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【Hyperpop】ピーナッツくんを中心に音楽を聴いている人間によるHyperpop全力紹介記事【音楽】

はじめに

こんにちは!とくと言います!
今回は私の大好きな「音楽」、特に「Hyperpop」について自分なりに全力で語らせてもらいます…!

始めにこの記事の流れを簡単にまとめてみます!

  1. まず、私がよく聴いているアーティストを紹介します。

  2. 次に、いま紹介したいHyperpopの楽曲を3つ紹介します。

  3. そして、ピーナッツくんが紹介してきた楽曲の中から特に好きなものをピックアップして語らせてもらいます。

  4. 最後に、「Hyperpop」というジャンルにカテゴライズされることを快く思わないアーティストがいることを確認したうえで、自分なりの見解を述べてみます。

  5. 結論としては、嫌がる人がいるなら無理にジャンルについて語りたくはないし、正直自分も楽しい音楽さえ聴ければ何でもいいのだけれど、やはり複雑な音楽たちを識別したりより豊かな理解を得るためにも、たまにはジャンルについて語ることを許していただきたい…みたいな感じです。

せっかくなのでこの記事を読むことで得られそうな利点を考えてみました。

ピーナッツくんファンの方にとって:ピーナッツくんが結構関わりをもっているHyperpop(ハイパーポップ)というジャンルについて少し理解が深まる可能性があります。
音楽ファンの方にとって:厄介になりがちな「音楽ジャンル」というものに対していくつかの見解を提示しているので、もしかしたら興味深い内容が含まれているかもしれません…!

正直なところ、圧倒的に音楽について語るための語彙が不足している中で、それでも好きな音楽について語りたいと思ってもがいています!

基本的には「一緒にこの楽しい音楽たちを楽しみましょう!」と思って書いています!
よければぜひ楽しんで読んでみてください!

目次


1.  自分の好きな音楽

① ピーナッツくんを中心に様々な音楽を聴いている

まずあらかじめ述べておかなければならないこととして、私は「ピーナッツくん」の大ファンです!
2020年末からピーナッツくんの音楽活動やYouTube活動を熱量もって追っています。
そして、「ピーナッツくん」を中心に音楽趣味を広げている現状があります。私がこの記事で紹介するほぼすべてのアーティストが、(直接的/間接的に)ピーナッツくんをきっかけに知ったアーティストになります。

② 特に好きなアーティスト:ピーナッツくん、Tohji、Peterparker69

私が特に好きなアーティストは次の人たちです。

  • ピーナッツくん

  • Tohji (Mall Boyz)

  • Peterparker69

この3組については、自信をもってほぼ全曲聴き込んでいると思います。
TohjiとPeterparker69はどちらもピーナッツくんがきっかけで知りました。今ではピーナッツくん関係なくても大好きなアーティストです。

③ 最近よく聴いている音楽ジャンル

音楽の「ジャンル」についてはあまり詳しくありませんが、自分のよく聴いている音楽については一応次のような分類ができるかなと思っています。

  • Hyperpop系 (音が割れがちでノれる感じのやつ)

  • Future Bass系 (特にEDM×女性ボーカルみたいなやつ)

  • HIP HOP系 (POP YOURS的な若めのラップシーンのやつ)

なお、Hyperpopの一部アーティストを除き、基本的に邦楽しか聴いていません。

④ 最近よく聴いているアーティスト

最近(2022~2024年頃)よく聴いているアーティストは以下のような感じです!

【海外アーティスト(Hyperpop系)】

  • Charli xcx

  • underscores

  • Kero Kero Bonito

【Hyperpop系、Future Bass系】

  • PAS TASTA

  • lilbesh ramko

  • somunia

  • TEMPLIME & 星宮とと

  • KOTONOHOUSE

  • 嚩ᴴᴬᴷᵁ

  • 4s4ki

  • nyamura

HIP HOP系

  • Elle Teresa

  • lil soft tennis

  • JUMADIBA

  • kZm

  • JP THE WAVY

  • OZworld

  • webnokusoyaro

  • レオタードブタとヤギ・ハイレグ

⑤ こうしたアーティストを聴くようになったきっかけ

どういったきっかけでこうしたアーティストを聴くようになったのか、そこにはおおまかなパターンがあります。それを簡単に紹介させてもらいます。

  • Hyperpop系ピーナッツくんが雑誌やインタビューなどでたまに紹介してくれる「好きなアーティスト」や「よく聴いている音楽」によくHyperpop系統の音楽が含まれています。それがきっかけで好きになることが多いです。特にPeterparker69やunderscoresなどは頻繁に名前が挙がります。

