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【シン・仮面ライダー ネタバレ・考察・感想】シン仮面ライダーの結末・その後

シン・仮面ライダー ネタバレ・考察・感想。シン仮面ライダーの結末・続編・その後・死亡者まとめ。この記事は映画「シン・仮面ライダー」を鑑賞後に観ることを推奨するネタバレありの感想です。個人的な感想を元にした物語の解説、その後の考察等や劇中で起きた出来事等を振り返るノートになります。覚書を含めた考察になるので正確さ等は保証しかねます。この記事はほぼ無料で読むことが可能です。よかったら課金してください程度です。
[c]石森プロ・東映/2023「シン・仮面ライダー」製作委員会

シン・仮面ライダーとは

シン仮面ライダーとは、庵野秀明脚本・監督による「仮面ライダーシリーズ」のリブート作品を指します。キャラクターとして仮面ライダーはSHOCKER(ショッカー)によって昆虫から抽出したプラーナを移植する「オーグメンテーション」技術で誕生したバッタ由来の改造人間作中では本郷猛が所謂1号ライダー、一文字隼人が2号ライダーです。シン仮面ライダーの関連作品である『真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』(2023-)に登場する設定も一部引用しています。

緑川博士が開発したオーグは変身をする

緑川博士が開発したオーグは変身をする

仮面ライダーをはじめ、緑川博士が開発したオーグは変身をします。例えばハチオーグやバッタオーグである仮面ライダー、そして仮面ライダー0号を名乗るチョウオーグは変身をします。仮面ライダーだけが特別なオーグではないことを示唆する重要な設定であると感じました。

コウモリオーグ由来、又は他の科学者の作るオーグは「変身」を採用していない可能性がある

コウモリオーグ由来、又は他の科学者の作るオーグは「変身」を採用していない可能性がある

SHOCKER(ショッカー)の生化学主幹研究者であるコウモリオーグは常時変身型の怪人として登場します。コウモリオーグは ウイルスにより弱者を淘汰することが人類の幸福であると考えています。所謂マッドサイエンティストである、人間を一瞬で死に至らしめる「バットヴィルース」を扱います。コウモリオーグは緑川博士だけが研究者ではないことを示唆する重要なキャラクターであると感じました。

人間は泡にはならない、オーグは泡になり消える

人間は泡にはならない、オーグは泡になり消える

劇中において、ショッカーの一般戦闘員は泡になりません。一方で、オーグと呼ばれる怪人は着衣も含め死亡時に泡になり消えてしまう描写があります。この事から死亡時に泡にならないことが非改造人間である証明とも言える描写になっているように感じました。尚、設定上は簡易的なオーグメンテーションが施されています。ショッカーの重要なキャラクターはやはり泡になり消えると言う重要なシーンだと感じました。泡になって消えない人物…

仮面ライダー2号は変身をする際に風を必要としない

仮面ライダー2号は変身をする際に風を必要としない

シン仮面ライダーでは仮面ライダー1号は終始変身ポーズ無しで風を浴びて変身をします。一方で一文字隼人(柄本佑(仮面ライダー2号))は変身をする際に風がなくても変身が可能です。後発である仮面ライダー2号の方が変身の面において優れている可能性を示唆する描写でした。仮面ライダー2号が変身ポーズをとり変身をするのはベルトにを受ける必要がないという理由も示唆しているように感じました。尚、仮面ライダーTVシリーズの初期設定では風がない密閉空間だと変身が解ける弱点がありました。2号ライダーが後発のライダーであると言う重要なことを示唆するアイテムと設定であると感じました。

サソリオーグは次世代型の可能性がある

サソリオーグは次世代型の可能性がある

緑川博士型のオーグへ有効な毒を有するサソリオーグは他のオーグと「目」が大きく異る形をしています。サソリオーグと共通項がある怪人といえば「コウモリオーグ」。コウモリオーグはサソリオーグと同じ「常時変身型」の怪人である可能性を示唆しているように感じました。サソリオーグの毒はチョウオーグへも有効だったのではないかとも感じました。ルリ子曰く、「彼女の毒はプラーナでも対処不可能」との事なのでやはりサソリオーグが作中である意味最強のキャラクターのようにも感じました。

