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HSPのレバレッジ

褒めて伸ばすか。
厳しく育てるか。

どちらが正しいのか。

どちらも正しいと思う。
ただし、相手次第でその効果は変わる。

ずっと「褒めて伸ばして欲しい」、
「褒めて伸ばす方が有効だ」と思っていた。

でも、そんな風に接してくれる人はあまりいない。
特に「仕事ができる人」や、勤務先の創業オーナーは、褒めない。

褒めない理由は大抵、「褒めると調子にのるから」という事らしく、よくそう話しているのを聞いた。

「調子にのるか?!」
いや、「調子にのった方が良くないか?!」

といつも感じていた。

自己肯定感が高い人や、プロと呼ばれる人には褒めて伸ばす必要はないが、私のように自己肯定感が低い人間は、常に承認と賞賛を外に求めている。

だから、褒めて伸ばして欲しいわけだけれど、「それは甘えだ」と言われたら、思い当たる節は沢山あるので、返す言葉が無かった。

でもHSPのことを知って、その辺の整理がついた。

<HSPの場合>
扁桃体のあれこれが原因で、、
→何も起きていなくても不安で一杯
→厳しいことを言われる
→自分を責める
→よりできなくなる

<非HSPの場合>
自己肯定感は高めなので、、
→やるべき事はしているという自信がある
→褒められる
→調子に乗ってミスを誘発する

という感じではないだろうか。

要は、
HSPは自己評価や未来を悪く考える方にレバレッジがかかっていて、

非HSPは自己評価や未来を良く考える方にレバレッジがかかっている。

だからHSPには、「褒める=認めて安心させる」方が高いパフォーマンスを発揮し、

非HSPには、「リスクを回避するために厳しく接する」方が高いパフォーマンスを発揮する。

その逆の接し方は、それぞれに自分で自分に課しているから必要ない。

のだと思う。

概して経営者やできる上司は、自己肯定感が高め、もしくは自己肯定感が低くても、その苛立ちを周囲にぶつける事ができるような気がする。

でも、「HSPは否定の刃を自分に向ける」、
レバレッジをかけて。

結局、大半の人は私を含め、自分の物差しで相手を測る。
だから、合う人と合わない人が生じる。

HSPを知って、扁桃体のあれこれが原因だとすると、これまでと違う自分への評価が生まれた。

いまは、レバレッジが掛かることを極力抑えながら、足りないものを自分に与えるように気を付けている。

次は周囲の人を良く観察して、どう接するのかを判断していこうと思う。

また一つ、
HSPを知れて良かった事☺️

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