見出し画像

SNSで抱えるストレスに価値はある?

SNSを日常的に使うのが当たり前になっている現代ですが、その中でストレスを感じたことはありますか?また、そのストレスにどれほどの価値があると思いますか?

(今回の「ストレス」は自分にとってマイナス要素としてのストレスのみを指すことにします。)

私はSNS自体を中学生くらいで始めたので、だいたい10年くらい利用しているんですが、一時期はSNSのストレスがすごかったです。
SNS依存もあったので離れることもできず、ストレスをため込むばかりと分かっていても毎日タイムラインをチェックしていました。
今ではそんなことはないのですが、今回の記事ではそんな風にSNSで抱えるストレスにどれくらいの価値があるのかを考えてみようと思います。

ストレスの原因や発散法などに触れてから、最後に結論付けをしようと思いますので、読みながら一緒に考えてみましょう。

SNSでのストレスの原因①人間関係

まずは人間関係によるストレスです。これはよくあるやつだと思います。SNSは人と関わるツールですので、やっぱり避けて通れないというか、大小はあれどどこかでぶつかることがあるものです。
ブロックされたとかしてしまったとか、関わりがない人とのフォロー関係を切りたいけど申し訳ない気がする……。そんな悩みを抱えたままSNSを続けていると、思っている以上にストレスになっていることがあります。

SNSでのストレスの原因②Twitterでの空リプ

Twitterでの空リプ(エアリプ)というのを知らない人もいますよね。基本的にTwitterでの会話は@を用いたリプライで行います。空リプというのは@を用いず特定の人に向けた投稿をすることを指します。
Aの「焼肉行くぞ」というツイートに対して、通常の投稿でBが「焼肉行くフォロワーうらやましい」と書きこむと、Aはリプライ通知を受け取りませんがBが自分のツイートに反応しているということがわかりますよね。
空リプがこんな内容であれば別にどうということはありませんが、例えば自分宛て「かもしれない」ネガティブな内容が見えたら……。上の例に続いてCが「何食べるとかどうでもいいw」とツイートしていたらん?となりますし、全く別の例として自分が落ち込んでいる時に「かまってちゃんうざいな」とか見かけたらドキっとしますよね。
そういうことがきっかけに、気になり出すとこれもまたストレスになっていきます。

SNSでのストレスの原因③承認欲求

次に承認欲求によるストレスですが、これはよく聞く単語ですよね。承認欲求とは文字通り認められたいという欲求ですが、これが満たされないことによるストレスもSNS上ではとても多いですね。
いいねが欲しい、フォロワー数が欲しい、コメントが欲しい、など、数字という目に見えるものにとらわれてしまうことで、それが自分の価値かのように思い込み始めてしまうこともあります。値段のように考えてしまうというとわかりやすいでしょうか?
TwitterやInstagramに続いてTikTokなどでも承認欲求は溢れているように思います。
いいねが欲しいから投稿する、投稿しないといいねがつかない・通知が来ない、いいねがつかない・通知が来ないから今の自分には価値がない?そんな風に怖くなってしまう人も見かけます。
承認欲求からSNSに依存することもやはりストレスになっていきますね。

SNSで抱えたストレスの発散方法

さて、3つのストレスの例を挙げてみましたが、あれ?当てはまってる気がする……という人もいるかもしれませんね。
ストレスの発散には様々な方法がありますが、いくつかピックアップして考えてみましょう。
上記の例に心当たりのある人や、いつか当てはまってしまった時に使えるのでぜひ見ていってください。

ストレス発散方法①ソーシャルデトックス

ソーシャルデトックスはデジタルデトックスからさらにSNSに注目したもので、SNSから一定時間・期間離れて過ごしましょうというものです。
SNSがあって当たり前の日常を送っていると知らず知らずのうちに依存していたり、疲れてしまっていたりします。物理的に遮断することで心身のリラックスや脳の休憩などの効果、時間の使い方などを改めて考えられるのでSNSのストレスに対してかなり有効な手段です。
なかなか長時間SNSから離れるのは嫌だ・無理だという人もいるでしょうが、まずは10分単位からでもやってみるといいかもしれませんよ。

ストレス発散方法②割り切って考える

こちらは筆者のおすすめです。しょせんネットだし、と割り切って考えます。
ストレス①、②といった対他人のストレスに関しては、しょせんネットの関係なので、「嫌かも」と思ったらなるべく早めに縁を切ってしまいます。ブロックやリムーブ、ブロック→解除などですね。その後のことを考えて踏み切れない人は多いですが、自分もすっきりするし、相手もそのうち忘れていくものですから、いつまでもモヤモヤを抱えずフォロー関係を切ってしまうのも手です。
③のようなパターンではしょせんネットの評価、自分自身の価値じゃないという風に考えます。
いいねがつく・つかない、フォロー・フォロワーの数で価値が決まるなら、SNSをやっていない人の価値はどうなるんでしょう?
土俵が違うと言われてしまうかもしれませんが、SNSが全てではない事だけは間違いないですよね。

ストレス発散方法③やめちゃう

これは最終手段というか、ソーシャルデトックスの最終形態みたいなものですが、SNSのアカウントを消して、アプリも消してしまいましょう。
強制的にSNSから自分を引き離すことで、その後の関係だとか承認欲求のための投稿だとか数字だとか、全部リセットできます。
だって、ポチポチといくつかボタンを押して、パスワードを入力して、OKを押せば消せてしまうんです。こんなに簡単に消えてしまうものに何を悩んでいたんだろう、と思えてきますよ。
ただ、この人とだけは縁を切りたくないという人がいる場合は連絡先などを交換しておくことをお勧めします。

SNSで抱えるストレスに価値はあるか?

さて、色々な話をしてきましたが、今回のお題、「SNSで抱えるストレスに価値はあるのか」について踏み込んでいきましょう。

結論から言って、私は「ない」と思います。

だって、ここまで読んだ方はわかってしまったと思いますが、指先ひとつで切れる関係の相手にモヤモヤした気持を抱え続け、ストレスをため込んで何か自分にプラスがありますか?ないんですよね。

SNSやインターネットだから薄い人間関係だ!という話ではなくて、「人を選べる場所でわざわざ息苦しくなる」こと=ストレスにはきっと得られるものがないですし、時間と心を削るほどのことか?と思います。

承認欲求の強いパターンでの抱えるストレスも同じようなもので、指先ひとつ、1秒にも満たない時間をかき集めた数字より、目を見て褒めてくれる人・味方がいるほうがずっと価値のあるものだと思います。仕事で数字が必要な人の話ではないですよ、これはあくまで趣味としてSNSをやっていて、なのに数字にとらわれた人の場合です。
数字が伸びることは嬉しいことですが、やはり広い視野で考えたとき、SNSでの数字は自分の心を削るに値しないものだと思います。

さいごに

今回はパターンわけをしつつ、SNSで抱えるストレスに価値はあるかというテーマで考えてみました。どうでしたか?
SNSで抱えるストレスについて考えるきっかけになったり、SNSによるストレスで気分が落ちこんでいる人を、少しでも手助けできていれば幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?