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ゲイの友達に恋人ができた


付き合いの長いゲイの友達に恋人ができた。
友人とはもう5.6年の付き合いになる。
友人は僕と同い年で仕事も頑張り屋さん
少しメンタルが不安定な日もあるけど割といい奴だ。

ただ友人は性欲お化けなのでよく「発展場」と呼ばれる場所にも出入りしている。

※「発展場」とはゲイ同士の出会いの場であり性欲解消の場である。

そんな友人に彼氏ができたと報告を受けた時はおめでとう!というよりかは「彼氏さん大丈夫?」というのが第一の反応だった。

さっきも言った通り友人は「性欲お化け」なのである。
しかも付き合った相手は旅先で知り合った人なので遠距離は確定。
僕も遠距離恋愛はしたことがあるが、月一回会えていればいい方なので性欲の処理をするのはなかなか難しい。

性欲の強い友人がそんなの耐えれるのだろうがと友達目線で不安になった。

その問題は杞憂に終わった。

なぜなら友人はパートナーさんのことがとても好きみたいだからだ。
話をしていればわかる。

僕と話している時も8割はパートナーの話をしている。
パートナーは「バカ」だとか「話が伝わらない」とか散々いうくせになんやかんやと続いている。

「どこが好きなの?」と僕が聞くと「バカなところ」と友人が答える。
完璧な惚気である。

上手くいっているようならよかった。

「バカなところ」とは捉え方にもよるが欠点になりうる部分でもある。

好きはいいところを愛せる
愛は嫌いなところも愛せる

だから「バカなところを愛せるっていうのは愛だね」という話を友人にした時、友人はめっちゃ照れていた。

否定せんのかい!

友人は終始ウキウキである。

友人がパートナーの人と付き合って3ヶ月以上経つがいまだにパートナーさんの話をずっとしてくる。
僕にしか付き合ったことを言ってないのもあるからなんだろうけど。

初めはパートナーさんに押されて嫌々付き合ったみたいなことを言っていたのにすごい変わりようである。
特に夢を追いかけて東京に上京してきた友人がパートナーの住む関西の仕事を探しているの話をされた時は衝撃を受けた。

人間って変わるもんなんやな、そう感じた。
でも僕も恋人を追いかけて東京まで来たので何も言えない(笑)

友人に幸あれ!

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