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【テネット考察】プリヤの黒幕はニール・マックス?主人公?続編、その後、死亡、最後、セイター祖父殺しのパラドックス

映画、テネットのプリヤの黒幕、背後で操っている存在は「ニール」または「名もなき男・こと主人公」?ニールは最後に本当に死亡?続編、その後、セイターの取引相手はだれ?冒頭に出てくる「CIAの毒薬」をセイターが持っていたのは何故?確信のネタバレにご注意ください。一応有料ですが、よかったら課金してください程度です。記事はほぼ無料で読めます。そして劇場での複数回の鑑賞をおすすめします。

プリヤとは?

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プリヤ(ディンプル・カパディア)とは、インドの武器商人である夫:サンジェイ・シンを顔にして商売をしている。 サンジェイ・シン(デンジル・スミス)逆行する弾を取り扱う、武器商人。

キエフのオペラ劇場ではオペラが始まるとすぐ、テロリストが会場に乱入する。目的はアルゴリズムと何か?の抹殺

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今となっては目的自体が「名もなき男」の抹殺と「アルゴリズムの確保」であったと仮説が立てられます。
※ニールがわざわざ「名もなき男」を救出する作戦を行っていた事が裏付け。

プリヤは何故「名もなき男」に「セイター」の存在を教えたのか

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プリヤは予め「誰か」に「名もなき男」が来る事を告げられています。
そして「セイター」と接触するように誘導されています。それは「名もなき男」と言う事になっていますが、果たしてそうでしょうか。「親殺しのパラドックス」親子、これは誰の家族の物語でしょうか。

テネットは「世界を救う話」と「悲しき武器商人の家族」と言う2つの軸です。黒幕は武器商人の息子であるマックス、そしてニールでは

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キエフのオペラの極秘ミッションでCIAの毒薬を飲んだ後に、おそらく逆行して救出される(歯は元通りにはなりません)。極秘ミッション「テネット」に参加し間もなく「ニール」に出会う。

名もなき男は「プリヤ」「ニール」「キャット」「マックス」「セイター」の順に登場人物に出会います。

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自称黒幕の名もなき男はキャットの為に、オスロの空港に保管庫に突入し、セイターに接触するきっかけ、そしてキャットを自由にしてやりたいと考えます。男らしい人間らしい行動ですね。しかし合理的ではないかもしれません。合理性のなさについてはニールに突っ込まれていたし、自分で何度も反省していたところでもあります。

クライマックスでセイターは死亡?

浮いていましたし、ヨットに引きずられていただけにしか見えない偽装死と言う可能性もあります。武器商人には面子もあるので「偽装死」をして実は囚われていたのは「キャット」ではなく「セイター」。そして「世間的な死」と言う救出作戦だった、と言う可能性もあったかもしれません。

テネットの意味とは?セイタースクエア

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映画「テネット」のタイトルの元ネタと言われるラテン語の回文の文字は全て作中に登場します。
SATOR AREPO TENET OPERA ROTAS
全てを並べて書くと上からも下からもTENETの文字が読める事がわかります。
そして、SATOR AREPO TENET OPERA ROTASの全ての単語が映画テネット内で登場する重要なキーワードです。「セイタースクエア」とも呼ばれます。

セイター
アレポ
テネット
オペラ
ロータス

物語の最後に「ニールの雇い主」=「名もなき男」と判明する

友情の始まりと終わり、その真意は何でしょうか?真相を知った時、マックス=ニールと名もなき男との友情が破綻するからでは無いかと、仮説を立てます。

ニール「雇い主はお前だ」これは本当でしょうか。知らない事がアドバンテージ、それなら嘘は?


知らない事が武器になる「テネットの武器」をあえて教えるのは「嘘」だからではないでしょうか。みれば見るほど深まる謎。しかし、祖父(父親)殺しのパラドックスを語るのはニールです。そして、テネットの事を熟知しているのも「ニール」です。何度も何度も名もなき男を助けるのも「ニール」です。

祖父(父親)殺しのパラドックスを語るのはニール

親殺しのパラドックスとは、SFやタイムスリップにまつわる矛盾、パラドックスです。例えば映画:ターミネーターではパラドックスが採用されています。尚、英語では grandfather paradox(祖父のパラドックス)と呼びます。同じ意味です。

セイターの「私の罪は息子を授かったこと」のくだり

セイターは完全に息子が未来から自分を抹殺しに来ていると確信しているセリフを言っています。何故、息子を授かったことが罪なのか?それは未来の取引相手から知らされる「マックスの行い」がセイターの死生観にとって罪深いことだったからかもしれません。

セイターは「CIAの毒薬」何故持っていたのか、それはCIA(プリヤ)とぐるだったから?

「末期癌のセイターが自殺して、世界中の人々を道連れにしようとしていた」とキャットに説明をされ、そうだったんだ!と納得する観客と名もなき男ですが、本当にそうでしょうか?そんなことはなかったのではないかな、とも思いました。単純にマックス(ニール)は名もなき男を助けたかったし、キャットはDVから逃れたかったと思います。それに、シンプルにセイターは息子とキャットの手にかかりたかった顔をしていたようにも思えました。
ときにも同じ毒薬を持っていましたが、CIA(プリヤ)とぐるだったから?「黄昏に生きる」をセイターが知っているあたり、主人公サイドの組織と通じていてもおかしくはありませんね。

自分に言い聞かせるように「黒幕は俺だ」(ニールがキャットの息子説が前提)

主人公はマックスの父親を止めると言う「父親殺しのパラドックス」について、後悔した可能性はあるのではないでしょうか。仮説ですが、結末が決まっていても何もしないのは違う、と聞いた主人公は「巡行ルート」でニールではないなにかでテネットを阻止する挟撃作戦を更に手前に持ってくる可能性はあります。終わりがない映画、それがテネット。

主人公「名もなき男」はキエフの作戦で死んだ事になった都合の良い感じのエージェント、それはセイターも同じでは

セイターが言う「足跡の無いスパイ」という言葉、そして未来を知る力。やがて名もなき男が知ることになる「未来の情報」二人の持つアドバンテージは同格になると言えます。

テネットの続編は死んだ事になった「セイター」「ニール」「名もなき男」の3人の利害で起きる?

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