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新興国・米国外編 ベトナム チャート

こんばんは、とまとです。今日はベトナムを見ていきます。

過去の通貨と株指数の整理はこちら。

ベトナムはこちら。為替はドル高で負けていましたが、他に比べると小動き。株式市場は、リストの中の上位となるぐらいの下落率で11月はリバウンドを開始したところです。すなわち、今年下がってリバウンドを狙える銘柄ではないかということで取り上げます。

ETF VNM

組入銘柄は、食品、不動産、一般消費財などである。

VNM月足

大局的にはレンジ相場で、2020年のコロナ後はずっと上昇相場続けて、2022年になって下落していって、コロナの底の一歩手前まできたイメージである。

VNM週足

先程のべたコロナ後の上昇と2022年の下落を示した図である。8月に一時的なリバウンドをするも20週移動平均線にはねかえされ、下落し、直近少しリバウンドしている状況である。

VNM日足

直近、ここ数日リバウンドし、50日移動平均線に到達している。他の国では10月半ばから11月にリバウンドしていることを考えると、かなり遅いリバウンドとなっている。今年後半は動き出すと単調な動きを結構しているようにも見える。明日、50日移動平均線を超えられるかがポイントか?

株指数VNINDEX

VNINDEX月足

VNINDEXは波を打ちながらも右肩上がりで上がってきている。今回の下値も上値の斜めの線に対するコロナの下値の先のレンジにもみえる。そうなると、ロングスパンでは指数が新高値をこれから取りに行くことも妄想できるかもしれない。

VNINDEX週足

コロナ後の右肩上がりのチャートと2020年は9月に大きく下値をとり、だいたいコロナ前の水準まで調整して反発しているチャートである。

VNINDEX日足

直近50日移動平均線まで戻していて、そこを抜けると次は200日移動平均線まで何もない状況であり、結構戻すかもしれない。11月もこの指数は調整しているところが、他の国ではない特徴である。

為替USDVND

USDVND月足

普段は各国通貨vsUSDのチャートだが、ベトナムはVNDUSDのチャートをうまくかけないため、逆側で示す。上へいくほどドル高、下へ行くほどベトナム・ドン高となる。月足でみると緩やかにドル高であるが、結構横横の時期も多く、急に大きく動くようにみえる。

USDVND週足

基本2022年5月ぐらいまで多少のアップダウンがあるものの大きくは動いていなかったが、9月頃からかなりドル高にふれている。最近はまた横横になっている。

USDVND日足

日足でみると、この期間はドル安が進んでいる。特に9月10月のドル安は大きい。一方で、10月半ばからここまでずっと横横相場になっており、株式市場の反発がそのままVNMに反映されている印象である。

考察

7-9月期の実質国内総生産(GDP)成長率は+13.67%とかなりあります。一方で、インフレもCPIが2022年10月に4.3%と高い値になっています。インフレがある分為替はドルに対して弱かった。その為替の影響と株指数の影響をかけあわせてVNMのチャートになっている思います。

直近為替が横横になっているので、それはVNMの追い風かもしれません。株指数の強さがVNMに反映されてきます。米国や他の国と違って、まだまだリバウンドを十分に行っている水準ではないため、上にまだいくようだったらば、値幅がとれる可能性があります。また長期チャートでも、米国の状況が落ち着いてくれば、十分高値を狙っていける経済成長率があるように思います。

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