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データに基づくデザイン改善

デザイン改善におけるデータの役割やどのように活用していく必要があるのかをお話ししていければと思います。

必要なデータ分析

プロダクトを改善するには、定性・定量のデータをもとに現状を正しく分析する必要がありますよね。これって実は、デザインも同様のことが言えるんです。

データ分析って言葉だけだと専門的な知識が必要な印象が持たれがちですけど、自分に関連する領域の数値を見ておくだけでも、デザインにおける判断材料になります。

つまり、自分の領域の数値を把握しておくだけで、納得感を持ってデザインを進めることができるので、やらない場合と比較した際にデザインの質が変わってきます。

データを活用すること

プロダクト改善の中で、当然データを活用しようとしますが、失敗されているお客さんが結構います。多いのが以下のケースです。

1、そもそもデータをしっかり見ていない
2、データを解釈が間違っている
3、データの取得・分析が目的になっている

データを見てないことは、論外だと思いますが、部分的に数値を見る(例えば、xxxのアクセスが増えた、減ったなど)にとどまっている場合も正直見てないのと一緒だと私は思います。

私の記事では、何回も触れていますが、根拠のない施策を実施しても根本的な改善に絶対に繋がりません。言い切れます。

また、せっかく取得できているデータの解釈を間違ってしまうと、かえって別の問題に発展しかねないので、要注意です。

そして、データの取得や分析が目的になっているケースも意外に多いです。そもそも何のためにデータを活用しているのかを改めて考え、本当に正しくデータを活用できているか確認すべきです。

改善の順番とデータの価値

改善を進めていくには、まず課題を見つけていきましょう。そこで早速データの価値が生かさせれます。

そして、改善施策を検討するフェーズで、デザイナーの知見が発揮されます。しかし、注意したいのが、データは課題発見に効果を発揮しますが、改善策を見つけることはできません。

なので、課題発見や原因となる仮説を検討するフェーズを飛ばしてしまうと効果的な改善策が生まれにくいです。しっかり仮説を検討・検証することが改善策の確実性を高めることを忘れないでください。

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