サソリオーグは寝返った可能性もある

サソリオーグは寝返った可能性もある

仮面ライダーを含め、ショッカーのオーグは死亡すると全て泡になると言う性質をもっています。そのため、泡からサソリオーグの成分を利用すると言うことが考えづらいように感じます。
サソリオーグの成分を利用した銃弾が作中で利用されていることから、サソリオーグは生け捕りにされた、又は政府関係者と共謀している可能性があるように感じました。

早急に積極的に裏切り者を始末する派と、傍観する派で完全に分かれるショッカーでは技術や思想の統合が行われていないように感じました。
『真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』(2023-)でサソリオーグが登場するので後発怪人である可能性は低く、人物像的にも生け捕りにされた可能性が高いように主観的に感じました。毒だけ抽出されているのかもしれません。

PG12指定の理由/シン仮面ライダーはグロい?

PG12指定なのか/シン仮面ライダーはグロい?子供に見せれる?

シン仮面ライダーのグロ描写、流血シーンの描写については有る。「超人が力を振るったらこうなるよね」というパンチ力の描写やキック力の描写がリアルに描写されています。子供に見せるのはあまり良くないように感じました。子供に見せれるか否かを悩んでいる人も多いように散見しました。見せるべきという意見もありますが、PG12基準を遵守するのが無難なように感じます。

シン・仮面ライダー3つのキーワード【孤高】【信頼】【継承】について

シン・仮面ライダー3つのキーワード【孤高】【信頼】【継承】

シン・仮面ライダーの3つのキーワードと、そこに添えられたルリ子の台詞が物語に直結します。交流をしなかった孤高の存在が、互いに信頼しあい、なにかを成し遂げ、そして継承するという物語のように感じました。
継承とは「うけつぐこと。」
このシン・仮面ライダー3つのキーワード【孤高】【信頼】【継承】を意識しながらシン仮面ライダーを鑑賞する事で、物語の解像度を高める事が出来るように感じました。

シン・仮面ライダーに登場する「オーグ(怪人)」について

シン・仮面ライダーに登場する「オーグ(怪人)」について

シン・仮面ライダーにおけるショッカー上級構成員をオーグと指します。変身能力を有しており。基本的には「昆虫×人間」のハイブリッド種と言う認識で鑑賞しました。作中に登場するオーグは以下の通りです。

第1バッタオーグ:バッタ
第2バッタオーグ:バッタ
クモオーグ:蜘蛛
コウモリオーグ:蝙蝠
ハチオーグ:蜂
サソリオーグ:蠍
チョウオーグ:蝶
カマキリ・カメレオンオーグ:カマキリ・カメレオン

カマキリ・カメレオンオーグがクモオーグを「先輩」と慕っている2種類の動植物の能力を有する「ゲルショッカータイプの怪人」であるのが印象的であると感じました。

緑川ルリ子の正体

緑川ルリ子の正体

緑川ルリ子の正体はSHOCKER(ショッカー)の人工子宮から誕生した『生体電算機』。 緑川博士により作られた生命体。年齢は不明。緑川博士の娘であり、緑川イチローの妹です。能力を使う際は目が青色に光ります。
※尚『真の安らぎはこの世になく -シン・仮面ライダー SHOCKER SIDE-』(2023-)では連載分では登場しない事から実年齢と外見の年齢が比例しないキャラクターのように感じました。
※TVシリーズ版、新仮面ライダーSPIRITS、シン仮面ライダーで設定が大きく異ります。

シン・仮面ライダーの結末

シン・仮面ライダーの結末

シン仮面ライダーの結末はハッピーエンドではありません。第1バッタオーグである仮面ライダー本郷猛は物語の結末で戦闘不能になります。

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