渋谷を1日1000枚スナップしたら見えたもの
こんにちは、路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXです。
別の記事で、写真家・森山大道氏の名言「量のない質はない」というのを紹介しました。
1ヶ月ほど前に、渋谷でスナップしてたら、気がついたら1000枚以上撮影していたという話なのですが、実際やったらどうだったのか、気になる方はお付き合いいただければと思います。
ひとりでスナップしている時は、もちろん写真を撮ることに集中していますので、シャッターをバシバシと切っていくわけですが、正直、今何枚撮ったかなどと気にはしていませんね。
あくまで、枚数は結果論です。
しかし、ストリートスナップを撮っていて、たくさん撮ることに賛成でも反対でも、一度は経験しておくと、次のステージに行けるような気がします。(個人の感想です笑)
アドレナリンが分泌され、意識高い系的な表現だと「ゾーンに入る」的なイメージでしょうか。
この日に撮った写真を見返すと、好きな構図や対象物が多いのに気が付きます。
嫌いなもの、興味のないものは撮らないので、写真には残らないのは当然なのですが、撮ったときの気持ちも一緒に思い出すと、スキとキライが鮮明になるのではないかと思います。
スキとキライ。
スキをさらに突き詰めて撮るのもありですし、キライに新たに挑戦してみるのもありだと思います。
体感的にでも、自分の好みや癖を知ることで、作品の幅を広げたり、奥深く追求してみたりといった新たな展開があるかもしれません。
枚数をたくさん撮ることで、決定的瞬間とまではいかなくても、偶然写り込んだものが、ちょっと素敵だったりカッコよかったり、そういう写真に当たる可能性も高まります。
自分の気に入った写真に出会うには、やはり多くの打席に立って打率を上げることも大切なことだと思います。
ただでさえ打率が低い私は、数打ちゃ当たる的な作戦です。
たくさん撮りすぎて、あとで見返したときに、全然記憶のない写真が混ざっていることも、新たな発見を生んでくれます。
先ほどお話しした、スキとキライは、写真を構成するものを対象とした感情でしたが、写真を通じで、その街、人や建物など、自分が撮影する際に実際にいたその場所についても、いろいろな感情が湧き出てくるので、面白いものです。
ある程度カメラの操作や写真を撮る楽しみ方がわかってきた人にこそ、ぜひ一度は多読ならぬ「多撮」をお勧めします。
そして、それが、1冊の写真集になりました。(最後、宣伝みたいでスミマセン)
『1000 photos in 1 day. 一日千枚の先に見えたもの」
また、こちらの記事でも、写真集について解説していますので、よかったらどうぞ
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またお会いしましょう。路上写真家のTokyo Street PIX/TPIXでした。
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