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【Be Colorful !】越境学習の聖地・浜松『ハマエツ』キックオフ・イベント参加レポート


こんにちは、まさ@アップデートする情シスです。今回は久しぶりのイベントレポートをお送りします。


# はじめに

6月19日(水)、静岡県浜松市のコミュニティスペース「FUSE」で、「浜松越境学習推進協議会(ハマエツ)」設立イベントが開催されました。

会場は浜松市のコミュニティスペース「FUSE」

# 越境学習とは?

「越境学習」とは、ビジネスパーソンが所属する組織の枠を越えて学ぶことを指します。これにより、イノベーションを生む知識の探索や、自身の価値観を再確認する内省が期待されます。

浜松越境学習推進協議会 Webサイトより


具体的には、所属する組織を「ホーム」、学ぶ場所を「アウェイ」と呼びます。アウェイでは、組織では得られない知識や驚き、喜びを体験します。このホームとアウェイを行き来することで、個人は自律的に成長できます。

越境学習のイメージ

# 浜松越境学習推進協議会(ハマエツ)


「ハマエツ」は、越境学習の普及を目指す組織です。「問題地図シリーズ」や「新時代を生き抜く 越境思考」の著者であり組織変革の第一人者、沢渡あまねさんが代表を努めるあまねキャリア株式会社や、浜松市を拠点に人材育成サービスを展開する株式会社NOKIOOを含む6社がグループメンバーとして参加しています。顧問には、越境学習の専門家である法政大学の石山恒貴教授が就任しています。

様々な団体やコミュニティが共創

# イベントレポート


イベントには、コミュニティメンバーや賛同する企業・自治体、個人など約80名が全国から集まり、越境学習への高い関心が伺えました。

熱気あふれる会場


イベントの冒頭で浜松市長がスピーチを行い、浜松が越境学習の聖地である理由を歴史的背景とともに語られました。

何故、浜松が越境学習の聖地なのか?

浜松は東海道の真ん中

浜松は文化の結節点

浜松は製造業が多くよそ者に寛容な風土

多様性に富んだ人材を育むには最適

越境学習の聖地に!

浜松市長のスピーチ

## トークセッション1

次に、トークセッションが行われ、沢渡あまねさんと石山教授が「カラフルな組織」をテーマに越境学習の重要性を説きました。

セッションの冒頭で沢渡あまねさんが、こう問いかけます。

「あなたの組織(地域)はカラフルですか?」

「カラフルな組織」とは、価値観、性別、国籍、働き方が異なる人々が互いに尊重し合いながら成長する組織を指します。

越境学習によって、こうした多様な組織が形成され、アップデートされていくのです。

「カラフル」と言う言葉、細かい解釈は人それぞれ違いますが、見える景色やイメージは合ってる、みたいなファジーな感じが個人的に好きです。

みなさんも、自分なりに「カラフルな組織」をイメージして言語化してみてください

法政大学 石山教授(左)と沢渡あまねさんのセッション

## トークセッション2


続くセッションでは、プロティアン・キャリア協会の有山徹さんとともに、個人の自律的キャリア開発の重要性が議論されました。

有山さんは、自律型キャリア形成が、企業の枠を超えて個人が主体的にキャリアを築く力を育むと主張します。

特に「企業が個人を選ぶ時代から、キャリア自律した個人が企業を選ぶ関係性に変わる」と言う言葉は、深く印象に残りました。

自律型キャリアの形成には越境が必要と言うことは言うまでもありません。

これからは、サラリーマンも特定の企業に依存しない「自律型越境サラリーマン」なる選択肢が増えることを期待したいし、自分もそんな働きかたを目指したいですね!


プロティアン・キャリア協会 有山代表理事(左)と沢渡あまねさんのセッション

## トークセッション3


最後に、NOKIOO代表の小川さんからは、越境学習が地域社会の課題解決にも寄与するとのメッセージがありました。

浜松の企業が中心となり、他の地域もこの取り組みをモデルにできることが強調されました。

NOKIOO 代表取締役 小川さん

# グループワーク


このイベントでは、参加者自身が主役となるグループワークも用意されていました。これにより、参加者は互いに交流し、新たな視点や知見を得ることができました。^_^

初めて会う参加者同士の自己紹介から始まり、越境学習の経験とやりたいことをフリップに書いて発表しました。

越境学習のイベントだけに、「参加者も話を聞くだけでは帰さないぞ!」という主催者側の強いメッセージを感じたのでした。

流石に越境慣れした方が多かったですね!

グループワークの様子
ハマエツ メンバーのみなさまで記念撮影

# 情シスこそ越境しよう


情シス部門において、従来の価値観や手法に縛られないためには、越境学習が有効でしょう。

社外のコミュニティや勉強会への参加を通じて、デジタル技術以外のスキル習得やマインドの熟成が促されるはずです。

今まさに情シスは、経営からDXやデジタルを活用した組織変革の推進を期待されています。

今までの情シスは、IT技術の習得が重視されていましたが、これからはIT技術以外のコミニケーションスキルや変革マインドの熟成と言ったスキルの習得も求められる時代になりました。

それには「越境学習」を取り入れることが必然なのは、もうお分かりですよね!

浜松と言えは、さわやか!

# 越境学習からの学び


沢渡あまねさんと石山教授のトークセッションでは、カラフルな組織にアップデートするためには越境学習を取り入れるのが効果的だ、というお話がありました。

カラフルな組織…素敵な言葉ですね!

社内用語だけで話や仕事が成り立つ居心地が良い環境(ホーム)だけでなく、敢えて異質性がある外部環境(アウェイ)に飛び出す「越境学習」を活用して、人も組織もアップデートしましょう!

最後に私が実践している越境学習を紹介します

①組織変革スキル、ファシリテーションスキル

組織変革Lab

あまねキャリアさんが展開しているオンラインワークショップ


②地域課題の解消やビジネス開発スキル

あいしずHR

愛知県と静岡県で地域企業が連携して新しいコトを起こすワークショップ


③コミュニティ運営スキル

CMC_Meetup

コミュニティ運営のノウハウを共有するコミュニティに参加してます


④DXマネジメントスキル

NPO CIO Lounge

正会員としてDX人材育成マネジメントに関して事業会社の相談対応や支援をやっています


⑤ダム際ワーキング

私の越境学習のデビュー戦がこのダム際ワーキングツアーでした!



越境学習について詳しく知りたい方は、この2冊の書籍を読んで下さい!

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