見出し画像

のらねこ、自分のパーソナルカラーが分からない

オシャレをする際に便利だと、もっぱら巷で噂の ≪パーソナルカラー≫。
でもここだけの話、正直ピンと来ないし、使い方もよく分からないと思いません?
あなたはブルべです なんて診断された日にゃ、「俺の肌は断じて肌色であって、青なんて人間の色じゃねぇ」なんて、怒りすら覚えます。

はてさて、パーソナルカラーっていったいなんでしょうねぇ?

皆さんこんにちは。
もしくは初めて見つけてくださった方、記事を見てくれてありがとうございます。
僕は目標管理Webサービス Project Sylphius の開発・運営をしています、TOMCAT HEART の中島です。

本当は毎日ハッピーに暮らしたいのに、どうしたらいいか分からなくて右往左往する日々。努力は報われると信じて10年20年がんばったのに全然報われない。そんな人達に足りないものは、ただ唯一 “目標管理” です。
今までずっとがんばってきた人が目標管理を覚えれば、何でもかんでもいっぺんに、まるっとぜ~んぶ巧くいくようになるんです。それがウソのようなホントの話だと証明するために、この のらねこに何ができる? は連載されています。
僕自身が計画をたてて自分で実践してきた様々なことを、なるべく面白くお読みいただけるよう執筆しています。

現在は “のらコーディネーターは何を着る?” と題し、周りの人達にオシャレな人だと思われるために必要なステップを研究しています。

全体の執筆計画はこちら:
1. 良い印象とは何か、を理解する
2. 自分のパーソナルカラーを知る(今回)
3. オシャレには何と何が必要かを理解する
4. コーデとは何か、を理解する
5. コーディネートの設計の仕方
6. アクセントをつけることの重要性
7. オシャレな人と認識されるまでにすべきこと

過去のバックナンバーはこちら

1. パーソナルカラーとは何か

たまにですけど、パーソナルカラーを人間の肌の色を分類するものと勘違いしている人がいます。
やおら腕まくりして毛の処理された筋肉を見せつけつつ、「私のパーソナルカラーは何ですか!?」とか言い出す人。
多分ですけど、「パーソナルカラーっていうくらいだから、パーソナルなカラーなんだろうなぁ。ほわわわ~ん」って発想なんでしょう。
いや、、、もうマジ、、、えーと、、、うん。
まぁいいや。(匙投げ)

専門的にはMTFチャートっていうんですけど、このパーソナルカラーというのはですね、人間を分類するためのものではありません。
どんな色の服が似合うかを考えるためのフレームワークです。

人間じゃなくて服を分類したものと考えれば分かりやすいでしょうか。

世の中のあらゆる服という服は、“明るい寒色系” “暗い寒色系” “明るい暖色系” “暗い暖色系” の4種類に分類されます。
それぞれ、以下のような名前がついています。

  • 明るい寒色系 ⇒ ブルべ夏

  • 暗い寒色系 ⇒ ブルべ冬

  • 明るい暖色系 ⇒ イエベ春

  • 暗い暖色系 ⇒ イエベ秋

ファッションとかアパレルとかにあまり興味がない人には、ちょっと意外かもしれませんが、世の中の服は基本的にこの4種類しかないんです。

従って全ての人類は、この4つのうちどれが似合うかに分類することができるし、洋服屋さん自体もこの4種類に分類できる。
んで、この4つの系統のうち、自分はどれが似合うのかいな、と考えるのがパーソナルカラーなわけです。

ちなみに、プロのコーディネーターに診断をお願いすると、単に「イエベ秋です」じゃなく、「あなたは ダークシャイニングイエベ秋 です」みたいに長い名前がついてくることがあります。
これは、同じイエベ秋でも細かな分類に分けられるので、診断士さん本人の判断で独自の言葉を足しているのです。

ただ、ダークシャイニングイエベ秋 の人はダークシャイニングな服しか着れないかっつーと(そんなん超かわいそうじゃん!?)、そういうことじゃありません。
イエベ秋はイエベ秋に違いはありません。
同じイエベ秋同士ならそんなに大きな差はないので、理解できそうなら気にする、理解できないなら気にしないくらいの認識で構いません。