  • Future Bass系:主に以下二つのルートで広がることが多いです。

    • ピーナッツくん → YACA IN THE HOUSE → somuniaなど

    • ピーナッツくん → 嚩ᴴᴬᴷᵁ → KOTONOHOUSE → 4s4kiなど

    • YACAさんやKOTONOHOUSEさんなど、幅広いアーティストとコラボするトラックメイカーがキーパーソンとなり、一気に新たなアーティストとの出会いに繋がることがよくあります。

  • HIP HOP系:ピーナッツくんが二度出演したHIP HOPフェス「POP YOURS」の影響が大きいです。フェスの予習復習がきっかけで新たな楽曲を好きになることが多いです。

  • その他:知人からの紹介。SNSを通して音楽好きの仲間が増えており、そうした人たちからいい音楽を教えてもらっています。


2. どうしても紹介したいHyperpop楽曲3選

2024年8月26日、米音楽メディアPitchforkから「26 Contenders for the 2024 Song of the Summer"(=2024年の夏を代表する26曲)」という記事が公開されました。

Pitchforkは「点数付きのレビューやオルタナティブな音楽の紹介に定評があり、世界で最も影響力のある音楽メディアの1つとしても知られている」そうです。(KAI-YOU -「ピーナッツくん、世界的音楽メディアPitchforkの「2024年の夏を代表する曲」に選出」)。

ここで紹介された26曲の中から特にお気に入りの2曲を紹介させてください。

① ピーナッツくん -「Wha u takin bout (feat. lilbesh ramko & hirihiri)」(2024)

1曲目はピーナッツくんの4thアルバム『Blood Bag Brain Bomb』(2024)から「Wha u takin bout (feat. lilbesh ramko & hirihiri)」を紹介させてもらいます。
日本のHyperpopシーンでも有名なlilbesh ramkoさんhirihiriさんとの共作です。
主なビートメイクはlilbesh ramkoさんが担当しているそうです。水っぽい綺麗な音色から始まって、ドロップでは最高潮の盛り上がりを見せる展開、最高ですね…!

そう言えば、Future Bass(フューチャーベース)について調べていたらこんな説明が出てきました。

2.アンビエントなヴァースと激しいドロップの対比
楽曲全体でエネルギーの高いサウンドが続くダブステップに対し、フューチャーベースでは、アンビエントな導入部から徐々に盛り上がりを見せて最高潮のドロップに達するのがお約束。
ドロップこそダブステップ由来のアグレッシブなサウンドが定番ですが、前半は静かでアンビエントなサウンドになっていることが多いんですね。

稲毛謙介 -「フューチャーベースとは?その成り立ちと特徴&オススメの楽曲を紹介!

3.特徴的なヴォーカルチョップ
フューチャーベースでは、ドロップ部分に歌が入ることは稀です。
ヴォーカルが入る場合でも、ドロップ前までに歌が完結し、ドロップではその声を加工して使用する手法がよくみられます。
これを「ヴォーカルチョップ」といって、ヴォーカル素材の波形を切り刻んだり、サンプラーでピッチを変えながら新たなメロディラインを作り出していきます。
このような手法も、フューチャーベースの大きな特徴となっています。

稲毛謙介 -「フューチャーベースとは?その成り立ちと特徴&オススメの楽曲を紹介!

アンビエントな導入部から徐々に盛り上がりを見せて最高潮のドロップに達する」だとか「ドロップではその声を加工して使用する」など、まさに「Wha u takin bout」に当てはまる特徴だなと思いました。
じゃあこの曲は少なくともFuture Bassの一種だとは思っていいですよね!?

とにかく本当に大好きな曲です。ライブでもめちゃくちゃ盛り上がって最高でした。好きすぎて目覚ましアラームにしちゃってます。アンビエントな導入部は寝起きの脳にも優しいです。

lilibesh ramkoさん、hirihiriさんという日本の音割れFuture Bassの旗手のような方々(そう言って差し支えありませんか?)が、様々な業界で絶妙に無視できない存在感を放ち続けるピーナッツくんとコラボした「Wha u takin bout (feat. lilbesh ramko & hirihiri)」。Pitchforkによる選出はYahooニュースにもなりました。これはいま注目に値する楽曲だと言ってよいのではないでしょうか。

ピーナッツくんやlilbesh ramkoさん、hirihiriさんのいちファンとして、ぜひこの楽曲が広く好まれたくさんの人々に聴かれてほしいと願わずにはいられません…!!

② Charli xcx -「Von dutch」(2024)

Charli xcx(チャーリー・エックス・シー・エックス)はイギリスの女性シンガーソングライターで、Hyperpopの解説記事ならば必ず名前が挙がる最重要人物のひとりです。

Charli xcx「von ducth」は先ほど紹介したPitchforkの「26 Contenders for the 2024 Song of the Summer"(=2024年の夏を代表する26曲)」に選出された1曲です。Charli xcxの最新アルバム『BRAT』(2024)、『Brat and it’s the same but there’s three more songs so it’s not』(2024)に収録されています。

歪んだサウンドがいかにもHyperpop的ですよね! 最近聴き始めたばかりなのですが、めちゃくちゃハマっています!

