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街々にまちまち ~九州ぐるり旅 vol.6~

 今回、九州のいろんな街を巡らせていただきました。
できることなら各県の県庁所在地だけでもぐるっと回りたいなと思っていたんですが、あまりの九州の広さに断念。
なるだけ移動時間を削りつつもできるだけいろんなまちを見てこようとしておりました。が、体力的にも時間的にもなかなか難しかったので、特に後半は人に案内していただきつつ、その街で生活してる方の感じていることを聞きながら街巡りをさせてもらっておりました。

ここまで行ってきた街のこととまとめて所感をまとめておきたいと思います。


別府。観光事業に振り切ってるように見える。

別府および湯布院を巡ってみました。
どこでも行けたわけではないですが、検索しても観光情報もたくさん出る出る。他の地域で観光情報調べても、別府の情報が出てくるほどに「観光」と「別府」が紐付いてるんだなぁと感じました。

フェリーで早朝に着いたので、あまりに行けるところがなさすぎて、ささーーーっと調べて出てきたのが、Vol.1 の通り、滝が2ヶ所出てきました。
どちらに行ってもまぁとんでもなく綺麗だし、自然との距離の近さを強く感じました。
が、特に整備されてるわけでもなくって、看板も一応ある…くらいの感じ。
何をできるところもないですが、それがむしろ、自然の中にそのまま在れてとても自由な感覚。こんな場所が車で30分〜1時間のところに点在していたりして、自然との物理距離の近さを感じました。が、同時に生活と自然が明確に切り分けられてる感覚も。
観光業のコンテンツとしての自然はあるものの、その自然が生活との身近さはまた別なんだなぁと感じました。

同、大分県。竹田市にて。

茨木市と姉妹都市な竹田市にも少しだけお邪魔させていただきました。

まぁ大きな川に囲まれて、お城のあった跡地かしら?という感じ。

竹害のこともあって、茨木市では「いばらき竹灯篭」という形でご一緒させていただいていると認識しております。
「いばらき竹灯篭」もし行ったことない方がいましたら今年はぜひ。毎年、実行委員会の本気を感じます。ものすごく綺麗な空間が出来上がっていますので次回ぜひ。
12月の第一土曜日に毎年開催されております。(変更あるかもしれないのでぜひ調べていただいて!)

で、グランツたけた(竹田市のホール)を主に観に行ったのですが、
その外で営業されている2軒のカフェが面白くって。
片方はハンドメイドの作品(しかもめっちゃいい感じでした)だったり、地元で竹を加工した製品などなどを販売しておりました。
そのお隣は、久住高原(国立公園)で平飼いされている鶏の卵を使ったプリンを主軸に、竹田市や周辺で生産されているお野菜などなどを使っていて、素敵だなぁと。
お高いなというイメージもなく、モノのクオリティも味もめちゃくちゃ高くって大満足という感じ。地元だから使うではなくって、質勝負のレベルの高さを感じました。この辺りは茨木負け取らんぞと思うところ。

久住高原も通りましたが、コテージとかはありましたが、観光やのんびりスポット的に過ごせるところはなく、ふらっと立ち寄れるようなところには少なくとも移動中には出会いませんでした。
別府との違いを感じたところで、別府はどこ行っても何か滞在先があって商業がある感じ。商業感を感じないからこそ、心に響くものもあったのですが、もっとゆっくりあの景色を楽しめる空間があると良かったなと思ったのも本音でした。
街として稼ぐ必要性は強く感じるところなのですが、バランスというか、どちらも同時に立てられるようなやり方はないのかなぁ?と。
必ずどこかで実現してる人がいるだろうと思うので、ちょっと探して一度行ってみたいなと思うところです。

福岡市。大陸との距離。

とにかく観光客の多いこと多いこと!
街を歩いていて、日本語以外の言語がめっちゃ多い…
朝、銭湯に行ってもほとんど日本語聞こえない…
中国、韓国系の方が多かったかな?という印象でしたが、どうなんでしょう。

大阪 難波のあたりや、京都にいるのに近い感覚でしたが、それよりも港町であることも手伝ってか、ほんとに日本で見たことなかった景色でした(明らかに日本なのだけど)
そんなところなので、お店もたくさんあって、なんとなく「福岡っぽいもの」「外国人観光客向けっぽいもの」がたくさんありました。
が、地元の人が行くお店にお邪魔して話をしてみると、「あそこには行かないなぁ〜。だったら、あんなとことかこんなとことか、いいところいっぱいあるよ〜」って教えていただきました。
どっちも行ってみましたが、ずっと地元にいたり地元の人との繋がりがある人たちがいくところ、一見さんが行くところ、ちょうどその両方が混ざったところがそれぞれあったなぁと。

