のらねこ、コーデを楽して作りたい
昔の人は言いました。
コーデはTPOに合わせよ、と。
だとしたらなおのこと、謎が残るのです。
選んだ服がTPOに合ってるかどうかなんて、誰が判断してくれるの?
自分じゃ分からないのに?
って。
コーディネートはこうでねぇと、なんて正しい判断を、どうやってやればいいんでしょうね?
皆さん、こんにちは。
もしくは初めての方、興味を持ってくれてありがとうございます。
僕は目標管理Webサービス Project Sylphius の開発・運営をしています、TOMCAT HEART の中島です。
がんばってるのに成果が出ない。生まれてこの方ずっと失敗続き。人生一度コケたら全部アウト。
そんなふうに思っている人達に足りないもの。
それは “目標管理” です。
目標管理スキルを覚えれば、何でも丸っと上手くいく。
この のらねこに何ができる? では、そんな胡散臭さ全開の、夢のような話が本当なのだと証明すべく、僕自身が自分で計画をたてて自分で実践してきた様々なことを、誰にでも同じようにできるよう順序だてて、かつ面白くお読みいただけるようにがんばって執筆しております。
現在の連載 “のらコーディネーターは何を着る?” では、オシャレな人になっていくために必要なステップを連載中です。
、、、、あ、ちなみに今の若い子、TPOって言葉は知らないかもね。
知ってる人の方が多いとは思うけど念のため。
Time Place Occation の略で、日本語だと “時と場合” って意味デス。
1. コーデの基本は “全部そろえる”
自分のコーデを自分で設計するとき、知識がない人なんかだと、オシャレなイメージのある有名人とか思い浮かべて、その人が着てそうな服を選ぶ人も多いかもしれませんね。
まぁ、ぶっちゃけその方法でもいいんですけど、それだと微妙な場合に結局悩んじゃったりします。
なので今回は、もっと悩まなくていい、スパッと決まる方法を紹介します。
それは、全ての要素をそろえることです。
この方法なら、基準とするアイテムを1つ決めたら、全部それに合わせりゃいいことになるので凄く楽だよ。
1. 用途をそろえる
服とは、そもそも販売時点で用途が決まっているものです。
たとえばスーツ。
これは明確に “仕事着” であり、仕事以外の場面で使うことはまずありません。
使ってもいいけど、普通の人は仕事以外でスーツは着ません。
スーツ以外にも、特定の状況でしか着ない服って結構ありますよね。
でもさ? ただね?
よくよく考えたら、そもそも用途の決まってない服なんてある?
つまり、どんな場所にでも着ていける万能の服ってことよ。
ないでしょ? そんなの。
比較的色んなところに着ていける服ならあるかもだけど、どんな場所でも着れる服はない。
ありえない。
「そんなことはない、俺はいつでも同じ服だ!」って豪語したい人はいそうだけど、そういう人でも葬式にこんなの ↓ 着ていかんでしょ?
だって、用途が合わないからね。
こういう服は、街中に1人遊びしに行くときなんかに使います。
普段着というのは、“日常生活用” という用途で販売されているわけであって、それは用途を限定されていないわけじゃないんです。
つまりそういうことです。
本質的に、服というのは用途が予め決まっているのであって、だからこそ用途の異なる服を混ぜてはいけないんです。
いけないってゆーか、普通は用途の違う服が混ざるの自然に避けるよね。
誰も見てないし誰からも怒られないって分かってても、ルームウェアと外行きの服を混ぜて着る人はいないでしょ?
