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日本一速い!?CMC_Central 2024超速報 後編

こんにちは、まさ@アップデートする情シスです。

6月29日に開催されたコミュニティ・マーケティングのイベント「CMC_Central」の後編をお届けします。

前編はこちらから


CMC_Centralとは?

全国のコミュニティマーケティング実践者が集まり、人・知見・ノウハウをたくさん発信するイベントです。

2016年から全国で開催されてきた「CMC_Meetup」で発信されてきたコンテンツや運営者・参加者が一堂に会す、コミュニティーマーケティングの全国大会のようなイベントです。


セッション3
コミュニティリーダー視点で語るコミュニティのDo/Don’t


このセッションでは、ユーザ企業のコミュニティーリーダー2人が、実体験に基づいた「コミュニティーでやるべきこと、やってはいけないこと」を紹介しました。

既にコミュニティーを運営している人だけでなく、これからコミュニティーを立ち上げようとする人にとっても、貴重な場でした。

登壇者
エンジャパンの高橋さん

高橋さんは、kintoneの大企業向けユーザー・コミュニティーのリーダーをされていた方です。現在はその活動の幅を広げ、各所で講演活動やDX人材育成サービスなどを展開されています。

高橋さんとは初の生対面でした!


北海道放送の三浦さん
北海道放送でAWSやstripesなでを使い倒してるうちにコミュニティリーダーになった方です。

三浦さん


コミュニティリーダーの悩み①
【参加者を増やしたい】

(三浦さん)
人数が少なくても気にしない!来てくれた人の満足度を上げることが大切。ひとりひとりの対話の機会を!

(高橋さん)
オンラインの場合は、新規参加者の紹介コーナーや敢えて感想を振るなどの機会を作ることを意識した。

→この意見には激しく同意します。コミュニティーとなると、ついつい人を沢山集めようと思ってしまいますが、関心軸の薄い人をたくさん集めても意味がない。

それよりも参加者に対して継続的な参加を促す雰囲気づくりやより深い対話をすることが大事だと感じました。

逆に熱量高すぎて困る場合もあると言うお話しも(笑)
→あるあるです。熱量のコントロールも大事だと。ウン。


コミュニティリーダーの悩み②

【登壇してくれる方を増やしたい】

(三浦さん)
身近な失敗談、主題から少しズレた話題から入ることを許容するうちに自然に増えていく。

(高橋さん)
勧誘はしつこく、何回も!
発表時間は短く、資料も簡潔に!
初登壇者には感謝とリスペクトを!

私が主催している社内勉強会でも同じことが起こります。みんななかなか話してくれません。

ます、何でも話して良いと言う雰囲気や心理的安全性が確保された場であることが前提になりますね。

さらに若手が人の前て話す機会が少ない組織では、無理矢理にでも登壇させないといけないのは私も何度も経験しているので、焦らず、時には強引に引っ張り出します。

コミュニティリーダーの悩み③
運営者が固定化されてしまう

(三浦さん)
参加→登壇→運営のステップアップを踏む

(高橋さん)
自分がやりたいか&楽しいかが重要でやりたければやれば良い。しかし期限は決めて引き継いでいくことも大切。

まとめスライド



★自分の悩みも聞いて欲しくなった!

JTCの社内コミュニティや勉強会では、業務時間内にやるか、時間外にやるか悩むところですね。

【勉強会】の体で立ち上げると時間内の実施が自然です。しかし、フォロワーの発掘やコミュニティの熱量を高めるタイミングでは時間外での活動め取り入れたい気持ちがあります。

どちらが良い? ホント悩みますわ。


セッション4
全国イベント主催者が語る!コミュニティイベント運営術

このセッションは、全国イベントの運営ならではの準備、企画に関する主催者の苦労や工夫を共有しました。

登壇者

JBUG広島コミュニティマネージャー 井上さん
JAWS-UGコミュニティマネージャー 山口さん
JAWS-UG/kintone cafe コミュニティマネージャー 金春さん
kintone cafe浜松コミュニティマネージャー 鈴木さん(すうこさん)

全国をまたにかけるコミュニティ・マネージャー達

①運営する上で工夫、意識していることは?