例えば竹田市だと、地元の人!という感じ。
別府はほとんどが一見さんに向けたお店がたくさんって印象でした。

福岡に関しては、なんだかどれもある感じがして、屋台をやっていたおっちゃんをみていて感じたのは、本当は地元の常連さんに向けてじっくり商売したいんちゃうんやろか?と感じました。
観光客さんはおそらく有名な屋台に並んでいるっぽく。あと多分お店に入るハードルと仕組みが複雑なのか外人さんは少なかったのですが、お店の方とコミュニケーションとれる間もなく。なんならお隣の人と繋がるみたいな隙もなく、なんだかちょっとせせこましいなというのがちょっと寂しく虚しく感じるところでした。
会話も聞いていると、旅行だったり出張だったりの人たちかなーという感じでした。
たまたま入ったのが、昔っからずっと営業してたっぽい方の屋台でしたが、新しくてキラキラした感じのとこも結構あって、そこに入るとまた店主さんの目的もやり方も違ったりするのかもしれません。

糸島

もうここは書いた通りで、自然との距離の近さ。この辺りは、Vol.4にあるのでよければぜひ。

北九州市

小倉を出発して、門司港をはじめ、北九州をぐるっとご案内していただきました。

北九州市、話を聞いていると門司市、小倉市 、若松市、八幡市、戸畑市の5市が合併したそう。小倉に関しては、北区南区でも結構違ったように思いますが、「茨木市」でイメージしていたサイズ感とまるで違って、移動したイメージは、茨木市が5〜6個あるくらいのイメージ。

そんな話もしていたら、公共施設も各区にあるようで、合併していたモノのそれぞれの土地や昨日が本当に分業できているかというとそうでもないないと。
ただ、もしこれで自分の街にあったものがなくなってしまうとするとその不便は受け入れられるかなぁ?と思うとなかなかしんどいものがあるなとも思いました。

茨木も、税務署、保健所が近場にあってすっごい便利ですが、年金事務所は吹田に。まぁまぁ遠くって困るなぁということも。でもそんなみんながしょっちゅう使うものでもないしなぁ…と思ったりします。が、無いよりあったほうがいいよね。その維持コストを考えるといろいろ思いますが、それもなかなか見えるものでもないし。私も正確にはわからないのでなんともです。

また、鉄工所等々の工場が港にたっくさんあるのですが、もともと軍事的ないろいろを生産していたそうです。どうやら。
なので、本当は長崎にではなくってこちらが攻撃される予定だったという話も小耳に挟みました。納得。たまたまその日、雲がかかっていたそうです。
その時代の歴史は街の中のいろいろな場所、街の今の形に大きく影響しているのだなぁと感じるところもたくさんありました。

あとは道すがら、ほぼ全焼したという旦過市場の話も聞きまして、晩御飯は旦過市場の近くのお寿司屋さんに。
港のすぐ近くの街だからこそお魚おいしいよと。
それも本当は工場多かったので水質酷かったそうなのですが、街をあげてがんばって綺麗にしたそうです。少なくともどの港の水もすごく綺麗な水が流れていた印象でした。
ちなみにそこで食べたお寿司は過去どこで食べたお寿司より美味しかったです。

道を歩く人たちの目線、歩き方、会話、どれをとっても関西で見てきたものとはまるで違って、でも案内してくれた方にとってはそれが当たり前で。
それぞれに土地に住んで、その場にいる人たちが、その土地で動かないと、本当にそれぞれの街にとって必要なことは何もできないよなぁと改めて感じたところでした。

一通り見て、回ってあと二箇所

あとは、宮崎県へGO。
街としては日南市を見に。
場所としては日南市、宮崎市の二箇所。
残りの二日間は2人の人とゆっくりとお話しさせていただきました。

ここまで見てきたもの、感じたものと合わせて、聞きたいことを聞き、伝えたいことを思いっきりぶつけてみさせていただいたらようやっと自分のやりたいことややるべきことに出会えたなぁと思います。

その辺りは次回以降をお楽しみにぜひどうぞ。
それでは今回はここまでに。
ありがとうございました(^^)

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