週刊 なるほど!ニッポン 立川晴の輔 #331「石川県小松市の絹ジャガード織り企業が新たなファッションアイテムを提案!そのアイテムとは?」の巻 編集後記
東京 有楽町 ニッポン放送をキーステーションに全国へお届けするラジオ番組『週刊 なるほど!ニッポン』。
編集長の落語家、立川晴の輔でございます。全国津々浦々、ニッポンには、市町村が1,700以上もあります。その町ならではの魅力を、私、立川晴の輔の目線で独自に調査!それを10分にギュッと凝縮してあなたへご報告します。
このnoteでは編集後記とオンエアでは使われなかったお話・画像をお届けします。
写真満載の本編はコチラから読めます。
編集後記
今日は「石川県小松市の絹ジャガード織り企業が新たなファッションアイテムを提案!そのアイテムとは?」というトピックスでお届けしました。「小倉織物株式会社」の代表、小倉久英さんの本編ではお届けできなかったお話しをお伝えします。
-Kinu-Glass(キヌグラス)使用されている「ジャガード織り」とはどういうものなのですか?
一言で言うと紋織の事です。経糸と緯糸で生地を織りなす時に、紋様(柄)を描いて織る事の出来る機械装置をジャガード機と言います。またその織機で織った織物を称してジャガード織物と言います。織る段階で文様をつけていく柄をつけていくので、難しい複雑な織物になります。戦後、小松市内では600件を超す機屋(繊維工場)が存在していたのですが、現在では30件足らずとなり高齢化も進んでいます。残念ながらジャンル別では当社の様な製品を生産している会社は日本でほぼ最後の一社となってしまいました。この技術を後世に継承させるためにも今を頑張っている次第です。
-なるほど.
織物産地としては室町時代以前(4世紀)から有るものですが、機械工業としてジャガードがこの地に伝播したのは、イギリスの産業革命後の明治初年度に京都から小松に伝わった工業生産技術となります。
-小倉織物株式会社の創業はいつ頃になるのでしょうか?
創業が明治30年 会社組織になったのは大正9年です。
-Kinu-Glass(キヌグラス)には注文がたくさん来るのでは?
いや、なかなか高いものですから、そうではないとは思うのですが、感度の高い方、ファッションセンスのあるオシャレな方などにご注文いただいております。で非常に手作りですので時間がかかりますけれど、諦めずにご注文いただければ。
-(笑)ちょっと時間はかかるかもしれないけど必ず手作りでお届けしていただける。
そうです。
-つけている人がいたら、あ、それって「Kinu-Glass」!と、街中で飛び交うようになればいいですよね。
そんなにまあ(笑)いろいろ大変ですけれど。
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