あと本当は同アルバムに収録された「Talk talk」にもめちゃくちゃハマっています。こちらは自分の感覚だとあまりHyperpop的でない印象ですが、聴き心地のよさは抜群です。いま全音楽の中で一番ハマっている楽曲だと言えます(2024.09.01)。よければぜひ聴いてみてほしいです!

③ underscores -「Spoiled little brat」(2021)

underscores(アンダースコアーズ)はニューヨーク在住のシンガーソングライターで、こちらもHyperpopの話に必ずと言っていいほど登場するアーティストです。

underscoresの「Spoiled little brat」は3年前のアルバム『fishmonger』(2021)に収録された楽曲ですが、個人的には海外のHyperpop楽曲の中で依然として唯一無二のアンセム的な輝きを放っているような気がしています…。
バンド音楽みたいな愉快な雰囲気で、自信満々な歌詞を歌っています。終盤のやりすぎた音割れは初めこそ拒絶感がありますが、いずれ耳馴染み始めるともう癖になって取れません。しばらくはこの曲だけを1曲ループ再生し続ける時期が私にもありました。

日本のwebメディア KAI-YOU Premiumの記事では次のように熱量をもって取り上げられていました。(私はこの記事がきっかけで「Spoiled little brat」に興味をもち聴くようになりました)。

underscoresの「Spoiled little brat」は、シンプルで直情的なポップ・パンクをそうしたハイパーポップ以降の流儀でブーストさせたような曲。キャッチーなフックと畳みかけるようなビートだけでなく、リリックにもハマってしまった。
と言っても、たいしたことは歌っていない。「Spoiled little brat」とは「甘やかされて育った駄々っ子のクソガキ」の意味。そしてサビで繰り返し歌っているのは「Shut your mouth, listen up when I talk」「I’m a spoiled little brat and I get what I want」。つまり「俺がしゃべってるときは黙りやがれ」「俺は甘やかされて何でも手に入れてきたクソガキだ」というフレーズ
言ってしまえば「うっせぇわ」とムードとしてはそんなに変わらない。他愛もないリリックではあるのだけれど、そこに「I’m a pop star, Baby」とか「It’s the new wave of the future of The new wave of...」といった根拠のない自信たっぷりの言葉が混ざることで、不思議な説得力を持つ。

KAI-YOU Premium -「2021年の音楽シーンに見る“価値観の分極化” 波物語からHyperpopに至るまで(柴那典)

また、underscoresが来日公演した際のインタビュー記事では、「Spoiled little brat」が日本で好意的に受容されていることを感慨深く語っている様子が見られます。

- 今回の来日は「ようやく」という思いもあって。特に"Spoiled little brat"は東京のアングラシーンのクラブでもよくかかっていたし、日本語圏のオーディエンスの中で話題になっていたのを覚えています
underscores - マジ? クールだね。そういえば、二、三年前のしばらくの間、私のApple Musicのエリア別ランキングは東京がトップだったんだよ
- えっ、アメリカの都市よりも上に?
underscores - そう。一位から東京、ロサンゼルスの順になっていて、バグかと思った(笑)。これが本当のことなのか確信が持てなくて、ずっと確かめたかったんだ……日本で"Spoiled little brat"を演った時は、みんなブッ飛んでいて最高だった。あの曲はたくさんの人にとって特別で、気に入ってくれたことに感謝しています

fnmnl -「【インタビュー】underscores | 「もし居場所がないのなら探してみて」」(namahoge)

おそらくシーン内でも重要な曲だと思われますし、私自身大好きな曲です! まだ聴かれたことのない方はよければぜひ一度聴いてみてほしいです! すごく楽しい曲です!


3. ピーナッツくんによるオススメ音楽紹介

ピーナッツくんはこれまで好きな音楽を何度か紹介してくれています。その主要な例をここで紹介させてください。
また、ピーナッツくんが紹介した楽曲の中で個人的に「注目!」な曲を取り上げさせていただきます。

① ピーナッツくん厳選プレイリスト「New!スーパーリアリズムヒップホップ」(2021.08)

ピーナッツくん「New!スーパーリアリズムヒップホップ」

【ピックアップ1】hirihiri & Yaca -「power!」

「power!」はSpotify公式プレイリスト「hyperpop」にも選出されました。
これもめちゃくちゃハマる曲です。

② AVYSS ENCOUNTERS 2022「2022年印象に残った5作品」(2022.12)

AVYSS ENCOUNTERS 2022 vol.1「2022年印象に残った5作品」

【ピックアップ2】Peterparker69 -「Flight to Mumbai」

Peterparker69(ピーターパーカーシックスナイン)は主に歌唱・作詞を行うJeter(ジーター)と主に作曲を行うY ohtrixpointnever(ワイオートリクスポイントネバー)の2人で2022年に結成されたユニットです。
「Flight to Mumbai」はApp Storeの公式CMソングに起用され話題になりました。めちゃくちゃオシャレだし聴き心地もよくて、有名でもあるので、未視聴の方はぜひ一度聴いてみてほしいです!

