多様性に身を置くことの価値
11月後半にストックホルムとヘルシンキに出張へ行ってきました。
ストックホルムでは山野陽子さん、ヘルシンキではNuppuのデザイナーのMaija Puoskari, Tuukka Tujula夫婦とミーティングでした。トップの写真は、マイヤのスタジオの足元にあった、健康器具です。
デザイナーとは、ブランドをどう育てるかの話は、定期的にしています。
ブランドを育てていくこともエネルギーが必要です。うちの会社はその過程に「楽しむ」という時間も含まれています。会社のビジネスバリューにも「一人一人が開発に関わっていることを意識する」という項目があるように、定期的にみんなとも共有しながら、アップデート/フィードバックしていくことの面白さも日々感じています。
山野さんともマイヤ・Tuukkaとも多様性に身を置くことの価値についての話もしました。話したことを思い返すと、一人ひとりが、『周りからもらっている多様性』と『周りに与えている多様性』が日常に溢れているという現実を受け入れることは、現代社会が目指している『平和』に近いと感じました。長女が隣の席の友達に食べたいと言われあげたお弁当の「たくあん」もきっと小さな事象の一つかと。(ウエーという顔をされたと笑って話してました)
今週、娘たちが通う学校の校長先生がコミュニケーションアプリで共有してくれたメッセージが心に残りました。世界中の子どもが同じように考えているのではと思います。これからの時代では「平和であることは何か」を最優先事項として、猛烈にプッシュできるように、親・大人として精進せねばと感じたことでもありました。
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<ディープルで翻訳>
子供の貴重な洞察力 - 未来のリーダー
今日、ある生徒が私に、世界がいかに問題を抱えているか、そして戦争を理解することがいかに難しいかについて話してくれた。生徒たちの結論は、過去のすべての戦争は物事を良くするどころか、悪くするだけだったということを学ぶべきだというものだった。実に洞察に富んだ意見だ。もし彼らが将来、決断を下せる人間になるのであれば、この考えを忘れず、別の解決策を見つけるための基礎として使うべきだというのが私の答えだった。
連帯性があり、踏ん張りが効く社会では、誰もが平等に機会を与えられる。しかしながら、昨今の急速に変化する世界では、不平等が拡大している。この不平等を悪化させているのは、政府、制度、市民がますます互いに距離を置いているように見えるからだ。我が校は多様性に富んだコミュニティの一員であり、日々、自分たちとは異なる人々とともに生きる方法を学び、他の人々に教えている。私たちの課題は、自分自身と他者の共通点を探し、差別やステレオタイプな見方を減らすことができるようになることです。
<原文>
The valuable insight of a child - a leader of the future
A child spoke to me today about how troubled the world is and how they found it difficult to understand war. Their conclusion was that we should learn that all wars in the past didn't make things better but only worse. An insightful observation indeed. My response was that if they would be a person in the future able to make decisions, they should remember this thought and use it as a basis to find alternative solutions.
In a connected and resilient society, everyone has equal opportunities. But in this rapidly changing world, we see more inequality. This inequality is exacerbated by the fact that government, institutions and citizens seem to be increasingly distant from each other. At this school we are part of a diverse community where every day we are learning and teaching others how to live with people that are different to ourselves. Our challenge is to look for common overlaps in ourselves and others and to be able to reduce discrimination and stereotypical views.
いろんな人と、いろんな対話を重ねると良いですね。楽しい時間と仕事に巡り会えますよう。Have a lovely week ahead!!
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