- 運営しているクリエイター
記事一覧
〈作家北森鴻の神髄は、短編にこそある〉大倉崇裕の解説全文!/『旗師・冬狐堂【三】緋友禅』(北森鴻)
解 説
大倉崇裕
「大倉くん、ここ来るまで、これ聞いてたんだ!」
北森鴻さんはそう言って、バッグの中からイヤホンがついたままのCDウォークマンをだし、中のCDを見せてくれた。「特選!! 米朝落語全集」の一枚が入っていた。
電車の中で音楽を聴くことはあったが、落語を聴くなんて、当時の私には思いもつかなかった。北森鴻さんは、そのくらい
〈北森ワールドへの入口に最適の一冊〉千街晶之の解説全文!/『旗師・冬狐堂【二】狐闇』(北森鴻)
解 説
千街晶之
北森鴻を知っていますか。
というのは、著者の「香菜里屋」シリーズの最終作『香菜里屋を知っていますか』(二○○七年)のもじりだが、二○一○年一月二十五日、北森鴻が四十八歳の若さで逝去してから、もう十年余りも経ったのかと思うと、時の流れの速さを痛感せずにはいられない。特に私の場合、著者が東京創元社主催の第六回鮎川哲也賞を
〈読み始めたが最後、ラストまで無我夢中で読んでしまう。〉阿津川辰海の解説全文!/『旗師・冬狐堂【一】狐罠』(北森鴻)
解 説
終わりなき騙しの世界に生まれつく
~あるいは、宇佐見陶子の「三種の神器」~
阿津川辰海
○名シリーズ、復刊!
北森鴻──その名をご存知であろうか?
「とっくに知っている、作品も読んでいるよ」。そんな皆様には、失礼いたしました。この名作の復刊を共に寿ぎましょう。
しかし、もし、まだ知らない人や、あるいは「古美術のミステリって、な
「#あなたの本棚の冬狐堂みせて」Twitterキャンペーン!/北森鴻『旗師・冬狐堂』シリーズ全4巻刊行記念
全北森鴻ファン、感涙!
古美術ミステリーの人気シリーズ『旗師・冬狐堂』全4巻刊行記念として、Twitter感想投稿キャンペーンを開催します。
ハッシュタグ「#あなたの本棚の冬狐堂みせて」をつけて、感想と全4巻の写真をツイートしてください。
抽選で20名様に特別イラストカードセットをプレゼントいたします。
みなさまのご応募をお待ちしております!!
<キャンペーン概要>
◇期間 ◇
2021年4月
旗師・冬狐堂フェア開催中!
各書店さまにて、現在好評発売中の北森鴻さんの古美術ミステリー、徳間文庫「旗師・冬狐堂」シリーズフェアを開催中!
1巻『狐罠』阿津川辰海さん、2巻『狐闇』千街晶之さん、3巻『緋友禅』大倉崇裕さん、4巻『瑠璃の契り』法月綸太郎さんの解説から一部抜粋をさせていただきました。
こちらのA4パネルのほか、紀伊國屋新宿本店ではB2パネルで展開いただいております。
書店員さんの激熱手書きPOP、そして全4巻