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マイルで行く楽しい旅(2)ー豪雪鳥取編ー

2023年1月下旬
貯まったマイルを使って鳥取に旅行に行った。スナバコーヒーでお茶をしばき、鳥取砂丘でラクダをみるつもりが、雪に埋もれ、滑り、転んで雪原(鳥取砂丘)に立った2泊3日間の楽しい旅の話。その2日目。

和歌山のアパホテル

大阪(伊丹空港)に降り立ったのに和歌山に泊まった。なぜって?そこにアパホテルがあるからだ。朝起きると、雪が舞っていた。予報では大阪付近は降らないはずだったけど、これも最強寒波のなせる業か。
朝食を食べるため、ホテルの最上階に行く。アパホテルの朝食会場はたいてい1階レストランなのだが、和歌山のアパホテルは最上階だ。和歌山のアパホテルは(おそらく)昔は別のホテルだったのではないだろうか。雪が舞う空を眺めながら朝食を食べられるアパホテルである(iPhoneを部屋に置き忘れて写真はない)。
そして、南海・特急サザンで大阪・なんばに戻る。

えっ!?鳥取に行けない?

南海・特急サザンの中で鳥取行きの電車を調べる。「特急は全て運休」えっ!?いや、ちょ待てよ、朝1番から旅程崩壊。どうするか、全力でググると大阪方面から鳥取に電車で行くには、山陰本線の上郡駅から智頭急行線に乗り換えるらしい、智頭急行線のホームページを見ると「10時30分ごろに普通電車は運転再開」との告知。しょうがないので上郡駅まで行って普通列車で向かうため、大阪駅から神戸線に乗り換える。神戸線の中で智頭急行線のホームページを再確認していると運転再開は途中駅までの折り返し運転で鳥取方面には運行していないことが発覚!!えっ!?いや、ちょ待てよ、また旅程崩壊。
さて、どうするか?めちゃめちゃ雪降ってるけど高速バスで行けるか?高速バスのホームページは「通常運行」の表示。まじ?本当?電車はまだ三宮駅の手前だったので、三宮駅に降りてバスターミナルへ行き「鳥取行きのバス運行していますか?」と尋ねると「運行していますが、途中で引き返すかもしれない」との回答。他に選択肢がないので乗車券を購入し、三宮バスターミナルを10:50定刻に出発。

最後の頼みの綱、高速バス乗車券

降り続ける雪

山陽自動車道から鳥取自動車道に分岐するとあっという間に積雪の度合いが増していく、鳥取県境に近づくと路面もだんだん雪に覆われていき不安が募る。東京住みの一般人から見たら、もう運転できないという路面状態だけどバスは着実に鳥取に向かう。

バスの車窓からの雪景色

着実に鳥取に近付く中、鳥取自動車道 福原PAバス停でバスが止まる。バス停に目をやると、ガードレール、バス停の出入り口もわからないぐらい雪が積もっている。えっ!?いや、ちょ待てよ、ここで降りる人いるの?と思っていると、後方の座席からお姉さまが歩いてきて運転手さんと一緒に降りて行った。運転手さんはバス停の出入り口に向かう通路を必死に探しているようだったが、おおよそ腰の高さまで積もった雪で歩くのは困難かと思われた。お姉さまはどうするのかなと見ていると、意を結したように雪の中に足を踏み入れ(おそらく)バス停の出入り口の方へ歩いて行った。お姉さまは無事にバス停の外にたどり着けたのだろうか・・・

そして、鳥取へ

雪で狭まった車道を通り抜けバスはなんとか鳥取駅に13:30過ぎ到着。空からはボッサボッサの雪が降っている。

大雪に見舞われる鳥取駅

ホテルのチェックインまで時間があるので早速、すなば珈琲へ行く。すなば珈琲は「鳥取にはスタバはないけど、日本一のスナバ(鳥取砂丘)がある」と県知事が発言したことで、地元企業がオープンした喫茶店。私としては勝手にスタバに似せている喫茶店というイメージだったけど、行ってみたら地元に愛される素敵な喫茶店だった。

すなば珈琲

そして、すなば珈琲開店の1年後にやってきた黒船。本物のスタバにも行ってみた。オープン時には約1000人が行列したという鳥取駅前店。窓からの雪景色は借景のようで素敵なスタバだった。

本物のスタバ

夜の雪道が怖すぎて駅前で飲む

せっかく、鳥取に来たので蟹とか、蟹とか、蟹とか食べたかったけど、あまりの積雪に恐れをなしておとなしく鳥取駅に入っている居酒屋で一杯飲んだ。

はたはた

2泊目はスーパーホテルである。鳥取に来たのになぜアパホテルに泊まらないのか?なぜか?アパホテルが休業中だからだ(おそらく新型コロナ療養のための貸出)。雪道よちよち歩きでスーパーホテルに辿り着き、2日目終了。

駅の目の前のスーパーホテルへの道のりも危険

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