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体力ない人のための旅行記:隠岐の島編

これは「40代で体力がない」「でもきれいな景色は見たい」「快適さのためなら多少のコストは払いたい」「旅先でレンタカーの選択肢あり」という人のための旅行記です。


隠岐の島への移動手段

前日の西ノ島観光でも同じですが、船だとどんなに早くても島への到着はお昼ごろになるようです。(隠岐汽船の2024年4月現在の時刻表)そしてその日のうちに別の島へ移動するなら17時頃の船が最終なのですが、そんなにバタバタと観光するのはもったいない、、ということでわたしは昼に到着して一泊し、翌日昼に別の島へ移動するというスケジュールを組みました。

わたしの作成したスケジュール(2日にまたがります)

そしてここでもフェリーの客室は特別室を利用しました。一番安い客室は2等で1,600円で、一番高い特別室は4,120円です(隠岐汽船の2024年4月現在の運賃)。一時間半で2,500円払って昼寝で体力回復と考えたら、すごく割安だと思います。2等客室でも横になれるでしょとお思いかもしれませんが、鍵のかかる個室で荷物の心配もなくベッドで寝るのとは、40代ということもあり体力回復度合いがまったく異なるとわたしは感じます。
しつこいようですが、40代で運動不足で体力がない人間が旅先で困ること、それは残りHPが足りず「もう観光とかいいからホテルで休みたい…」という気持ちになることです。元気いっぱいで観光するため、ありがたく利用させていただきました。隠岐汽船さんありがとう。

壇鏡の滝

こちらはガイドブックでお勧めされていたのですが、現地には「〇〇から先は落石の危険のため立ち入り禁止です」との看板があり、その〇〇がどこなのかが分からず鳥居の先には入りませんでした。Google mapのクチコミによると滝を裏側から見られたらしいです。

参道の入り口の鳥居の前に大きな杉の木が二本立っている
その木を守るためにとんちをきかせた男性がいたらしい

那久岬

事前に隠岐の島の夕日スポットを調べていて、「油井前の洲」がウユニ湖みたいできれいと聞いたので行く予定だったのですが、まだ時間が早かったので那久岬に寄りました。そしたらここがわたしの琴線に触れるスポットで、結局夕日はこちらで観ることにしました。
駐車場から灯台まで起伏のある道を歩くので、摩天崖と同じように周囲の景色がガラリと変わっていく様を楽しめます。

灯台までを歩く
灯台からの景色
夕日を背景にした牛
海に反射した夕日がきれい

灯台の西側に「こちらでご覧ください」といわんばかりの場所があり、持参した折りたたみイスに座ってぼんやりと2時間くらい景色を眺めていました。摩天崖が良すぎたのでここが2位みたいになってしまってますが、めちゃくちゃ良いところです。きっと星もきれいだと思います。
駐車場にはスマホを置く撮影台も設置されており、公共トイレもすごくきれいでした。隠岐の島のホスピタリティありがたい。

八百杉

夜ご飯はガイドブックで評判のよかったこちらを予約したのですが、す~ご~く~美味しかったです!!!!!

5,000円のコースを頂いたのですが、お刺身盛り合わせがどれを食べても最高に美味しくて、ひとりテンションがあがってお箸が止まりませんでした。多幸感がやばい。どれを食べても口の中が幸せになる。その後のお寿司も山盛りで、さらに串揚げ盛り合わせと茶碗蒸しとデザートがつきます。

どれも最高ですが真ん中右のナマコが1位 お魚はふっくら
お寿司も豪華

お金のことを言うのは品が無いですが、京都市内で同じくらい美味しいものを食べようと思ったら5~6倍はするのではないでしょうか、、体感として、、
西ノ島で食べたお刺身も美味しかったですが、こちらのお店は鮮度プラス味付け?調理方法?がすばらしく(素人がすみません)、離島に住むプロ中のプロの料理人だ~!!と感服いたしました。
Google mapのクチコミにネガティブなコメントがあったのですが、全く心配無用です。お店の方もとても感じよく、旅行中でここのお食事が一番美味しかったと伝えると、「えーっ!そう言ってもらえて嬉しいです~ぜひまた隠岐に来てください~」と笑顔で返していただけました。絶対絶対また来ます。

hotelのち

西郷港のすぐ前にあるホテルです。こちらたぶん出来て間もないと思うのですが、めちゃくちゃ使い勝手がよいです。部屋に欲しいと思うものが全てあります。基本アメニティはもちろんのこと、廊下にウォーターサーバーもあるし、部屋には高性能な足裏マッサージ器がありました。島内の観光は歩きまくって足がくたくたなのでこれは助かりました。iittalaのマグカップやBRUNOの時計など、各所にこだわりが感じられます。

洗面台が広くて使いやすいし、バストイレ別で浴槽あり
1階のカフェもおしゃれで若い方が集まりそう

翌日はお土産を買って、隠岐空港から帰りました。これまで旅行先で「また来たいな」と思うことは度々あれど、本当にまた来ようと決めているのは隠岐諸島だけです。伊丹空港からのアクセスが良いこともありますが、とにかく景色がよく人がまばらで大自然に自分がのみこまれる感覚がすうっとします。過剰な自意識が薄くなるかんじ。

わたしにとって特別な風景が、この島に住む人たちには日常で、それがとてもかけがえないなと感じます。
この島に住んでインフラを確保してくださったり観光業に関わってくださるみなさま、ありがとうございます。かならずまた来ます。

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