2. パーソナルカラーには2種類ある

言葉自体は知っていて、プロに診断してもらおうと検討している人であっても、パーソナルカラーそのものが2種類あることを知っている人は少ないかもしれません。
その2種類というのは、

  • 周囲の人達から見て、何色が似合うように見えるか

  • 自分としては、どんな色の服を好むか

の2つです。

プロのパーソナルカラー診断なんかを受けたりすると “あなたは イエベ秋 です” とか書いた診断書がもらえるわけなんですけど、これは正確には、あなたにはこういう系統の服が似合うように見えますという診断です。
で、その診断書を見て「そっか、僕はイエベ秋なんだ!」と気づくことで、多くの人はそういう服を着始めるわけです。
ここでは、周囲の人から見た色を客観色、自分好みの色を主観色と仮に呼ぶことにしましょう。

ただ、パーソナルカラーにこの2種類があるってことは、必然的に客観色と主観色が全然違う人もいるわけですよね。
「本当は僕、もっと明るいカッコいい色を着たいんだけどな、、、」って思いながら、イエベ秋だと診断されてしぶしぶ赤い服を着てる人。

もちろん、イエベ秋と診断された結果その色が好きになって、だからその色の服を好んで買うんだっってことならいいんですけど、でも通常多くの人はそうはならないはずです。
実を言うとパーソナルカラー診断は、自分の好みとかけ離れた結果になることが多いんです。
コンピューターを使わず、プロのコーディネーターがちゃんと人間目線で正確に診断してくれるケースほど、そういう傾向は強くなります。

なぜなら、人間は今の自分にないものを理想とする生き物だからです。

なおかつ、もともとオシャレに興味がなかった人ほど、理想とかけ離れている理由の部分がオシャレじゃないと周りの人に思われてるからだったりして、そうなってくるともう我慢してしぶしぶ嫌いな服を着れば着るほど、ますますオシャレなイメージから遠ざかっていく悪循環にハマってしまいます。

ですからオシャレをするうえで本当に大事なのは、プロの診断書をそのまま信じることではなく、

  • 自分が着たい服を好きに着るためには

  • 周囲からの印象をどう変えていくか

ってことなわけです。
だって、誰だって自分が着たい服を着たいに決まってるでしょ?

ときどき、プロのパーソナルカラー診断に対して「高い料金払ってんだから完璧に言い当てろよ」という態度で臨む人がいます。
複数の診断士の結果が違うと怒り出したり、あるいは何も考えずにそのまま妄信しちゃう系統の人。
こういう人は、、、まぁ、自分の本当の色にたどり着くまでに10年とかかかっちゃうんでしょうね。

パーソナルカラー診断は、基本的には客観色しか見てくれません
あなたが本当に着たい主観色は、当たり前だけど他人が決めることではないからです。
その診断結果をそのまま信じるか、あるいは参考程度に留めるかは、自分で判断しなきゃいけないのです。

何も考えたくないから診断をするというのなら、もういっそオシャレなんて諦めた方が早いじゃん。。。
そういうこと。

3. “似合う”とは“見慣れている”ということ

自分が着たい服を好きに着ることが重要なのだという話をすると、「でも似合ってなきゃ意味ないし、それって自分じゃ分からないじゃん!」と思う人はいるでしょう。
そういう人は言うまでもなく、似合うかどうかが自分で判断できない性格ですよね。
そんなん、分かるんだったら最初から困っとらんわ、って話で。

ですが、そういうふうに考える人にとっては残念なことですが、似合うかどうかはあらかじめ知ることができることが分かっています。
なぜなら、そもそも似合うとは、「見慣れた組み合わせだと感じる」ってことだからです。

人間は、何かとっても複雑な科学計算とかをして似合うかどうかを合理的・客観的に判別しているわけではなく、単純に見慣れた組み合わせかどうかだけで似合うかどうかを判別していることが分かっています。

普段から野暮ったい服ばかり着ている人や、または今まで学生だった人が、急にエレガントなビジネススーツなんかをビシッとキメると、めっちゃ服に着られてる感ありますよね。
あれもなんで着られてるように感じるのかっていうと、単純に見慣れない組み合わせだからです。

