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突き指(指の痛み)の鍼灸治療

疫学:ボールや硬い物が指先に当たり、瞬間的に大きな力が加わることで、局所的な疼痛、腫脹、炎症、内出血など発現する。

注意点:骨折、脱臼、腱や靭帯の断裂の有無の鑑別が必要。

一般的な治療法:安静、外用薬、固定術、手術など。

当院の治療法:病院で受診して、特に器質的異常が見られないにも関わらず、一向に痛みが取れない場合、鍼治療が有効です。このような場合、疼痛部へ細目の針を数本刺鍼することで、早ければ抜針直後、または数日後に痛みが消えるケースが多いです。回復機序は不明ですが、突き指によって発生した局所的かつ微細なうっ血や血液循環不全などが、刺鍼によって解消されるためと推察されます。足首の捻挫も、同様に刺鍼することで痛みが取れますので、機序は同じであると推察されます。

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