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【金沢駅】世界で最も美しい駅14選にも選ばれた!伝統芸能をモチーフに作られた鼓門が印象的な駅

金沢駅のトレードマークと言っても過言ではないのが、2005年3月に完成した鼓門(つづみもん)。
この鼓門は、高さが13.7mもある2本の太い柱に支えられています。
伝統芸能である能楽・加賀宝生(かがほうしょう)※の鼓をイメージして作られているそうです!

なぜ、『能楽』と『』をイメージした門構えのデザインになったのかと言うと、実は、金沢は古くから能楽が溶け込み、多くの人々に愛されてきました。
その文化が現在でも受け継がれていて、石川県立能楽堂金沢能楽美術館という能楽専門の美術館もあります。

ちなみに金沢駅は、アメリカの旅行雑誌『トラベル・レジャー』にて2011年に世界で最も美しい駅14選に選ばれた駅でもあります。

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以前行った時は、6月で曇り(時々雨)で肌寒かったです。(上記の写真がその当時の写真です)
数年経ちますが、螺旋状に組み上げられた柱と緩やかなカーブを描く面格子の屋根を間近で見た時は、大きさ・構造の美しさに圧倒された事を今でも覚えています。
後から知ったのですが、金沢は雨が多い地域。
その為、鼓門の柱内部には送水管が通っており、雨が貯留槽に流れるようになっているそうです。

色々落ち着いたら、また行きたいです。

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※加賀宝生
徳川時代の能楽は、幕府および諸大名の式楽として栄えてきました。
加賀宝生の名称が文献に記されるようになったのは、宝生流15代宗家宝生友千(紫雪、文久3年金沢で没)が金沢に来てから以降で、また謡い方や所作の一部に加賀独自の特色があることは紫雪による流布の影響とも考えられています。
金沢の能楽は藩主を頂点とし、武家をはじめ、細工所の諸工人がシテ以外の三役を習得したという伝統に培われ、庶民間にも公布したものです。
正月の謡い初め、氷室会、建前、ヨメドリなどにも演ぜられました。
引用:加賀宝生より

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