それが証拠に、いつも似たような服ばかり着ている人が、「おまえ、何年たってもずっと着られてる感あるな」なんて言われたことはないはずです。
仮にいたとしても服の方向性がコロコロ変わる人だけのはず。

相手が見慣れれば、着られてる感は必然的になくなるんです。

ですので、もしあなたがあまり人目を気にしないのであれば、着たい服を無理やり着てしまえばいいんです。
方向性を1年か2年くらいずっと固定し続ければ、不思議なもんで「おまえそういう服似合うよな」っていつの間にか言われるようになります。

僕も最初のうちはブルべ冬の服を無理やり着てて、「中二臭い」とか家族によく言われてました。
でも不思議なもので、時間がたつとだんだん言われなくなってくるんです。
呆れられて諦めたわけじゃなく、中二臭いと言ってたことを家族がだんだん忘れていって、最後は「こういうの似合いそう」って、かつて自分が中二臭いと言ってた系統の服を薦めてきたりします。

まぁ、最初のうちは「変だよ」って絶対言われるし、それはしょうがないですけどね。

4. 方向性を少しずつ変えるのも手

で、人目が気になって気になって仕方ないし、「変だよ」って1回でも言われたら自殺考えちゃうような人は、だとすると自分が好きな服なんて一生買えないのでしょうか。
もちろんそんなことはなくて、自分が着たい服と現時点で似合う服の中間の服を選べばいいんです。

たとえば下図の  がパーソナルカラー診断結果で、でも本当は の色の服を着たいんだったとします。

で、現時点で の位置(かなり地味~~で無個性なイエベ秋)にいる人が、いきなり の位置(涼やか爽やかなブルべ夏)の服を着たら、そりゃあイメージのギャップありすぎでしょう。
心ない友達がいる人は、場合によってはプッとか吹き出されちゃうかもしれません。

で、そうなるのが嫌なときは、

  1. かなり無個性感の強いブルべ冬

  2. 地味なブルべ夏

  3. 少し地味めのブルべ夏

  4. ちょっと爽やか系のブルべ夏

と、徐々に理想の自分に近づけていくんです。

賭けてもいいです。
ここまでやれば絶対誰にも気づかれません。

もちろん、そんなことしたらお金や時間はベラボーにかかりますけどね。

5. 服は高い物を大量に買わなくていい

てなわけで、自分好みのパーソナルカラーが決まったら、さっそく新しい服を買いに行きましょう!!

でも、いざ服を買いに行こうとすると、1回のお買い物で何万円・何十万円とかかっちゃうイメージ持ってる人もいるかもしれません。
「オシャレな人がウィンドウショッピングしてるところを想像しろ」と言われると、荷物持ちに大量の紙袋を持たせてる女性を想像する人。
そうでなくても、オシャレに何かとお金がかかるイメージを持つ人は多いでしょう。

ですが、服を大量買いしたり高級ブランドばかり買ったりするのは、アニメやドラマの世界ではわがままな女性の描写です。
それはオシャレな人を表す描写ではないし、大量買いやブランド買いの描写はオシャレとは関係ないんです。

今回、パーソナルカラーを使えば、どんな服を買えばいいか決められることが分かりました。
欲しい服の色が決まってるんだったら、その色の服をピンポイントで買えばいいわけで、なにも大量に買って着て捨ててを繰り返す必要なんて全くありません。
そんなことするのはお金の使い方が下手な人だけです。

だとすると、自分が欲しいピンポイントの服なんてどうやって探せばいいんでしょうか。
そうそう都合よく自分の好きなものが見つかるものなんでしょうか。

てなわけで、それを次回のテーマにしたいと思います。
何と何を、どんなふうに探せばいいのかってことを、研究していければと。

ではまた。

[広告]
ここまでお読みいただきありがとうございました。
僕が開発・運営している 目標管理アプリ Project Sylphius は、目標設定・アイデア出しのお手伝い・ジャーナリング・自己分析機能などなど、あなたの挑戦・あなたの仕事が楽しく続くWebサービスです!
無料・無期限でプロジェクト2つ作れます。

ぜひ1度お試しください!

TOMCAT HEART / 目標管理アプリ Project Sylphius

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?