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再配達問題をクリティカルシンキングで考えてみる

経営大学院の授業がオンラインのため、
四六時中、ディベートがなされるわけですが、

普段の自分とは異なる業界
(基本的にいうと圧倒的に大きな業界)
のことを思考することは

非常に刺激になっています、

その課題の中で話題になった
再配達について、

クリティカルシンキング的に考えてみる、

●枠組みを考える

配達のメカニズムを

①ソフト面(オペレーション)
②ハード面(ご自宅・宅配ボックス・コンビニ)

にまずはわける、

①オペレーションに関しては、
アメリカのように、

時間帯指定などを有料にすることで、
本当に必要な人以外、

指定をしないようにする、
万が一再配達となった場合は、
再度費用を支払ってもらう

②ハード面に関しては、
受取できる場所を増やす

個人的に日本においては
置き配は厳しいのではないかと感じている

さらに②を拡大解釈して、

再配達という概念自体をなくす

というのはいかがだろうか、
配達される方は、

所定の場所にインして終了、
受取人は所定の場所で受け取りを行う、

不便さを感じるかもしれないが、

再配達の問題を劇的に改善するためには
そもそもその問題事態をどのようにすれば
なくせるか、

つまりは前提を疑う
→この場合だと再配達が行われる

ことも問題解決にあたっては
必要なことで、

クリティカルシンキング的な
発想が重要になってくる

●紳士服業界での勝ち筋

スーツ業界の不振が
コロナ禍でも叫ばれていましたが、

実はコロナ禍に入る前にすでに
市場はシュリンクしていた、

それが一気にテレワークなどの
環境下で進んだものと思われる

ただ、そのような状況下でも

上場企業の中には
実は黒字着地していた企業もある

その企業からエッセンスを抽出すると、

・お値打ち価格
・品質は高い
・アプリを活用した顧客体験
・採寸データの活用
・アイテムの横展開

簡単に言うと、
顧客のクローゼットはお任せください、

と受け止められる、

DtoCの変形版と言えるかもしれない、
紳士服におけるDtoC

サービスがパーソナライズされるなか、
今の時代における生活インフラの一つである、

スマホをベースにしたサービス提供、

つまりはDXを進めているということ、

顧客の価値観の変化、
生活環境の変化を適切に読み、

前例にとらわれずに一歩踏み込むこと、

私が上記のようなスーツ事業をやるならば、
企業向けにエンゲージメント向上のアイテムとして、
ユニフォーム制作を提案したい、

ユニフォームエコノミーが来る、
そのように考えているからだ。

リモートワークでの帰属意識を
皆で共通のユニフォームを着ることで、
高めていくという狙い

このような事例を抽象度を上げて
理解することができれば、

自分の属する業界にも
適用が可能、

具体と抽象の行ったりきたり
重要なキーワードです

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