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いろんな「わたし」に出会う、”特別”なひととき


「銀座へおでかけプロジェクト」とは

こんにちは!東京おでかけプロジェクトです。

病児や障害児を育てる母親向けに、「自分を大切にする時間を持ってほしい」という想いからはじめた「銀座へおでかけプロジェクト~ママが”わたし”に戻る週末」。

今回は、いつもイベントを開催しているROSEGALLERY資生堂パーラーではなく、愛知県みよし市にあるキッズラバルカからご依頼をいただき、「出張銀座へおでかけプロジェクト」と題し、「MomHouse」をお借りして開催しました。

今回はそのレポートをお届けします。

「“○○ちゃんママ”や”パパ”ではなく、夫婦として楽しんでほしい」

ふだんの「銀座へおでかけプロジェクト」とは異なり、今回はご家族で参加いただく初の試みでしたが、この日の唯一のルールは

「ママさん」「お父さん」「〇〇ちゃんママ・パパ」と呼び合わないこと。

お名前で呼び合うこと。

とにかく自分にわがままに、自分本位に時間を過ごしてほしい。

イベントはノンアルコールカクテルの乾杯、東京おでかけプロジェクト代表の中嶋によるWelcome Talkからはじまりました。

食べられる食用のバラが浮かぶノンアルコールカクテルで乾杯

プロのメイクとカメラマンの力で魔法にかかっていく参加者たち

今回のイベントでは、廃棄される予定だった700本のバラたちを、ROSEGALLERYを運営するジャパン・フラワー・コーポレーション本社のある富山からお送りいただきました。

700本のバラが届き、会場は華やかに

色とりどりのバラに囲まれながら、プロのメイクアップアーティストやカメラマンの手によって表情まで変わっていく参加者の皆さん。

「お任せします」と緊張気味な参加者
その間、こどもはキッズラバルカのスタッフとこども時間を満喫

お子さんやきょうだい、お父さんもヘアメイクに挑戦しました。
はじめは緊張気味だった表情も、どんどんメイクの魔法にかかっていきます。

お母さんの表情を見せる「わたし」も、大切な「わたし」
チャレンジしてみたい髪型をオーダーするきょうだい
カメラマンの指示を受けながらポージングにも挑戦するきょうだい

そして、これまでお父さんや夫婦向けの企画もしてほしい!というご要望も多かったことから、今回は夫婦ショットが盛り上がったら…と40本の花束もご用意させていただきました。40本の花束は「真実の愛」を意味するそうですよ。

背中を向けてドキドキしながら待つ参加者
変身した「わたし」にお子さんもこの表情
プロポーズぶりと照れながら、サプライズで花束をプレゼント
家族ショットでは「ママ」や「パパ」の顔をのぞかせる参加者

新しい出逢いと交流を楽しむ

資生堂パーラーの代わりに今回準備したのは、久遠チョコレートCOCOFARM&WINERYなど、障害者の就労支援に熱心なオシャレでおいしいものばかり。

参加者からは「ストーリーあるものがテーブルに並んでいて嬉しかった」という一言も。

COCOFARM&WINERYは、JALのファーストクラスでも採用されている一流の品

また、東京おでかけプロジェクトでは「参加者のみなさんに負担や罪悪感なく、安心しておでかけしてほしい」という想いから、参加者がイベントに参加する間、自宅で待っている子ども達の遊び相手をしてくれる学生サポーターの派遣や、子どもの託児や「慣れないヒールで走ったら、靴擦れしちゃったからタクシーに乗っちゃった!」といった方のために、希望される方には上限3,000円ですが費用を支給しています。

今回は、キッズラバルカの助産師や看護師の皆さんが子どもたちの遊び相手をしてくれましたが、ふだんの活動でも「パパに頼らずヘルパーさんにお願いしたい」、「この日は気になっていた家事代行サービスを試してみて、晩御飯をお願いしちゃおうかな」、「遠方から新幹線に乗るからお言葉に甘えちゃおう!」など、銀座へ出てくるための負担は少しでも軽減してほしいと思っています。

笑い声が絶えなかったこどもスペースを担当するキッズラバルカの皆さん

そして「この魔法が解けそうになった時に読み返せるように、3ヵ月後の自分に向けて手紙を書いてほしい。」

そんな想いから、参加者にはご自愛レターを書いていただいたのですが、交流会では皆さんから色んな想いが溢れ出てきました。

「お母さんとしての役割りは嫌いじゃないし、子ども達のためなら何でもできる。たとえ、自分の時間がなくても特に苦にならないし子ども達との時間が好きだけど…でも、たまには1人の時間を作っておでかけしたりゆっくり過ごす時間があってもいいなと思いました」

