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幹部社員を一気に失った経験と、のちに再会した時かけられた言葉

こんにちは!
2022年もあと2ヵ月と思うと、本当にあっという間ですね。
冒頭の藤間秋男のグルメ紹介ですが(今日から勝手にシリーズ化することにします)
” おにやんま ”という うどん屋さんがそれはもう美味しいんですよ!
立ち食いうどんなんですがね、美味しすぎて女性社員もプラっと1人で行くそうです。
ここのとり天は特に絶品です。ジューシーでふわふわ!
優しい関西風の出汁かな?うどんのコシもちょうど良いんですよ。
東京には日本橋や新橋、五反田など複数店舗あるので是非行ってみてください。

さて、今回は私の著書『社員を喜ばせる経営』(現代書林)より、
今いる社員が辞めずに育つ、人材育成の成功法則をお届けいたします。
シリーズものです。
ここからでもスムーズに読めますが、是非過去のものもお暇なときにご覧ください。
書籍から引用しつつ、当時を振り返りながらお話します。


“重要な幹部社員が皆辞めた。”

私の恐怖経営のせいで、辞めたのはナンバー2の副所長を含め4人でした。

いずれも退職する数ヶ月前に辞職願を出し、事業年度が終わるまで自分たちの仕事を全うした上で退職していきました。
(全うしてもらうのは)ありがたい話なんですけど、
40名ぐらいのときに幹部が副所長・部長・次長・課長が一斉に辞めたのは、辛かったですね。業績も悪くなっちゃった。

私に対する不満も特に訴えることでなく、極めて冷徹な重要な4人の幹部が私のもとから去っていったのです。

特に副所長は後継者になってもらおうと考えていた人間でした。
誰もがリスペクトする人格と、さまざまな部署での経験は、当社の後継者にふさわしい!と腹の中で思っていましたから。

のちにTOMAのOB会で久々に会って話をしたことがありました。
彼はこのように言ってました。

「私は会計事務所に飽き飽きしてたんです。
他の会社の税務会計を見るより、自分自身が経営に関わってみたかった。
経営者になりたかった。
藤間さんが経営を一緒にやっていこうと言ってくれていたら、
・・・どうなっていたでしょうね。


私は両目を固く閉じて下を向いてしまいました。
彼の望むつもりで私もいたのですから。

ただ、その時点では彼に税務会計の仕事を何社分か任していたっていうのもあり、(後継者になってほしいと)伝えることを止めていたんです。

その時にもっと彼と腹を割って、「将来の後継者になってほしい」と言っていれば、また違った展開になったのかなと思います。
私はその時にとても反省しましたね。

幹部社員と腹を割って話すということ。

これができてなかったなと感じました。

やがて社長を任せようと考えていた極めて重要な社員に対してさえ、
自分の気持ちを伝えることができてなかったのだと痛恨の思いを味わっていたので、彼にとって私は社員を労働力としか見ていない、そんなワンマン社長のところでは自分の能力を発揮できない、ステップアップをしたいと思っていても期待できないと、そう考えていたはずです。
副所長と一緒に辞めた部長も優秀な人間だったからこそ、当時の私の元を離れるしかなかったんだろうと、のちに思いました。(※書籍から抜粋・編集)

『社員を喜ばせる経営』現代書林

当時は社員が辞める理由がすぐにわからなくて、後で気付きました。

この後も業績も下がり続け、銀行の貸し剥がしもありで、散々でした。
銀行で土下座もしたんです(この話はまた今度します)。

そういう意味では本当に自業自得ですね。

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