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8、オプタス星人「Bull & Gate 2231」

『Bull&Gate 2231』( 2231年の暑い夏ロンドンにて)


「この若者やあのテクノバンドの奴らは秘密組織に必ずつながっているはずだ…」 
と金色の端末機をもう一度操作した。
 
「奴はそんなに遠くへ行っていないはず・・・
タイムバックアプリにGPSを連動させれば特定の場所を追跡できるかな」とつぶやいた。
 
 そして、その部屋を出て英国式中庭を歩き、薔薇のアーチを抜けて裏門へ急いだ。
厚いブリックの壁は、城壁のようで、人一人が通れる幅があった。
中庭の向こうには薔薇園が見えて、黄色い蝶が飛び回っていた。

そして、その向こうに《Atom Heart Mother(原子心母)》
と書かれた電子イルミネーション看板があり、そこに人影が見えた。
 
 とっさに電子リボルバーをホルダーから抜き、手にとって進んでいった。
遠くの方で非常サイレンがなっていた。
 
 電子イルミネーション看板脇のドアを蹴破り中に入った。
中は一瞬暗かったが、階段上の部屋から灯りがもれていた。
かけのぼり部屋に入った。
 そこに銀色のタイトなスーツをきた金髪の青年と
ミドリ肌のオプタス星人が大きな銃をもって待っていた。
金髪の青年は、その金髪の後頭部に大きなケーブルにつなぎながらこっちを見ていた。
 
 最新型のヒューマノイドだ!
 
 その脇にいるオプタス星人は、ミドリの肌から吹き出ていた血で
これまたミドリの服を深紅に染めて、苦しそうだが、銃をボクに向けていた。
首から大きいチューブが頭の上につながっていて、本当に蟻のようだった。 
 
「おいおい、なんだい」

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続きは

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