受けてきているからこそ「株式会社○○の○○と申します」と営業電話を受けると「お!以前提案を受けた○○さんの会社か!」となることもままある。以前の担当者がどのような方だったとしても、基本的にはフラットに話を聞くようにしている。
そんな中でよくあるのが…
以前の提案ややりとりを確認せずに電話をかけてきている。というよりも以前のやりとりがデータとして残されていない会社があまりにも多すぎる。。
過去に自社に営業してくれた会社から再度営業がかかってきたときには必ず「ちなみに過去にお話をお伺いしたことがあるのですが、その当時のやりとりは確認されていますか?」と聞くようにしている。付き合う価値のある会社かどうかの最初の線引き。
この質問をすると、
「失礼いたしました。そのような履歴が会社に残っていなくて…」
「やりとりは把握していたのですが、詳しく目を通せていなくて…」
「御社の○○様と3年ほど前にやりとりしておりまして」
95%はこのような返答が返ってくる。
マーケティングをなりわいにしているにも関わらず、履歴≒データをぞんざいに扱い会社とは付き合いたくないな。というのが個人的な見解。これだけで判断できるとは思わないし、きっと電話の件数がKPIに設定されていて、そんなのを確認する余裕がないことも容易に想像がつく。
ただ…それがデータをぞんざいに扱っていい理由にはならないと思う。AIやら機械学習やら出てきているけど、結局は元になる生データが蓄積されることで、精度が上がっていく。数をこなして成果を積んでいく会社よりも泥臭く精度を突き詰めてくれる会社と私はパートナーとして付き合っていきたい。
私も人間なので、私のことはもちろん、会社のことをきちんと覚えてくれている。記録してくれているというのは、信頼感とともに感情面でも気持ちがいい。多くの会社ができていないからこそ、当たり前のことを徹底している会社は信頼できる。
さいごに
ほんとはもう少し書こうとおもったけど、ひとまずここまで。
初回訪問時の提案資料でこういうところ見てるよーとか
提案もらって検討している最中はこんなことしてるよーとか
契約するまでのこういうポイントを実はみえるよーとか
社内マーケターが感じてることを気が向いたら書いていこうかなと。
少しでも面白い。もう少し読んでみたいと感じたら励みになるので、ぜひ「スキ」をくだいさい!では。
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