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『意味の境をこえる身体へ』のきろく

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『無意味なものを本気でつくること──「強制終了」の時代に』意味をこえる身体へ のきろく#5

『無意味なものを本気でつくること──「強制終了」の時代に』意味をこえる身体へ のきろく#5

こんにちは。ショットムービープログラムのプロデューサー、脚本などを担当している長谷川祐輔です。
今回は、前回の内容をふまえて、ショットムービープログラムの理念的なことを書きます。

▲ 前回の記事はこちら

共同制作の偶然性制作のプロセスにおいて生じた、具体的な問題から始めます。
ショットムービーのここまでの制作は、おもに(1)俳優同士のオンラインでの対話によるプロフィールの形成と、(2)対面で

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『ショットムービー制作ノート─8月から11月まで』意味をこえる身体へ のきろく#3

『ショットムービー制作ノート─8月から11月まで』意味をこえる身体へ のきろく#3

こんにちは。「ショットムービー」プログラムのプロデューサー、脚本などを担当している長谷川祐輔です。
普段わたしは大学院で哲学(フランス哲学、美学)を研究しています。

今回は、タイトルにも掲げた「ショットムービー」の制作プロセスを記録に残そうということで、わたしの視点から、2021年の8月から本格的に始まった制作フローと、そこで生じた様々な困難について2回に分けて書き留めていきます。今回はまず制作

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『「八月対談録」制作記録』意味をこえる身体へ のきろく#4

『「八月対談録」制作記録』意味をこえる身体へ のきろく#4

こんにちは。『意味をこえる身体へ』ショットムービープログラム代表の蔣雯(ジャン ウェン)です。
制作チーム全員が新型コロナウイルスの流行に負けずに努力したお陰で、このプログラムで制作している「ショットムービー」の第一弾として、『八月対談録』が公開されました。
この記事では、その制作プロセスと感想をみなさんと共有したいと思います。

「八月対談録」の本編は、Youtubeで公開しています。ぜひご視聴

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『脱中心化の制作法で映画をつくる』意味をこえる身体へ のきろく#1

『脱中心化の制作法で映画をつくる』意味をこえる身体へ のきろく#1

『意味をこえる身体へ』撮影日誌 #1こんにちは 。『意味をこえる身体へ』代表の蔣雯(ジャン ウェン)です。
俳優と映像作家として活動しています。今は東京藝術大学映像研究科博士課程に在籍しています。

このプログラムでは、ショットムービーを撮影しています。「ショットムービー」は英語の造語で「shot movie」と書きます。
ショット(瞬間的な断片)が重なることでできるムービー(映画)という意味で、こ

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