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9、Come on Baby, It's too late

半開きになっているドアをあけようと押すと、中から大きな爆発音がした。
白い煙があたり一面を覆い、ボクは簡易ガスマスクを頭にとりつけて中に入った。
 煙の中を進んで行くと、化学実験器具がおいてあるラボラトリーであることがわかった。
スーパーコンピュータなみのどでかい前時代的機械群の脇に違う部屋へのドアをみつけた。
 電子リボルバーが、生命反応をしめした。
銃を構えながらおそるおそる中に入る。
 
「なんだこりゃ・・・」
 そこには、何百体という男女のミドリ肌をした人間がたくさんのカプセルの中で漂っていた。
普通の西洋人もいれば、黒い肌の女性もいる。
その肌はまだ完全に緑色ではなく黄緑がかっていて、
出荷される前の青い野菜のようだった。
しかし、みなオプタス星人のように蟻の触覚が生えかかってきていた。
 
「なんてこったい、バグどころじゃないぜ」
 
 ここでは栄養生殖によって人間をオプタス星人化させ、増殖させていく実験室のようだった。
大勢の人が、オプタス星人が太陽系から去っていく時に、ボランティアとしていなくなった。
そのボランティアの人たちのいく末は、オプタス星人化だったのか?
 
 ふいに自分の身体が宙に浮いたのを感じた。
さっきのミドリ肌がボクの首を締め付けてきたのだ。
ボクはもがきながら、腰に着いている電磁波スーツのスイッチを押した。 
自分も軽い刺激を受けながら、首を解放されたボクはブーツの下のナイフを取り出した。
 
「ナンテ・ヤバン・ナンテヤツ…オマエらナンか…」

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続きは

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