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[幻聴ラヂヲ]コクサイとセカイ
今回は「コクサイ」と「セカイ」の話だった。同じようなものだと思っていたが、ビミョーに違うらしい。
たとえば、「コクレン」は「コクサイ」機関である。構成メンバーは自由意志で加盟した「コッカ」であり、合意によって物事を決める。多数派から圧力をかけられることはあっても命令される筋合いはない。
ところが、今「セカイ」機関なるものが作られようとしているそうだ。正確には、「コクレン」の下部機関としてすでに存在しているのだが、目下、急ピッチで「セカイ」機関に変貌しつつあるらしい。「セカイ」機関に変貌すると、加盟国に命令が出来るようになるのだとか。
もちろん、内容は一見、妥当なものだろう。しかし、捕鯨にしろ石炭の使用にしろ、国によって立場が違う。概ね、西洋文明とそれ以外、先進国と途上国では利害が対立する。
捕鯨や石炭の場合は、まだ目に見えるものだが、これが目に見えないものについての規制となれば、話はさらに難しくなる。今、進行しているのはまさにその分野だそうだ。
そしてより深刻な問題は、この重大な変更について、「コクミン」が蚊帳の外に置かれていることだ。いずれの「コッカ」においても「コッカイ」の承認が必要なので、その手続きは行われるが、マスコミが報じなければ、知らぬ間に決まっていた、ということになる。
決定されればどうなるか?
「セカイ」機関の判断によって、○○ダウンや○○の義務化が行われる。「セイフ」は「セカイ」機関の判断を根拠に責任追及をかわすことができる。じゃあ、「コクミン」は「セカイ」機関に抗議が出来るのか? まあ、メールくらいは送れるだろうが、ほとんど無力だ。
いったい何のために「コッカ」は、「セカイ」機関の支配下に入るような真似をするのか?
そうなると「コッカ」の主権は、「コクミン」から「セカイ」機関に移ることになるのではないか?
とまあ、本日の「幻聴ラヂヲ」は、そんな話だった。
話の終わりには、「星のため」「セカイのため」というキャッチフレーズには気をつけろ! というアドバイスまで付け加えられていた。まったく大きなお世話である。
もちろん、そんな大それたことが地球で起こっているとは思えないので、きっとヨソの星の話だろう。地球人はそこまでお人好しではないと思う。
まあ、オレのようなバカも多少はいるが……。
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