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小さいが大きな変化

先週の土曜日(2022年12月24日)に起こったあることが原因で過食(とセットの嘔吐)が止まっている。今日で過食停止6日目になる。何でも食べられるわけではなく、健康維持とバルクアップに必要なカロリーや脂質・タンパク質・炭水化物の量を計算して、その範囲内で食べているわけだが、それでも大きな変化だと思う。初めのうちは、今まで過食嘔吐に費やしていた時間を持て余して大変だった。自分の場合、狂ったようにどか食いして吐くのではなく、美味しく食べられる量(腹6〜7分目)でやめて吐き、再び美味しく食べられる量まで食べて吐くの繰り返しで、一回の過食嘔吐に何時間も費やしていた。今までは時間と胃の隙間を過食することで埋めていた感じだったのだろう。

過食嘔吐を押えられているのはいいのだが、買い込だ食材や飲み物が手付かずになっている。賞味期限切れの飲み物はとりあえず廃棄した。その他のものは誰かにあげてしまおうと思っている。午後の紅茶ミルクティー1.5リットルが5本、カップラーメンが6個、乾麺のパスタが2kg、マヨネーズが2本、そしてその他細々とした加工食品が数点。これで約4日分の食料(の一部)。一回の食事量でいうと、米3〜4合、パスタ乾麺で500g、インスタントラーメン5袋が主食で、そこにマヨネーズやサラダ油を大量にかけ、主菜として卵10個分のオムレツを食べていた。ほんと、食材と食費と時間の無駄だわ。

暇なので過食封印による節約効果を計算してみた。ざっくりした試算によると26000円/月の節約になる。この額は、私の可処分所得に占める割合としては大きい。このまま過食を卒業できれば、この額が他のことに使用できるのでかなりお得だ。ついでにお得要素を書き出していた。

過食を封印したことによって
→食費が浮く
 →欲しいものが買える
 →行きたい場所に行ける
 →貯金できる
→時間が余る
 →本をもっと読める
 →筋トレを増やせる
 →バイトの選択肢が増える
 →家事炊事を丁寧にできる
 →遊びに行ける

いいこと尽くめで嬉しい。

さてさて、年末に入り、体を鍛えに行っているジムも勉強しに行っている文化センターも連休に入ってしまったので、毎年恒例のガスト通いが始まっている。混雑を心配していたが比較的空いている。去年まで使えていたコンセントが一部使えなくなっていて少し戸惑ったが、今まで通り使える席もあるので文句なし。今までは糖分の高い飲み物(コーヒー、ココア、ミルクティ)を大量に飲み続けていないと落ち着かなかったのだが、今回は今のところブラックコーヒーや麦茶で全然落ち着ける(ガストのスタッフさん、長居させてくれてありがとう)。静かなのもあるかもしれないが、今までと何かが違う気がする。筋トレを続けていることや、行動にイレギュラーさが加わって何か変わってきたのかもしれない。というか、そもそも過食嘔吐していない(一日中空腹状態じゃない)から精神的に安定していて、精神的に安定して空腹状態でもないから過食嘔吐しない、というサイクルに入ったのかもしれない。

それでもまあ、お腹が満たされていることを抜きに考えると、少なくとも自分は筋トレを始めて変わった部分があると思う。筋トレを始めたことで行動パターンが変わってきたのと同時に、体力と筋力が増したことがメンタル(というかマインドかな)にも身体にもいい影響を与えている気がする。摂食障害(過食嘔吐)の人の中には、自分と同じように無茶食いを過ぎて、食べ吐きが習慣化してしまい、行為がただの暇潰しとなっている人もいるかと思われるのだが、そういった人は筋トレじゃなくてもいいので、他に充実感を得られることが見つけられると大きく変わってくる気がする。過食嘔吐という物質と行為に一極依存するでなく、依存先をたくさん持つのもいいことだと思う。

ということで、過食を封印出来ていて嬉しいのだが、それによって調子に乗ってアレもコレもと急激に活発になる可能性がある。そして、それをすると揺り戻しが来る可能性も生まれるので、とりあえず過食封印が定常化(習慣化)したと思えるまで様子を見ようと思う。1ヶ月乗り越えられたら大丈夫だろうか。

自分は新年とか旧年とか気にする人間ではないが、新年を迎える前にこういった変化を実感できて、新しい年を迎えるのが少しだけ楽しみになった。このまま過食嘔吐から卒業し、少しずつやりたいことを実現していけたらいいなと思う。

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