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[コント]Oh, my 〇o〇!

 先日、ホモ・サピエンスはウソがつけたので、ネアンデルタール人など、他の人類を征服出来たと。そういう世界史観があると書いた。

 書いたときには、さもありなんと思っていた。

 ところが、不思議なもので、口に出すと考えは変わる。

 だいたいその学者は、世界権力の本丸にいる。
 そういう立場にあって、大衆に真実を語る必要などない!

 必要があるとすれば、宣伝であり、誘導だ。

 そんなことをつらつらと思っていたら、おもしろい世界史観が聞こえてきた。

 サピエンスが他の人類に勝ったのは、オオカミを飼い慣らしたからだという。つまり、サピエンスだけがイヌと共存し、そのことで勝者になれた!
 サピエンスは尻尾のないサルというより、犬と仲良くなったサルだったのである!

 イヌと共存することがどれだけスゴイことか?

 狩りで大きな獲物を倒しても、勝利の余韻に浸っているヒマはない。他の猛獣や猛禽類がたちまちたかってくるからだ。すると、獲物を残して立ち去らねばならない。人間はあわれな弱者だった。
 ところが、犬を連れていると、犬が守ってくれる。少なくとも時間を稼いでくれる。十分間でその場を立ち去らねばならないのと、半時間の時間が確保出来るのとでは全然違う。その場で食べきれない肉を持ち帰る暇(いとま)が出来る!

 さらにさらに、狩りに協力してくれるとか、放牧では牧童に代わってくれるという、想像もしていなかった働きをしてくれるようになった。犬あっての放牧だったのである!

 以上の説は、まだ机上の仮説であり、考古学等での考証は行われていない。しかし、ウソで天下を取ったという歴史観より、よほどうれしくなる歴史観ではないか。

 そもそも二本足で立ち上がって歩くようになったのも、犬を連れて行動するようになったからではないか? マジそう思えてきた。犬を連れていれば、茂みに隠れてこそこそ移動する必要はない。犬が敵をいち早く発見してくれる。人間は、犬の輪の中心にいて目立っていればいいのだ。

 ははあ、やはり、真実を隠そうとする「ウソつき団」が暗躍しているな。
「犬猿の仲」などという諺も、サピエンスの真実のルーツを隠すものだったのだ。我らが今日あるのは、犬と仲が良かったからである!

 通説などと云うのは、もしかしたら、逆さまの話ばかりかも知れない。

 やってみようか? 神を逆さまにすればどうなる?

 そんなこと恐ろしくて出来ない?

 文字だ、文字! G・o・d を並び替えれば?

Oh, my 〇o〇!


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