見出し画像

めっちゃめちゃかわいい子どもたち

 私がこの仕事が本当に好きなのは、毎日毎日ASDやその周辺領域のお子さんたちに会えるから。もともと我が子の発達に課題があったことから始まって、子どもたちと何とかしてコミュニケーションを取ろうと奮闘することに、自分の時間の大半をかけてきました。

 お母さん・お父さんの次に、その子のかわいさを理解している、そう言ってしまいたいぐらい、彼らはほんとうにかわいい。一人一人違うから、どうかわいいかを言葉で言うと嘘くさくなってしまうけれど、ほんとにかわいいの!!

 彼らが何を言いたいのか、本当はどうしてほしいのか、伝わりにくいからこそ真剣に向き合うだけの価値がある仕事だと思っています。

 そして発達のボトルネックをくぐったとき、お子さんの表情が別人のように豊かになって、お母さんが「こんなふうに意思疎通ができるようになったよ!」と教えてくれるとき、この仕事をして、この瞬間に立ち会えることに心の底から感謝する毎日です。

 でも、医療にかかる前のお母さんたちにはたくさんの葛藤がある。どえらい診断名をつけられたらどうしようとか、今のままでは苦しいけれど、大変だけれど、でも「なんでもないよ」とも言ってほしい……など、ここには書ききれないほどの悩みと葛藤を抱えて「はじめまして」で出会うお母さんたち。
 それでもここに来てくれた。そのご縁を大事に、その時間は全てをその親子に捧げるつもりで私は毎日を過ごしています。ありがとう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?