だからこれは微妙な場合も同じです。
服を選ぶときも、「この服はこういう場所で着るのに向いてそうだな」とイメージして、そのイメージが同じになる服を買いそろえるといいわけです。
かぁちゃんに買ってもらった服しか着ない人のコーデがチグハグになるのも、そういうこと。
かぁちゃん、そんなに深く考えて買ってないんだから、適当に選んだ服同士の用途が合わないことも結構あるんです。
2. パーソナルカラーをそろえる
パーソナルカラーの回で、世の中の服は “明るい寒色系” “暗い寒色系” “明るい暖色系” “暗い暖色系” の4種類に分類できる、という話をしました。
それぞれ “ブルべ夏” “ブルべ冬” “イエベ春” “イエベ秋” という名前がついてますよね。
パーソナルカラーは、この4つの中から自分で勝手に決めればいい、って話でした。
仮にプロのコーディネーターに診断してもらう場合でも、その診断を信頼するかどうかを決めるのは自分だしね。
なのでパーソナルカラーは結局自分で決めるしかないわけです。
で、たとえば自分はブルべ夏にする、って決めたとします。
そしたら買う服を全部ブルべ夏で統一せんといかんとです。
例外は白・黒・灰色のようなモノトーンカラーの服。
白・黒・灰は、コーデ界隈では通称万能色と呼ばれていて、パーソナルカラーを問わず自由に使うことができます。
なので、パーソナルカラーがブルべ夏の人は、ブルべ夏か万能色か、どっちかの服から選べるわけ。
3. 明るさをそろえる
ただし万能色の服を選ぶときは注意点があって、明るさの合わない服同士を組み合わせちゃダメなんです。
たとえば “黒い服” でも、その黒さの程度は様々です。
ほら。
色の名前としてはどれも “黒” でも、その濃さは服によって違いますよね。
それともいます? 上記の画像が全部同じ色に見える人。
いないでしょ。
世の中の多くの服は、カタログに黒と書いてあっても、その濃さがモノによりけりです。
そのうえで、コーデを組み立てる際は明るい服には明るい黒しか合わせちゃダメなんです。
なんでって、統一感のないチグハグな組み合わせに見えちゃうから。
これは白や灰色も同じです。
4. 鮮やかさをそろえる
仮にパーソナルカラーが全部ブルべ夏でそろっていて、色の濃さも問題なかったとして。
それでも、オッサンが着るようなチノパンに、キンキラなラメ入りジャケットは合わせないでしょう。
そんなカッコ、近所の小学生に「ギンギラギンにさりげなく~♪」とか歌われちゃいます。
(いや、最近の小学生は近藤真彦を知らないか、、、)
なぜなら、地味な色の服は本質的に、鮮やかな色の服とは合わないからです。
コーデの基本はそろえることなわけですから、なので鮮やかさもそろえる必要があります。
世の中の服は、同じ色でもだいたいざっくり “落ち着いた色” “無難な色” “鮮やかな色” に分けられます。
なので、これを全部のそろえるわけです。
これは万能色(白・黒・灰)の服でも同じ。
万能色だからこの世のありとあらゆる服に合うかというとそうではなく、鮮やかな透明感・キラキラ感のある白いシャツは、落ち着いた色のズボンとは合いません。
5. デザインの方向性をそろえる
同じ用途、同じパーソナルカラー、同じ明るさ鮮やかさでそろっていたとしても、デザインの方向性が全く違う服同士はやっぱり合いません。
たとえば、普段着用の落ち着いた青いズボンがあったとして、そのズボンが不良好みの中二病デザインだったとします。
だとすると、同じく青系の落ち着いた色のキティちゃんのシャツは合うでしょうか。
またキティちゃんのシャツとでは、全く同系統色のスポーツウェアも、やっぱり合わないでしょう。
キティちゃんの服を着るなら全身キティちゃんで固めろ、とまでは言いませんが、せめてデザインの方向性は合わせてあげないといけないわけです。
“可愛い系” “カッコいい系” “賢そうな系” “強そうな系” みたいなざっくりした感じでいいので。
無難な無地の服ならともかく、インパクトの強いデザインであればあるほど、他とのバランスが取れてないと不釣り合いな印象になります。
6. テクスチャーをそろえる
あまり自分で服を買わない人が、ほぼ全く意識できてないのがコレ。
テクスチャー。
服の表面素材・質感のことです。
言葉も知らなかったし、気にしたこともないという人も多いでしょう。
ですがこれも合わせないと、アンバランスな印象になってしまいます。
テクスチャーという言葉自体は知らない人でも、人の服を見るときは無意識にそこを気にしているものです。
ゴツゴツした岩のような模様のデニムパンツをはいている人が、上半身にはキラキラさらさらのおろしたてのワイシャツを着ていたら、なんか上下で違うなって印象くらいは受けるでしょう。
なので、別に気にしなきゃいいと思うならそれでもいい程度ではあるんですが、周囲の人達にオシャレな印象を与えることはできなくなります。
2. 全部完全にそろえると無難でハズレない感じになる
用途・パーソナルカラー・明るさ・鮮やかさ・デザイン・テクスチャー の6つの要素を全て同じにそろえれば、オシャレはもう完璧でしょうか。
残念ながら、完璧オシャレな印象にはなりません。
もし全てが完全にそろっていればオシャレなら、全身青ジャージルックがオシャレ最上級ってことになってしまいます。
実際には、6要素を全部完璧にそろえると無難でハズレのない感じになるんです。
その代わり周囲の人達から悪い印象を受けることはなくなり、当たり前の格好をしているだけのような印象になるので、とにかく悪印象を避けたいという人は、全ての要素を完全のそろえるのがいいでしょう。
少なくとも好印象を受けるようにはなります。
ですがだとすると、頭1つ突き抜けたオーラのあるオシャレをしたいときはどうしたらいいのでしょうか。
そんなときに大事なのが “アクセント” です。
考えてみたら、アクセントがない = 印象が薄い って当たり前ですよね。
オシャレのアクセントってどうやって決めるんでしょう。
次回は、そのへんのことを研究していけたらと思っています。
ではまた。
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ここまでお読みいただきありがとうございました。
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