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画家です。夢日記を中心に公開していきます。たまにリアルな出来事なども。 徳永雅之公式ウ…

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画家です。夢日記を中心に公開していきます。たまにリアルな出来事なども。 徳永雅之公式ウェブサイト https://www.tokunagamasayuki.com/ Facebook https://www.facebook.com/MasayukiTokunagaART/

最近の記事

夢日記「モチモチの髪」20231107

肩にはかからないくらいの長さにカットしたばかりと思われる女性。毛先が見事に丸くカーブを描いた形は一見普通に見えるが、意外と目にしないものだ。 女性は鎖骨の後ろにある凹みを指差し「毛先がここに当たるとモチモチっとするの」と話す。 僕は髪の毛でモチモチする感覚というものを頭の中で確かめようとしている。

    • 夢日記「ミニコンサート」2022/07/22

      人気のない夜の都内を歩いていたら女性が歌う歌が聞こえてきた。道の先には人が集まっている。彼女は歩道から1メートルほど低い、さほど広くない空き地で歌っている。後ろには建物の壁があり、向かって右側の窓からは半地下の部屋が見える。 電球色の照明に照らされた半地下の部屋は丸見えで、街灯がない暗闇の中に浮かび上がっている。ギターやドラムの音も聴こえるので、バックミュージシャンが演奏している半地下の部屋をあえて見せているのかと思ったが、男が音楽とは全く関係のなさそうな作業をしているだけ

      • 夢日記「相談」2020/03/11

         駅のホームで女性と待ち合わせて話を聞いている。このところ全く音沙汰がなかったので、どうしているのか少し心配していたのだった。「前に相談した個展のことなんですけど」と彼女が言った。ほとんど忘れかけていたけど、たしかにそういう相談をされたような気がした。うろおぼえながらその相談の続きとして話を聞く。まだ画廊が決まらない(決められない)と彼女。僕なりにアドバイスをしたものの、歯切れの悪い言葉しか出てこなくて、なんだか申し訳ないような気持ちになる。ホームには机があり、僕らは向かい合

        • 夢日記「TVスタジオ」20230103

          僕は少し離れたところからテレビのスタジオの様子を見ている。番組の収録中で、中はなにやら盛り上がっているのだけど、スタジオを管理している側は使用を早く終わらせたいのだろうか、照明を点滅させて早く帰れと急かしている。スタジオ内の人々はあまり気持ちいいとはいえないその点滅攻撃に全く動じてなかった。

        夢日記「モチモチの髪」20231107

          夢日記「明け方の淑女」2022/03/10

          明け方、広い縁側に立って庭を見ていたら、三歳児ほどの身長の老婆が挨拶をしてきた。身なりは鹿鳴館の淑女のよう。挨拶を返した。

          夢日記「明け方の淑女」2022/03/10

          夢日記「女医さん」2021/10/24

          女医さんは上半身裸で机の向こうに座ってる。僕は次の診察で××ワクチンを打つかどうか答えなければならない。 自分の心を捻じ曲げて胸を見ないよう努力する。視線は彼女の顔だけに集中だ。「次には反ワクチンを、あれ?、なんだっけ、、」ワクチンの名前が言えない。

          夢日記「女医さん」2021/10/24

          夢日記「インスタレーション」199×/05/24 

          友人の個展を観に行く。 画廊に入ると友人は人工の雪が降りしきる中、赤い床に倒れている。雪は綿のような素材で、倒れている彼も含め作品だということらしい。画廊を出て振り返って見ると、透明なガラスの向こう側で友人が起き上がってお茶を飲んでいるのが見えた。 僕は引き返してもう一度画廊に入ると、彼はまた倒れて死んだふりをしていた。

          夢日記「インスタレーション」199×/05/24 

          夢日記「小さな赤い玉」2014/4/20

          広いTVスタジオのようなところ。その半分ほどのスペースは、どこか懐かしい感じの町のミニチュアだ。バックのホリゾントには空に浮ぶ雲が描いてある。僕はミニトマト位の赤い塊を、模型の町に立っている少女の方へ、彼女に気づかれないように他所を見てるふりをしながら上手に飛ばしている。親指と人差し指を使って指を鳴らすような動きで飛ばすのがコツだ。赤い玉はミニチュアの街のどこかではじけ、風船のようにバウンドしながら街の中を転がる。女の子はそれを捕まえようとする。僕は飽きることなくミニチュアの

          夢日記「小さな赤い玉」2014/4/20

          夢日記「白い霧」 2020/06/19

          見晴らしの良い丘から見下ろす風景はなだらかな地形で、すべてが爽やかな緑の草原だ。そこに何の前触れもなく、白い霧のようなものが湧いてくるのが見えた。視界に広がるあらゆる場所から、霧はほぼ同時に現れ、あっという間に緑を覆い隠していく。僕はそれを丘の上から見ているのだが、白いクリームを気体にした様な霧は遠くから見ても極めて密度が高く、普通の霧とは違うものだとわかる。 「ここにいてはまずい」と思った途端、自分のいる場所の周りからも霧が湧いてきた。白くみっちりと詰まった霧に包まれ、僕の