▶︎通常イベントと全国イベントは参加者の期待感が違うので暖気運転を(準備段階を見せる)
▶︎登壇でパートナー企業が自社製品の宣伝はしないようなルールと周知に気を配っている

②開催形式の使い分けは?

▶︎オンライン-視聴者。人数集めて認知度上げる目的
▶︎オフライン-参加者。オンラインの人の熱量を上げる目的

やはりオフラインは懇親会が大事みたいです!


③異なるコミュニティ運営者同士の交流は?

▶︎イベント日程が被らない調整をする
▶︎イベント協賛の企画が生まれた
▶︎他地域のコミュニティに参加し交流を深める
▶︎ガイドラインや進捗の共有も


セッション5
ビジネスも人生もグロースさせるコミュニティとの向き合い方


これは、CMC_Centralのラストに相応しい素晴らしいセッションでした。

ビジネスを拡大させる、顧客との関係性を深めると言うコミュニティの側面だけでなく、人の成長やキャリアを育むというコミュニティの側面に切り込んでいます。

データ分析Snowflakeのエバンジェリスト KTさん

①ビジネスをグロースさせるコミュニティ

まずは、ビジネスのゴールを達成するためのコミュニティの役割のお話から。

▶︎もはや機能での差別化は出来ない
▶︎ビジョンなき製品は淘汰される
▶︎ユースケースや世界観を共有する
▶︎エバンジェリストはユーザーが自分の言葉で言語化出来るようにしてあげる人

コミュニティ・マーケティングの基本ですね。
私もITベンダー側の人だった時代に、営業セミナーで製品の機能や実績などを強調していましたが、B2Bのプロダクトでも、製品の世界観やユーザー体験、他ユーザの声を重要視する時代になったことを感じました。

”DATA Saber”という
Tableauコミュニティ内の学習プログラムを立ち上げ


②「コミュニティ越境」とキャリアの関係


次はコミュニティーを通じた。個人の成長の話
越境という言葉がバンバン出てきました。

コミュニティは、社内では得られない経験を学べる越境体験の場である」

まさにこの言葉の通りだと思います。

KTさんは、Tableauを活用したデータ分析と可視化のための技術を育成する90日間のプログラム”DATA Saber”を立ち上げた中で、技術だけでなく、情熱を継承することで参加者のキャリア形成に繋がったのではないか、とお話しされています。

マジで越境大事

不確実性の時代こそ、変化に強い生き方をするために「多脚化」しなければいけない

多脚化のためには、
コミュニティに参加するなどの越境が必要

また、複数のコミュニティに参加することで
習熟度と関心度の越境」ができる

まさに今、自分が社外に飛び出し、複数のコミュニティに参加することで、多脚化していることを実感しています。

この感覚が当たり前になるよう、こういった情報発信を通じて社内外に広めていきたいと思います。

多脚化しましょう

エンディング&写真撮影

イベントの締めくくりは、運営チームが壇上に上がり、総監督の藤井まゆさんが挨拶をされました。

エンディング

率直な感想を言いますと、東京のイベントに負けてない、いやそれ以上の濃い内容でした。

単にネームバリューのある人を呼ぶだけでなく、イベントの参加者のニーズや期待時に沿うような細かなプログラム設計がなされていたと思います。

参加した人は、全員このイベントを通じて、何らかの「対話と気付きと学び」得たはずです。

さらに運営面でもとてもスムーズで、来場者に対する細かな気配りが満載のイベントでした。

最後に…

CMC_Central運営メンバー凄い!
お疲れ様でした!

運営メンバーのみなさん!

CMC_Central

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