「オルタナティブ」と呼ばれる、メインストリームとは異なる音楽をやっているようです。とにかく聴覚的な快感への強いこだわりがあり、聴き心地のよさは群を抜いていると思います。歌詞を聞き取らせるつもりはほとんどないようですが、少しセンチメンタルな雰囲気を漂わせる歌詞には深みがあって惹き付けられます。
最近のリリースだとPeterparker69 × Tennyson -「skyskysky」が気持ちよすぎてやばいのでオススメです。

③ AVYSS ENCOUNTERS 2023「2023年記憶に残っている5つの何か」(2023.12)

AVYSS ENCOUNTERS 2023 vol.3「2023年記憶に残っている5つの何か」

【ピックアップ3】underscores -「Old money bitch」

妖しげでかっこいい曲です。

ピーナッツくんは4thアルバム『BloodBagBrainBomb』に関して影響を受けたアーティストとしてunderscoresの名前を挙げています。来日公演にも行ったとのことで、かなりファンみたいですね。

ー今作で、インスピレーション源となったアーティストはいますか?
ピーナッツくん - アンダースコアーズこの前の来日公演も行きましたけど、今作では影響を受けました

Rolling Stone Japan -「ピーナッツくんが語る、POP YOURSとヒップホップ」(つやちゃん)

④ 雑誌『POKOPEA』「PLAY LIST By peanuts-kun」(2024.04)

ピーナッツくんが相方のぽんぽこさんと共作したオリジナル雑誌『POKOPEA』に「ピーナッツくんのTHE MUSIC STORY」というコーナーがあります(pp. 98-103)。そこではピーナッツくんに影響を与えた8枚のアルバムと、彼がよく聴いている40曲のオススメ楽曲が紹介されています。ぜひ読んでみてほしいです…!

【ピックアップ4】100 gecs -「Doritos & Fritos」

100 gecs(ワンハンドレッドゲックス)はアメリカを拠点に活動する2人組で、Hyperpopの歴史的経緯について話をするなら名前が出ない方がおかしいユニットです。
例えば、下記のように説明されます。

■2019年8月、100 gecsのヒットを受けてSpotifyのエディターが公式プレイリスト「hyperpop」を作成
■2020年7月、100 gecsがゲストキュレーターとしてプレイリストを編纂

namahoge -「パンデミック下に狂い咲く、破壊と越境の音楽「hyperpop」とは何か?

比較的バンドっぽいサウンドが特徴な気がします。
アルバムジャケットやMVも結構「ふざけている」ような印象でおもしろいです。

Doritos & Fritos」は、ピーナッツくんのプレイリストの中で「晴れた日の朝に」というシチュエーションに選ばれた5曲のうちの1曲です。全40曲の中で1番目に配置されています。めっちゃノリノリでスタートできて最高です。
「Doritos」と「Fritos」はスナック菓子のことだと思います。サビの歌詞が「眠りたいのにテレビの音がうるさいよ」みたいな内容でおもしろいなと思いました。
メロディがめっちゃよくて本当に癖になります。この曲はだいぶ好きになりました。


4. 「Hyperpopって何?」と思ったときにまず読んでほしいオススメ記事

Hyperpopについて解説してくれている記事に10本くらい目を通したのですが、その中でも特によかったと思ったものを厳選してご紹介させていただきます。

① namahoge - 「パンデミック下に狂い咲く、破壊と越境の音楽「hyperpop」とは何か?」(2021.02.23)

Hyperpopの登場や流行の経緯をわかりやすくまとめてくれています。それ以外にも様々な観点からHyperpopの解像度を高めてくれます。
日本のHyperpop紹介記事の代表的な作品だと思われます。

筆者のnamahogeさんはHyperpopシーンのアーティストに度々インタビューをされている方です。実はこの私の記事で引用している文章の大半がnamahogeさんによるインタビュー記事からの引用になっています。

② BabyJam - 「Hyperpopとは?デジタル世代に広がる新たな音楽トレンド」(2024.08.13)

今年の8月に上がったばかりの記事です。
「Hyperpopの起源」「サウンドの特徴」「TikTokにおけるバイラルヒット」「LGBTQ+やファッションなどにおける文化的影響」など多角的な視点からごく簡潔に短くまとめられています。

よかったら読んでみてください!
他にも勉強になる記事がたくさんありましたが、ひとまず以上2つだけのご紹介に留めさせていただきます。


5. さいごに:Hyperpopについてどう語ればよいのか?

