ミュージシャンって宣伝下手だよね。

こんにちは。年明けライブの宣伝活動をがんばってる特選おはしです。

そもそも僕にとってライブそのものが宣伝活動なので、
宣伝を見てもらうために宣伝しているようでちょっと不思議な感覚です。
んでもまあ「活動してる感」を出すのにはライブの宣伝はエネルギー効率が悪くはありません。

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それはいいとして、

ミュージシャンって宣伝下手な人が多い気がします
下手っていうか、
「やりたくない」
とか
恥ずかしい
とか言ってる人結構います。

例えば、
ライブあるけど、
新曲出したけど、
あんまりしつこく宣伝したくない。
みたいな。

まあ、自分もかつてそうだったので気持ちはよくわかります。
その原因はなんとなく非正義な感じがするからなんですよね。
わかるよおミュージシャン諸君

非正義な感じっていうのはつまり、

僕/私の音楽は、宣伝などに頼らずとも良い音楽のはずだ

とか、

宣伝によって捕まえた客など、真の客ではない

とかそういう心理状態。わかる。わかるよお

しかし、その領域から足を洗った私があえて言おう。
その考えでいるのは(なるべくたくさんの人に聴いてほしくてやってるなら)間違いであると。

宣伝しないと届かない

例えば、エマ・ワトソンとか、石原さとみ級の誰もが認める美女が
青森県弘前市田舎館村に住んでいたとしよう。
三重県鳥羽市でもいい。
鳥取県琴浦町でもいい。

彼女がめでたくテレビ局的なところに発掘され、
踊るさんま御殿に出演するのに、
一切の宣伝を必要しないか?

答えはNoである。踊るさんま御殿に出演するには、
どんなコネを使っても個人の力では不可能である。
どこかしらの事務所的なところに所属し、
従業員がテレビ局に売り込む必要がある。

では、事務所的なところに所属するにはどうすればいいのか?
答えは、めんどうなのでみなまで書かない。

要するに、
どんな美女でも、発見されるにはそれなりの宣伝活動が必要なのだ
青森県の片隅で一生を終えるのも確かにひとつの選択肢だが、
それが嫌だから、わざわざTwitterを開設し、
都会でライブ活動したり、YoutubeでMVを公開しているのだろう?
Apple Musicで配信しているのだろう?

宣伝しないと、届くものも、届かない。

コモディティ化しまくりな音楽業界

コモディティ(英:commodity)化は、市場に流通している商品がメーカーごとの個性を失い、消費者にとってはどこのメーカーの品を購入しても大差のない状態のことである。(Wikipedia)

音楽はもう供給過多なのだ。
良い音楽だから発見される、そんな都合の良い話現代に転がっていない

例えば、
先日行われたTOKYO CALLING 2019というサーキットイベントでは
新宿・下北沢・渋谷で39会場389アーティストが出演したという。

東京のちょっと大きいサーキットイベントで、選ばれた389アーティスト
じゃあ選ばれてない有象無象のアーティストを含めたなら、
いったいどれだけの数になるのか。
日本のコンビニの店舗数とどっちが多いだろうね?
しかもその数は宇宙の広さの如く今も軽い気持ちで増え続けているだろう。

そんな状況で、
宣伝をしたくない、とか。
恥ずかしい、とか。



君が今まで培ってきた演奏技術は、楽曲製作能力は、
君が今まで音楽にかけてきた時間は、お金は、
「宣伝したくない」というたったそれだけの理由で、
莫大なアーティストのゴミの中に埋もれていくのだ。

だからこそ、今その恥じらいを捨てよう。
何必死になっちゃってんの、って後ろ指差す奴らなど
器の小さい、何にも挑戦できぬ群衆がやることだ。
君はそんな群衆の一部ではないと、信じて疑わなかったはずだ。

宣伝とは、必ずしも自分の魂を売ったり、
大衆に迎合しなければならないわけではない。
自分なりのやり方が、きっと見つかる。

みんな宣伝下手だからこそ有利

説明省略。

最後に

という方向で、これは僕のライブ宣伝記事でした

年が明けて2020年(令和二年)となりますが、
滅多にしない特選おはしのライブがあるので、是非見に来てください。
偉そうなこと書いてるように見えますが、僕も、
いろんな人に聴いてほしくて一生懸命やってます。
むしろ自分に向けて書いた記事でもあります(どれもそう)。
がんばっても報われない世の中だけど、悔いのない人生にしたいです。

日にち:2020/1/17(金)
場所 :吉祥寺デイドリーム
時間 :18:30OPEN 19:00START
入場 :1500円(別途1Drink代)
出演 :特選おはし、

私はこんな音楽をしています。


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