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幹部社員退職、貸し剥がし…私を救った「経営理念」との出会い

こんにちは!
冒頭の藤間秋男のグルメ紹介です。
ジャポネというスパゲッティ屋さんが有楽町・銀座インズ3にあります。
カウンターだけなのですが、常に賑わってます。
とにかく量が凄いし安い!それでいて文句なしに美味しいんです。
これぞ昭和のB級グルメ。
私はお店の名前でもあるジャポネという、醤油味でシイタケやオニオンが入ったスパゲッティが大好きです!
量は普通>大盛>横綱と3段階ありますが、大盛でも想像を超えた量です。
私は普通の量で充分満足(見た目的に横綱いけそうと思われがちです)

さて、今回は私の著書『社員を喜ばせる経営』(現代書林)より、
今いる社員が辞めずに育つ、人材育成の成功法則をお届けいたします。
事務所を立ち上げて10年と少し経った私の経験談です。
書籍から引用しつつ、当時を振り返りながらお話します。


起死回生の足掛かりを求めて
 
幹部4人の突然の退職という思ってもみなかったことが起こり、
大きなショックを受けた同じ頃、銀行の貸し剝がしに遭いました。
(貸し剥がしとは、既に融資している資金を銀行が積極的に回収することをいいます)
バブル崩壊後の平成不況が長期にわたることを誰しも確信していた時代で、
約束の期限よりも早く回収し始めたのです。
新たな融資も断られ、資金繰りは困難を極めました。
重要な幹部がいなくなった会社を立て直すために、まず経営者として
自分の本当の姿に気づく、自分の大きさを知ることが必要
でした。
しかし、うかうかしていたら倒産してもおかしくないような状態に陥ったのです。
 
私は他の社員とともに銀行まわりを行い、応接室で土下座もしました。
が、こちらの事情などはお構いもなしに強引に融資金回収が行われました。
たまたま一緒に働いていた社員の1人が、理解ある銀行を見つけてくれて、
そちらで融資を受けることができました。
それがなければ倒産していたかもしれません。
暫く経って色々と順調になってきたら、その貸し剥がしをした銀行が、
またお付き合いいただけませんか、といってきました。
ね、銀行って凄いですよね。
銀行には常に礼儀をもって付き合っていくっていうことが必要かな。
私どもは毎年決算期が終わると、必ず経営計画と決算書を持って直接銀行に説明に行ってます。
 
そんな感じで事務所の顧客拡大と青年会議所での大成功で意気揚々としていた私は、いきなり往復ビンタを受けたかのように、人生最大のピンチに囲まれたんです。
 
倒産の憂き目をしのいだ私は、目が覚めました。猛勉強してもう一段上の経営者に私自身が変わらないといけない、ということを強く思いました。
地獄の特訓のような、厳しいセミナー合宿にも参加したこともありました。
しかし自分の何がいけなかったのかわかっておらず、真っ暗なトンネルの中で、手探りで右往左往するだけでした。
そうした中で、私の心に決定的に響いた言葉がありました。
それは日本創造教育研究所(日創研)による経営セミナーにおいて、松下幸之助一番弟子とも言われる元松下電送株式会社社長木野親之先生から伺ったものでした。
経営の神様・松下幸之助は、こう言ったというのです。
 
経営理念を確立し、社員に浸透させて、社員が喜んで働ける環境をつくり、社員を信じて任せることができれば、企業は必ず成功する、というものでした。
 
私は「会社経営のおおもとには経営者自身の揺るぎない理念があり、
それを全ての社員が共有して、会社として実現していく
」という考え方に強く感じるものがありました。
しかも、それができれば成功は間違いないと経営の神様が言っているのです。
私はこの言葉に出会って、経営者として生まれ変わって会社を立て直し、祖父の夢を実現するという道筋に初めて光を見出しました。
 
経営理念の確立を浸透について、学んだ当初はまだよく分からなかったんですが、
最終的に社員が理念の通りに動いて考えるようになるってことなんです。
常に社長がいるわけじゃないから、
何かあったら経営理念に戻ることができるし、
どういう判断をしなきゃいけないかってことが徹底できる。

TOMAの200名体制の伸びがそこに出ているのかなと思います。
是非、皆さんの会社も経営理念の確立の浸透をしていただきたいなと思います。

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