ここまで、主にHyperpopに焦点を当てて語ってきました。
最後に、「Hyperpop」というジャンルの定義や分類について気になる点を掘り下げてみたいと思います!

さて、「Hyperpop」はどういった特徴をもったジャンルとして説明することができるのでしょうか?
他の多くの音楽ジャンルと同様に「Hyperpop」にも明確な定義はないようです。しかし、やはりある程度は認識を固定化させるためにもおおまかな特徴づけは欲しくなります。

Hyperpopの特徴づけ

私は、次の説明がわかりやすいイメージを与えてくれるものだと思いました。

Hyperpopとは、2019年前後からSpotifyの公式プレイリスト等を経由して定義付けられた新たな音楽ジャンルです。名前の通りポップ・ミュージックを「超越」したかのような独特のサウンドが特徴で、主に電子音楽やHiphopなどを主軸としつつも、それを誇張するかのようなスピード感・過剰な音圧・キラキラとしたメロディなどを取り入れているイメージの音楽となります。
ほかにも、2000年代頃のロック・サウンドなどを大胆に取り入れたり、ボーカロイドやアニメといったサブカルチャーを前面に押し出したりと、「ポップ」であることを共通項としつつも、ひとつのカテゴリに収まり切らないジャンルレスで自由な音楽であるとも考えられます。

特選街web -「【Hyperpop(ハイパーポップ)とは】多様性を受け入れた次世代音楽トレンド 押さえておきたい注目曲ベスト3」(松島広人)

主に電子音楽やHiphopなどを主軸としつつも、それを誇張するかのようなスピード感・過剰な音圧・キラキラとしたメロディなどを取り入れているイメージの音楽」とのことです。言われてみれば、Hyperpopとされる音楽にはそういう特徴がしばしば見られた気がします。結構しっくりきました。

もう一ついい感じの説明があったので見てみましょう。

Hyperpopとは?
Hyperpop (ハイパーポップ) は、音楽業界の中で近年急速に注目を集めているジャンルで、ポップミュージックの要素を極端に拡張し、独自のサウンドと文化を形成しています。高音で加工されたボーカル、グリッチの効いたビート、そしてインターネットミームやポップカルチャーの影響を色濃く受けたこのジャンルは、特にデジタルネイティブ世代に強く支持されています
Hyperpopの音楽的特徴
Hyperpopのサウンドは、極端に加工されたボーカル、電子的なビート、そして混沌とした音響空間が特徴です。楽曲はしばしばテンポが速く、サウンドエフェクトやサンプリングが多用されており、その結果、リスナーにはある種の「過剰さ」を感じさせます。しかし、その過剰さこそがHyperpopの魅力であり、リスナーを引き込む力を持っています。

BabyJam -「Hyperpopとは?デジタル世代に広がる新たな音楽トレンド

これもしっくりくる感じがします。「極端に加工されたボーカル」「電子的なビート」「混沌とした音響空間」「楽曲はしばしばテンポが速く、サウンドエフェクトやサンプリングが多用されており」など。
これまで聴いてきたHyperpopとされる音楽の特徴を見事に捉えているような気がしてきました。

しかし、アーティストにとって、「Hyperpop」というカテゴライズをあまり安易に歓迎しない向きが一部にはあるようなのです。
ここで少しご紹介させてください。

アーティスト側は「Hyperpop」に分類されることを歓迎していない!?

あえて少し扇情的なタイトルにしてみました。

「Hyperpop」に分類されたことのあるアーティストの中には、そうした分類をあまりよく思っていない人もいるようです。また、「ポップス」や「J-POP」といったジャンルについて考えを持っている場合もあるようです。
ここで少し確認してみましょう。

(ただ、各アーティストのHyperpopに対する見解を紹介することで、「この人はそう言われるのを嫌がってるからHyperpopだと言うべきでない」みたいなメッセージを強く発信することを意図しているわけではないのでご了承ください。私個人の立場としては、真剣にそう思ったのなら「これはHyperpopだ」みたく言ってもらっても別に構いません。たぶん分類については誰しも多かれ少なかれ混乱しているのです。アーティストがめっちゃ嫌がってるのなら心苦しいですが、私のような一般のファンも音楽について少しでも理解したいし、理解を確認し合いたいんですよね…。「これってHyperpop…?」って)。

① Peterparker69の場合

Jeterの曲がかつてSpotifyの公式プレイリスト「hyperpop」に選出されたことがあったようです。

Jeter - でも、ハイパーポップを目指そうと思ったことは一回もなくて。“Mallowball”も普通に気持ちいい曲を作ろうと思ってて。リリースするかどうか結構悩んだんですけど、周りから「出した方がいい」って言われて出した曲なんですよ。だから、ハイパーポップは好きなんだけど、目指してはいないです
Y ohtrixpointnever - ビジュアルイメージも含めて定形化されてるっていうか、音楽とか展開とか、分かりやすく「こうです」っていう像がある気がしていてあんまりそことは密接になりたくないですね

fnmnl -「【インタビュー】Peterparker69 | もっとラフに、もっとデカく」(namahoge)
(2023.02.15)

