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#写真
「写真の創作」って何?(9)・・京都グラフィを観て
KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭(2022年5月)で感じたこと。
軽井沢で企画している写真祭の参考になればと思い、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭にゴールデンウィークに言って来ました。
ここでは、報道写真の展示もありますが、アート系の写真が主となる写真際で、京都の美術館や古い町屋を会場にして、さまざまな工夫を凝らした展示で、写真をとても素敵に観せてくれました。
写真展をこんなに
超一流写真家の無料トークショーにご招待@軽井沢フォトフェスト開幕
軽井沢フォトフェストがいよいよ開幕
以前よりご紹介していた軽井沢フォトフェストがいよいよ開幕します(2023年4月1日から5月 14日まで)。Karuizawa Foto Fest (KFF)は、2022年1月1日~2023年2月7日の間に軽井沢で撮影された応募写真の中から選ばれた写真を野外展示するものです。総監督は軽井沢在住の国際的写真家の野辺地ジョージ氏です。展示場所は、矢ヶ崎公園、
「写真の創作」って何? (8)…写真のあちら側とこちら側・・・ダメ写真で創作に挑戦
エピソード
とあるアマチュア写真家さんにお会いした。Aさんということにしておこう。自分の写真がありきたりのもので面白くないと嘆いている。
どれどれ、どういう写真? と見せてみらう。
私:「いい写真じゃない」
Aさん:「当たりまえの、誰が撮っても同じような写真ですよ」
(Webに掲載されているAさんの仲間の写真を見せてくれる)
・・・構図とかはよくできているが、確かに、誰でも撮るようなお決まりの写
「写真の創作」って何?(4)・・主観的創作性と客観的創作性
前回の記事で、こんなこと書いてみました。
絵画との比較で言うと、写真は単に被写体を写し取って(これを撮ると言ってますが)、情報として他に伝える媒体である場合が多いですね。デジタル化により、フィルム時代ではプリントされた物として扱われていた写真が、デジタルデータとしてコンピューターの情報処理の対象となった昨今、その意味合いはさらに強調されたように思われます。ありふれた情報は、すぐに忘れ去られ大衆の
「写真の創作」って何?(2)・・写真の創作性を分析してみる
写真から撮影者がわかりますか?
カメラ機能の発達により、誰でも一定以上の品質の写真を撮れるようになってきた。それに伴い、同じような写真が溢れ、個々人のオリジナリティを発揮するのが難しい時代となっている。SNSに投稿されている写真を見ても、この写真は○○さんのだ、と特定するのはかなり難しい。
個性を発揮して、他人と違うような写真は撮れないものか、と常々思うところです。
そこで、写真における創作性を
「写真の創作」って何?(1) ・・写真の創作性を著作権法から考える
素朴な疑問
写真を撮っているとき、ふと思うのが、写真は著作物だと言われるが、撮影するにあたって、自分は何を創作したのだろうか?・・と。単に目の前に広がる風景をカメラというコピー機でコピーしただけではないのだろうか?。
かつて Facebookで、こんな投稿をしたことがある。「自然が織りなす美しい景色に出会い、それをカメラで写し撮ったとき思う素朴な疑問・・・写真は著作物とは言うけれど・・自分は何か
「写真が上手い」ってどういうこと?
はじめに・・写真が上手いというときの意味写真が上手くなりたいなあ、なんて漠然と思う時があるが、そもそも「写真が上手い」ってということはどういうことなのか、色々と考えてみた。写真を撮るという行為をよくよく観察してみると、どうやら、写真は3つの階層から成り立っていている。
1)撮影技術の問題・・テクノロジーの問題 ・・ここで「技術」とは、一定の目的を達成するための具体的手段で、客観性、反復継続性、再