【今日のキーワード】「車輪の再発明」
どうも、高尾トンビです!
「今日のキーワード」は、僕がインプットした「キーワード」を紹介する企画です。
車輪の再発明
「車輪の再発明」というフレーズを聞いたことがありますか?
「車輪」という既に素晴らしいものがあるにも関わらず、あえて同じようなことを一から作ろうとするということです。
僕がこの言葉を「ホリエモン」こと堀江貴文さんの『多動力』という書籍を読んで知りました。
「車輪の再発明」という、プログラマーの世界でよく使われるキーワードがある。要は、すでに車輪という便利なツールが存在するのに、一から自力で車輪を開発するほど時間と労力の無駄はないということを表した言葉だ。
堀江貴文:著『多動力』より引用抜粋
わざわざ、「既にある車輪」を頑張って発明するよりもそれを活用して、別のものを生み出した方が良い。
誰かが考え抜いて生み出したアウトプットは、素晴らしいものであれば、それはどんどん活用して、別のアウトプットを生み出すべきです。
実際に体験したこと
プロフィールにも書いていますが、僕は大学で「アントレプレナーシップ教育」というものを教えています。
ざっくりいうと、連続して成功する起業家(シリアルアントレプレナー)に共通する視点や思考、行動特性などをスキル(アントレプレナーシップ)として体系化して、後天的に(後から学んで)習得できるようにする学問です。
職業柄、「起業・創業したい人」や「起業・創業に興味がある人」から「ビジネスプランの相談を受けることが多いです。
そこで、「車輪の再発明」をしようとしている人に遭遇します。
要するに、「サービスが既に世の中にあって、売れているもの」と同じようなサービスを生み出そうとしているのです。
もちろん、「既に特定のサービスがあるというだけで、似たようなサービスを出してはいけない!」と言いたいのではありません。
ライバルに打ち勝ってトップシェアを取るという場合もあるでしょう。
そもそも負けている
でも「既にあるサービスと比べて明らかに見劣りする」ようなアイデアやプランであることことが多いのです。
そっちが大きな問題なのです!
既にあるプロダクト(サービスや商品)よりものをわざわざ苦労して開発する必要はありません。
そのプロダクトの廉価版を出すという戦略も確かにありますが、「ある程度の品質」がないとそれも無理です。
その先を考えよう
ライバルがいるからといって「そのビジネスはやめなさい」という話ではありません。
むしろ、「ライバルの先を考える」ことが重要です。
ライバルを分析して、ライバルができていないことや足りないことについて考えてみると、その次にやるべきことが見えてきます。
そもそもなぜ、車輪を発明しようと思ったのか?
プロダクトというのは、あくまで「何かを解決するため」の手段です。
車輪も「それ自体」を作ることが目的ではなく、「移動するためにもっとも効率的な形」を模索した結果、生み出されたパーツです。
「そもそも何がしたいのか?」というところに立ち返って、プロダクト開発を考え直すべきです。
そうすると、「本来取り組むべきこと」が見えてくるはずです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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