Y othrixpointneverは、「Hyperpopと言えばこう」みたいなパターンが固定化されていてつまらない、といった不満を抱いているように見えます。

Jeter - “Flight to Mumbai”も本当はポップスを目指してたのに、なんかキモくなったし(笑)。でも逆にそれが面白いなって。
Y ohtrixpointnever - 本当はJustin Bieberみたいにしたいんですけどね。
- ポップスへのこだわりについてもう少し伺いたいです。
Jeter - やっぱ、他のジャンルと比べてポップスってスケール感が全然でっかいというか。そのスケール感がかっこいいなと思う
Y ohtrixpointnever - ポップスって一番闘ってる感じがする
〔…〕
Jeter - Jポップも普通に好きだけど、そこを目指しているわけではないなー
- なるほど(笑)。全体を通してどういうものになったと思いますか?どういう人に聞いてほしいとか。
Jeter - 全然理想だけど、マジで普通に大学生とかティーンネイジャーに聞かれたい
Y ohtrixpointnever - そこにも聞かれつつ、逆張りBoys&Girlsに「クソ...!いいな......」みたいな感じに思われたい。全員に聞いてもらって、全員に好きになってもらいたいですね

fnmnl -「【インタビュー】Peterparker69 | もっとラフに、もっとデカく」(namahoge)
(2023.02.15)

Jeterはオルタナシーンを作ろうと思ってPeterparker69の音楽を始めたといったことをライブ(dokokoko)で語っていた気がします。しかし、ニッチなジャンルで偏狭にやっていたいわけでもなく、スケールの大きなポップスの領域で勝負したいという心意気があるようです。

② hirihiriさんの場合

―futurebassとhyperpopの接続点に居合わせていたわけですね。ところで、hirihiriさんはhyperpopのアーティストと呼ばれることに否定的な発言もされていますが、それはどのような考えからなんでしょうか?
〔hirihiri - 〕いやあ(笑)。雑にタグ付けするようにhyperpopと呼ばれたくない、という感じですかね……。自分の軸足がhyperpopにあるという感覚もないですし
そもそも、いろんなジャンルとかムーブメントが合わさったシーンじゃないですか。100 gecsだって、ジャンルを断定できるようなものじゃないですよね。芯からhyperpopだといえる音楽ってないように思います。

namahoge -「【hirihiriインタビュー】hyperpop、futurebass、dariacore……気鋭クリエイターが語るネット音楽の最前線と「音割れ」論
(2024.04.21)
(初出 2021.10.27)

hirihiriさんは、雑なタグ付けとしてhyperpopと呼ばれるのは嫌なようです。
定義がゆるやかだからこそ「なんでも安易にhyperpopに分類されてしまう」という事態があったのかもしれません。

ちなみに、hirihiriさんが所属する6人組音楽制作グループの「PAS TASTA」は「J-POP」を強調しています。

Xの位置情報は「J-POP」

Tunecoreのアーティスト情報は以下の通りです。

2022年にデビューしたサウンドギーク6人によるJ-POPプロジェクト〈PAS TASTA〉。 メンバーはウ山あまね、Kabanagu、hirihiri、phritz、quoree、yuigotと、国内外で注目を集める音楽プロデューサー/シンガーソングライター。 2023年1stアルバム「GOOD POP」をリリース。

