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テーマパークに隠された誰かの日常|私の止まらない日常 #7

月に1度更新する「わたしの止まらない日常」。
編集部メンバーが、かけがえのない日常だなと感じたことを書き綴る企画です。
みなさんにも「わかる~!」と共感してもらえることがあれば嬉しいな、なんて思っています。

冬より夏が好き、暑いより寒い方が耐えられない、基本アウトドアなのにこの季節限定でインドアになっちゃう系女子、編集部メンバー高井です。

今回は、そんな寒がりの私がテーマパークにて感じた「止まらない日常」をお届けします。世はクリスマスといったもので、12月になる前、何ならハロウィンが終わるとどこもかしこもクリスマスムード一色になりますよね。

12月の厳しい寒さを迎えずとも、クリスマスが感じられるのは個人的に嬉しいことです。昨年は気づいたら過ぎてしまっていたクリスマスを堪能するべく、東と西、それぞれの某テーマパークに11月下旬、一気に行ってきました。


西のテーマパーク

西のテーマパーク。最近色々なアニメやキャラクターとコラボしていてすごく人気ですよね。

私の入園日もかれこれ一週間以上前から、入園パスの購入は締め切られ、当日もとんでもない人で溢れかえっていました。

そんな多くの人の中、パーク内をフラフラ歩いていると、キャストさんに、「お姉さん!今、目が合いましたよね!その記念に、こちらプレゼントさせてください」と、声をかけられました。

驚く私に、クリスマス仕様の可愛いカードを手渡してくれました。大混雑のパーク内、いちゲストとして入園していただけの私たちに声をかけてくださったことが純粋に嬉しくて。

この日は、疲弊しながらも長蛇の列に並び、結構な数のアトラクションにも乗ったのですが、どの瞬間よりも心があったかくなった時間でした。


東のテーマパーク

何度訪れてもまた行きたくなる、そんな不思議な力のある東のテーマパーク。それほど熱烈なファンではない私も、年に数回は訪問しています。

何度も訪れているからこそ、今回はクリスマス仕様のパークを楽しめるよう、アトラクションは控えめ、終始ゆっくり過ごす入園日でした。

その中でもショーは初めて観たというのもあり、大変感動しました。
メインで見えるのは、有名なキャラクターやプリンセス。でも、私の印象に残っているのはステージの下で踊っていらっしゃったダンサーさんでした。

人気のあるキャラクターではない、そもそも名前もないかもしれない。それでも、お客さんの前に立つ一人のダンサーとして、私たちに想いを届けているようでした。

ショーのストーリーやクオリティ、世界観は本当に素晴らしく、感動して心が震え、涙が出たのですが、その一端を担ったのは、間違いなくあのダンサーさんだと今でも思っています。


二つのテーマパークから想うこと

テーマパークに来ると、夢や希望に包まれ、どこか魔法で創られた世界に入り込んでいるように錯覚することがありませんか?

少なくとも、小さい頃や学生時代、私はそんな世界に魅了されていました。
ただ、少し歳を重ねて、二つのテーマパークを訪れて思ったこと。それはその素敵な世界も誰かの日常であるということ。

今回深く感銘を受けたのは、その彼らにとっては日常であるはずなのに、まるではじめてのような感動を私たちに与えてくれることです。

私たちが得ている特別な“非日常”は、彼らによって作られているのではないでしょうか?そして同じように、私たちの何気ない日常も、誰かの日常、もしくは非日常を作っているのかもしれませんね。

今年のクリスマスは平日。
誰にとっても特別な一日になりますように。


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