ことばの・こと子(発達の気になる幼児さんのママ・パパ応援)

育てにくさを感じながら子育てしているお母さんやお父さん、言葉の遅れが気になるお母さんや…

ことばの・こと子(発達の気になる幼児さんのママ・パパ応援)

育てにくさを感じながら子育てしているお母さんやお父さん、言葉の遅れが気になるお母さんやお父さん、ネット上に色々な情報があって何を信じたら良いかわからない……そんなお母さんやお父さん、現役言語聴覚士兼公認心理師のこと子が、あなたの迷える日々に活路が開けるお手伝いをします!

最近の記事

言葉の遅れ〜言葉の数が増えない②〜

 前回の記事の続きです。  幼児語を少しお話するようになったお子さんが、なかなかその後の言葉が増えてこないときの選択肢として、まずお子さんが「歌が好きか」が次のポイントになります。  私たちの脳は、右と左、二つの半球に分かれています。多くの日本人は言葉は左半球の担当、右半球は音楽を担当していることが多いのです。言葉は全然しゃべらないけれど歌は好き、という場合、言葉と反対側の半球の発達のほうがより進んでいることが考えられます。  音楽、特に歌を聞くのが好き、そういえば、メロ

    • 言葉の遅れ〜言葉の数が増えない①〜

       うちの職場にみえる幼児期ケース、特に3歳までのケースでは、その多くが「言葉の遅れ」という訴えの方です。でも、お話を伺うと「遅れ」の内容はさまざまです。例えば…… ・ こちらの言っていることは大方わかっているように見えるのに、全くしゃべらない。声も出さない。 ・ 言うことが全然聞けない。何をどこまで理解しているのかが分からない。 ・ 色々訴えてくるけれど、何を言っているのか分からない。そのうち親も子もイライラして怒り出す。 ・ 動画でもなんでも一度聞いたことは覚えてしまう。

      • チャトラのにゃんこです

          めっちゃめちゃかわいい子どもたち

           私がこの仕事が本当に好きなのは、毎日毎日ASDやその周辺領域のお子さんたちに会えるから。もともと我が子の発達に課題があったことから始まって、子どもたちと何とかしてコミュニケーションを取ろうと奮闘することに、自分の時間の大半をかけてきました。  お母さん・お父さんの次に、その子のかわいさを理解している、そう言ってしまいたいぐらい、彼らはほんとうにかわいい。一人一人違うから、どうかわいいかを言葉で言うと嘘くさくなってしまうけれど、ほんとにかわいいの!!  彼らが何を言いたい

          「育てにくい子育て」は、存在する。

           お子さん一人ひとりがみな違うように、お母さん、お父さんも一人ひとりみなそれぞれ別の人間です。得意なことも違うし、気になることも違うでしょう。あるお子さんをAさんという人は楽しく愉快に育てるかもしれないし、Bさんのという人は苦行のような毎日になってしまうこともあるかもしれません。でもそれはもちろん、AさんよりBさんがさんのほうが良い親、ということではありません。  私がお話をさせていただくお母さんたち、だいたい皆さん疲れ果てていて寝不足です。面談で多くの方から聞くエピソード

          はじめまして、「ことばの・こと子」です

           子育てがしんどいお母さん、お父さんへ、情報提供していきます。  私は言語聴覚士・公認心理師として、某児童精神科クリニックで幼児の発達支援と、毎年200人近い保護者への育児や発達、就学の相談をメインに活動しています。専門は自閉症を中心とする発達障害全般です。たくさんのお母さん(お父さん、おばあちゃん、おじいちゃんのことも)とお話をしながら、かわいらしいお子さんたちや、おうちの方に毎日いろいろなことを教わりながら、私も必要なことをお伝えしながらの毎日です。  この仕事をして