Tunecore - PAS TASTA

公式サイトには以下のように記載されています。

a J-Pop project by Amane Uyama, Kabanagu, hirihiri, phritz, quoree & yuigot

PAS TASTA

とにかくPAS TASTAは「J-POPプロジェクト」とのことです。

③ PAS TASTAの場合

- PAS TASTAのプロフィールには一言「Jポップ」と書かれています。どうして「Jポップ」なんですか?
phritz - あまねさんやKabanaguさんは歌モノができるし、なんとなく漠然とJポップとしてやっていこうみたいな感じですが……たぶん本当に一番最初、結成したタイミングからJポップって言葉を使っていると思います
Kabanagu - うん、そんなもんじゃなかったかな。普通に面白いJポップやろうっていう
yuigot - Jポップって言い張り続けて有無を言わさない、みたいな姿勢はみんなあった気がします。ハイパーポップでもなくフューチャーベースでもなく、Jポップ
- ハイパーポップもポップと言い張って有無を言わせない、みたいなところがありますよね。
phritz - 国内でのハイパーポップの認識ってアメリカのそれとはだいぶかけ離れてますし、自分らもハイパーポップと言われることがありますけど、毛頭そういうつもりはなくて。普通に日本語で歌ってるからJポップでいいんじゃないかなって、それぐらいで。音を割ったからハイパーポップってわけじゃないし。全然別物だって認識です。
Kabanagu - 制作の時もハイパーポップを意識することはないですね。
hirihiri - 普通に影響を受けてるだけ。普通に。
Kabanagu -
そう、聞いてるっていうだけで。
yuigot - ルーツの一つではあるよね。ハイパーポップ代表を目指しているわけではない。
〔…〕
yuigot - 何が「いい曲」なのか、あんまり形が見えてないまま制作が進んで、最終的に「これ良かったよね」みたいな着地が多いかもしれないです。それでできた曲のカテゴリーをJポップって言い張ってるだけで
ウ山あまね - もしかしたら、ラベリングされたくないからむしろJポップって言ってる部分もあるかも。一番広い括りとして
phritz - そもそもJポップって既にめちゃくちゃ広いから、その懐の広さにあやかる感じはあるのかな。
〔…〕
Kabanagu - あと、Jポップという領域の「これありなんだ」みたいなところを拡張して、最終的に拡張したその場所もJポップになる、みたいな気持ちがあるかもしれない。
ウ山あまね - 領地を広げるみたいな。
Kabanagu - そうそう。結果的に広がってJポップになった、みたいな。自分はそういう感覚ですね。

fnmnl -「【インタビュー】PAS TASTA | サウンド・ギークは「Jポップ」を謳って拡げたい」(namahoge)
(2023.05.02)

自分なりにまとめさせていただくと、おおむね以下のような見解があるように思われます。

  • 確かにHyperpopはよく聴いているし、影響は受けているかもしれない。

  • しかし、自分たちはHyperpopをやっているつもりはなく、とにかくJ-POPだと思ってやっている。

  • 自分たちなりに「いい音楽」を作り、できた音楽をJ-POPだと言い張っている。J-POPは懐の広いジャンルであり、自分たちが作った音楽は、J-POPの拡張された一角に位置づけることができるはずである。

おおまかに言えば、このような感じでしょうか。
こだわりが伝わってきますよね。

④ lilbesh ramkoさんの場合

ーこうしてアルバムを通しで聴くとメロディラインやトラック、シンセなどの使い方から、昨今のハイパーポップが連想されますが、そこに対して思うことはありますか?
llilbesh ramkoそれは嬉しいですね。僕から見るとハイパーポップってジャンルではなく現象だと思っていて、そのムーブメントはすごく面白いですよね。聴いたことのない音がいっぱい生まれているじゃないですか。だから自分がそう思われるのは光栄です。それに、ハイパーポップを作ってきた100 gecsなどのアーティストには実際に影響も受けているし、すごく好きですから
ー仰る通り、ハイパーポップはジャンルではなく現代の現象という気がしますよね
llilbesh ramko:はい。この2、3年で一気に増えた感じがすると思うんですけど、そこもコロナ禍が影響しているんじゃないかと思うんですよね。家に篭っている間に、それでも音楽を作りたいって考えるようになった人が自分でネットのチュートリアルを調べたりしながら独自のスタイルを模索して何かクセになるミクスチャーなサウンドになっていったと個人的に感じるんです。言わば、現代が生んだ音楽で、それが世界的に盛り上がっているのは僕としてもすごく嬉しいですね

SATANIC ENT. -「Who's Next by SATANIC Editing Room Vol.23:lilbesh ramko」(Ryo Tajima(DMRT))
(2023.09.29)

lilbesh ramkoさんはこれまでの3者とは少しスタンスが違うようです。
ごく素直に、Hyperpopは好きで影響も受けているし、そこに自分も含まれるのなら光栄です、といった感覚のようです。
いろんな方がいますね。

⑤ underscoresから日本のHyperpopシーンに対するメッセージ

underscoresの熱いメッセージはぜひとも見ていただきたいです。underscoresは来日公演後のインタビューの終盤に、自ら進んで次のように語っています。

- 今後のリリースを期待しています。また日本にも遊びに来てください!
underscores - 絶対そうしたいな。あと、最後にシャウトアウトさせて!
- なんでしょう?
underscores - OK? 私がここで言っておきたかったのは、東京のhyperpopシーンについて。アメリカではみんな「hyperpopは死んだ」とか、そんな風に言っているんだジャンルとして強制されたような気がしたし、もう誰もそれを救いたいとは思ってないからでもここでは、PAS TASTA、lilbesh ramko、PeterParker69、SATOH、このすべての人たちがとてもピュアな感じがした。みんなが持っている特別なエネルギーは、本当に大切なものだと思う。私は日本のこのシーンを見て、初期のニューヨークのhyperpopシーンを思い出したよ。シーンの人たちがどう感じているのかわからないけど、私はただ、みんながライブやリリースを続けていくことを願っているし、それを見るだけですごく刺激になったよ……うん、めっちゃ食らった

fnmnl -「【インタビュー】underscores | 「もし居場所がないのなら探してみて」」(namahoge)
(2024.06.21)