「何事も一緒に励んでくれる夫にも1人になる息抜き時間を意識してつくろうと思いました。パパママが自分に戻れる時間をつくって、子ども達となるべく笑顔で過ごしたいな、と思います。」

また、ある参加者からは

家族で出かけることがなかった中での、あの時間は僕たちの背中を押してくれるような温かい力に感じました。最後に頂いた『自分を大切に。』という言葉はとても心に響きました。パパとしての参加で、妻の綺麗な姿、沢山の笑顔。娘と3人で撮る家族写真。改めて家族が隣にいることに幸せを感じました。また写真を飾ってこの日の事を思い出しながら当たり前じゃない日々に感謝して過ごしたいと思います。」

そんなお父さんの想いに触れることもできました。

はじめてプロのメイクに挑戦した高校生のお子さんを見つめる参加者

「花を愛でること」「自分を愛すること」

今回のイベントでは、キッズラバルカさんの多大なるご協力のもと、なかなか家族で写真を撮る機会のなかった方、あまりの大荷物と大人数に移動を諦めがちだった方に東京おでかけプロジェクトが出向く形で実現した、特別なひとときとなりました。


イベント後、ある参加者の方はすてきなメッセージを終了後くださいました。

「今日は、魔法にかけていただきとても光栄でした。自分が魔法にかけてもらったのはもちろん、娘たちも綺麗にしていただけたのがとても嬉しかったです。そして素敵なバラの花束と、素敵な娘たち。このまま帰宅するのはもったいない!と、両方の実家先に寄りました。すごく、すごく、喜ぶ祖父母の顔にも出会え、さらに幸せな気分となりました。

それに、私の母が私を見て「あら!すごくキレイ!」と言ってもらえて…私も娘に気持ちが戻っちゃって喜んじゃいました。

おめかしして、楽しみに参加してくれたきょうだい

「自分を大切にする」って、とっても大切で、とっても難しい。

お子さんのことはもちろん、忙しい毎日の中に少しでも「花を愛でる」「ご自愛する」、そんな自分のための時間やときめきを持ってもらえるきっかけに今回のイベントがなったなら、嬉しく思います。

人ってたぶん、何かがんばるには「リセットする時間」「ご褒美の時間」が必要です。

明日からまた家族とめいっぱい向き合うために。

「お花を買ってみようかな」と街の彩りに気づく余裕を持つために。

ご家族の日常に寄り添うキッズラバルカの皆さんと
「Mom House」はいつでも扉を大きく開けています

これからも、東京おでかけプロジェクトでは、「未来を変える、ひとときを」目指してイベントを続けていきます。

■「銀座へおでかけプロジェクト」紹介動画はこちら

さいごに

今後も継続的に活動を運営するため、東京おでかけプロジェクトでは、年間を通して寄付を募集しております。

活動には会場利用料や、医師/看護師/ヘルパーと いった専門的なケアにあたってくれるスタッフ、 物品などの費用が必要です。

ご寄付いただける方は、いずれかの方法でぜひお願い致します。

◆出張!東京おでかけプロジェクトの依頼による寄付
今回のイベントのようにおでかけイベントの企画や実施のご依頼も承っております。ご依頼はtokyo.odekake.project@gmail.comへお願いします。

◆ブックハウスカフェ設置の募金箱への寄付
今回の取り組みを継続的に続けていくために、ブックハウスカフェにもご協力いただき、募金箱をカフェカウンター横に設置させていただきました!
見かけた方は、ぜひご寄付ください。

◆東京おでかけプロジェクトチャリティーX'mas会への参加
2023年12月12日(火)18時~
夜のブックハウスカフェを貸切って、チャリティーX'mas会を行います。
ご興味のある方は、ぜひご参加の上、活動を応援下さい。
申込みはこちら

◆振込み口座
三井住友銀行 中野支店 普通4994025

◆クレジットカード決済・グッズ購入による寄付

◆「WeWard」アプリで歩いて寄付する
※紹介コード「YUM+-iygPQ」をぜひご利用ください


Special Thanks

銀座へおでかけプロジェクト SUPPOTERS

撮影:吉澤 健太
ヘアメイク:山本麻未
花:ROSE GALLERY GINZA 
会場:キッズラバルカ「Mom House」

ご寄付・ご協力いただいた皆様

■法人サポーター
WeWard

■個人サポーター
山口 正人/芳本 暁宏/林 由希菜/岡本 久子/岡田 大輔/城島 直純/河原風子

■マンスリーサポータ―
永島 崇子

■特別協力
関Family

■助成
日本財団「難病の子どもと家族を支えるプログラム」

(順不同・敬称略)


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