          夢日記「白い霧」 2020/06/19

          夢日記「緊張の交差点」2020/02/04

           渋谷のハチ公前スクランブル交差点のような広い交差点の四ヶ所で、大勢の人たちが信号待ちをしている。皆、渡るタイミングを計ってゆらゆらと動いている。全員が青信号で渡るタイミングを失い、信号は赤になってしまったが、車も渡ろうと構えている歩行者の気配を察知しているのか、発車するのをためらっている。緊張がピークに達した。 (もうここで渡るしかない)  僕は思い切って先頭を切り交差点を渡った。 その瞬間を待っていた歩行者全員が一気に渡り始めた。

          夢日記「緊張の交差点」2020/02/04

          夢日記「鳥 」2019/07/10

          山あいにある小さな農村。周りは畑ばかりなのに、歩いていてもそこに住んでいる人をあまり見かけない。そのうち、村人はひっそりと隠れるようにして住んでいるのだと僕は気づいた。  みすぼらしい身なりの一家。母親や小さな子供達は髪の毛はボサボサ、汚れた体や衣服のままだ。父親は見当たらない。陽の光があまり入らないこの家の小さな窓から差し込む光。木でできた何か大きめの道具をうつ伏せで抱き込むような姿で父親は居た。頭部は無く、首から皮のようなものがだらりと長く垂れている。この一家はこの男を

          夢日記「鳥 」2019/07/10

          夢日記「レモンの道・大谷石の部屋」2020/06/27

          夢日記「レモンの道・大谷石の部屋」2020/06/27 父と共に親戚の家に向かっている。 「今はあちこちにレモンがなっているはず」と、何気なく口に出したら、父は、そんなわけないとでも言いたげに、馬鹿にしたような顔をした。けれども荒れ放題の野道を暫く歩いていると、あちこちに実ったレモンが視界に入ってくる。低い木に実っているものもあるが、まるで地面を這っているかのような枝についているのも多い。随分大きなものから、ほとんど干からびかけているものまで、実際にレモンがこんな風に実って

          夢日記「レモンの道・大谷石の部屋」2020/06/27

          夢日記 「スティーブ・ガッド」 2020/11/25

          僕はスティーブと立ち話をしている。 初めはたどたどしかった会話も少し慣れてきた頃、 彼は僕の話をあたまから嘘だと決めつけて、 ちょっと失礼なことを口走ったのだ。 それは嘘ではなく、事実の話なのだと伝えると スティーブは申し訳なさそうに彼のシグネーチャーモデルのスティックを僕にくれた。

          夢日記 「スティーブ・ガッド」 2020/11/25

          夢日記「早とちり先生」 2020/01/07

           まるで学園ドラマのシーンのような晴天のキャンパス。建物の前の芝生でくつろいでいたら先生が親しげに声をかけてきた。眼鏡をかけた先生は若くて爽やかだ。先生は「生徒の為に」あるハンドルネーム〇〇を名乗り、教師であることを隠しながらSNSで活躍していたある男性の話をしてくれた。その話は結構面白かったが、僕には生徒の為という目的を外れて、ただSNSにハマってしまった教師の話にしか聞こえなかった、などと感想を伝えると、その男性はあくまで教育を目的としてやっていたのだと、先生は穏やかに主

          夢日記「早とちり先生」 2020/01/07

          夢日記「衣装」2019/09/06

           女性が、鎖かたびらのような衣装を身につけている。重量感があり、とても派手だ。今度は僕が身につける番らしい。  これを身にまとうには順番がある。まずはメッシュをすっぽり被り、次に黒いチューリップハットのようなものを誰かに被せられる。最後に重たい金属製のメッシュ。  周りにいる人は固唾を呑んで僕を見ている。

          夢日記「衣装」2019/09/06

          夢日記「藝大のやつら」2017/12/28

           夜中に時々目が覚める。腹が減ったので台所でビーフンを作ろうとするが、ものすごく眠くて、どこまで作ったのか忘れそうだ。大学の同級生のケンジが寝室からこっそりギターを持ち出している。 「弾くなよ、うるさいから」彼は聞こえないふりをしている。  外はまだ薄暗い。しばらく寝て目が覚めたら、新旧の藝大生が何十人も、勝手に家に上がり込んで飲んでいた。これでは妻も眠れないではないか。和やかなムードに水を差すことにした。 「お前ら、なんだよ。人のうちに勝手に上がり込んで。ふざけるな」  み

          夢日記「藝大のやつら」2017/12/28