私はこれを初めて読んだとき本当に感動しました。
アメリカではHyperpopについて「ジャンルとして強制されたような気がした」「もう誰もそれ〔=Hyperpop〕を救いたいとは思っていない」とは、なかなか刺さる言葉です。Spotifyみたいな巨大サービスが勝手に命名と分類を行ってきた「Hyperpop」というジャンルに対して、あまり歓迎できない人も多かったのかもしれません。
しかし、日本ではPAS TASTA、lilbesh ramko、Peterparker69、SATOHなどのアーティストがピュアな熱量をもってHyperpop的な音楽をやっているのを見て、underscoresは「めっちゃ食らった」というのです。
シーンの人たちがどう感じているのかわからないけど、私はただ、みんながライブやリリースを続けていくことを願っている」という言葉には胸が熱くなりました。

とにかくアーティストたちがお互いに作りたい音楽を作って、その一方で音楽ファンたちは聴きたい音楽や参加したいイベントを楽しむ、それをみんながピュアな熱量で続けていけば、なんだかいいことありそうだな、と視界が開けた想いでした。

結論:ジャンルについてこだわりはしないけど、語ることは許してほしい

以上、私の好きな音楽とHyperpopというジャンルについていろいろ語らせていただきました。

何か「Hyperpop」と名付けられた音楽ムーブメントが世界中で流行した半面、一方的にも見える仕方で雑なカテゴライズが横行し反発を生んだ面もあったのかもしれません。
しかし、とにかくそこには魅力的な音楽があります。作る側も聴く側もそうした音楽に強く惹き付けられている現状があります。

複雑な音楽たちを識別し、語るためには「名前」を用いることは避けられない気がします。

「命名」や「分類」は人間の概念的な認識においてほぼ不可避的に伴うものだと思うので、完全に撤廃しようとすることは得策ではないかもしれません。しばしば混乱しながらではありますが、今後もなんとか「命名」や「分類」を常に「(仮)」の仕方で続けていって、音楽について自分なりに認識したり他人とコミュニケーションしたりしながらやっていけたらなと思います
そう言えば、よりよい命名を行うのは誰の仕事なのでしょうか? 私にはいまいち不明確です。
「『分類』は常にアーティスト側にとってはいささか疎ましいものでありながら、しかし常に確かなニーズがあるものとして存在し続けていく」みたいなバランスでいいのかもしれませんね。(なんか無責任に結論付けちゃって恐縮ですが)。

自分自身、好きなアーティストがいたり、好きな音楽の系統があったりします。音楽の系統やタイプにはしばしば何らかの名前が与えられるものです。
一方で、名前や分類を知ることは、音楽の歴史的背景やアーティストたちのストーリーを認識することに結びついています。それは私にとってとてもエキサイティングな知的活動です。例えば、「ピーナッツくんの4年以上に及ぶ音楽活動における音楽ジャンルの変遷」についてより洗練された理解を作り上げようとすることは私にとって未解決な関心事です。「このアーティストと一緒に仕事するようになってから〇〇のジャンルの音楽が増えた」などの認識において、ジャンル名の存在は不可欠かもしれません。こうした認識はより豊かな楽しみ方に貢献してくれるかもしれません。
他方では、別に「分類」に一番関心があるわけでもありません。ただ私が一番関心があるのは、日々のストレスや苦悩をできる限り緩和し、人生の中に喜びと快楽を増大させたいということだけなのです。そのためにいつも音楽は多大なる貢献をしてくれます。音楽を聴くといつも癒され、そして大きな快楽を得られます。要は、好みの音楽を聴けて、自由に踊ることができたらそれでかなり満足だという一面もあるのです。
けどやっぱり、たまには音楽ジャンルの歴史やアーティスト間の影響などについてより洗練された理解をもてるようになりたいと思うのです。

音楽ジャンルの分類に対して様々な好悪の感情を抱いている人たちの感情をむやみに逆撫でしたいとはまったく思っていないので、もうちょっと勉強できたらいいなとは思っています。
しかし、私自身、いち一般人として、何か特定の音楽シーンの栄枯盛衰に対して責任を負っている立場だとも思っていません。
私は今後とも聴きたい音楽を聴かせてもらいますし、行きたいライブに行かせてもらおうと思います。それがHyperpopであろうと、なかろうとも…!


あまり幅広く音楽聴いてる方でもないので、すごく偏狭で間違ったことを言ってしまったかもしれません。一応現在地点での自分なりの全力の語りでした!
何かご意見・ご感想などあれば教えてください!(紹介されてた曲聴いてみたとかもあればぜひ!)

この記事が、読んでくれる人の楽しみを少しでも増やすことに繋がったならすごく嬉しいなと思います!!
ここまで読んでくださって本当にありがとうございました!!

おわり

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