見出し画像

英語学習のつもりが面白さにハマった海外Podcast 5つ (Part1)

Podcastを聴かない日はほとんどないくらい、ハマっている。
もう3-4年かな?

最初は英語学習の1つとして聴きはじめたのだけど、どうも「THE 英語学習」的なコンテンツが面白くなく、かと言って単純な海外ニュースもイマイチ気乗りしない。

そんな私が、早口なスピードにもめげず聴き続ける(聴き続けた)海外Podcastをシェアします。いや、ぜひシェアしたい。

なぜなら、私自身がこれらのPodcastを聴くことで、英語学習のモチベーションが維持できるだけでなく、日本では触れることの少ない海外の情報を得られたり(それは英語メディアの記事も同じだけど)、外国人と話すときのネタに困らないから。

では、早速。
ちなみに私の英語レベルは、TOEIC780点の中級。2018年夏にエストニア・タリン大学のサマースクールに参加し、授業の内容はほぼ聴き取れたが、ディスカッションで積極的に議論するのはちょいとキツいレベルです。

1. Slow Burn

SLATEが制作する、歴史上の政治事件・ドキュメンタリー。とにかく面白い!

Season 1はウォーターゲート事件、Season 2はクリントン大統領時代のモニカ・ルインスキー事件。
私はウォーターゲート事件のことをよく知らないので、うっすら記憶にあるモニカ・ルインスキー事件を扱うSeason 2を聴いてみたところ、

「えええ?不適切な関係に焦点を当てたワイドショー的な報道しか記憶に残っていないけど、裏にこんな複雑かつ巧妙な背景があったのか!!!」

と、もう驚きしかなかった。
SLATEがどのような位置付けのメディアかはよくわからないので、少し差し引いて考えても、これを聴いて以降、メディアでクリントンの姿を見るたびに番組内の数々の証言が頭の中に蘇り、引いてしまうほど。この気持ち、聴いたらわかるはずです。

私は、もともと政治サスペンスのようなコンテンツにあまり興味はなく、ドラマや映画は気楽なラブコメが好きだったのだけど、Netflixの『サバイバー』で開眼。実際には、ドラマや映画を見るより他のことに時間を使ってしまうので大きなことは言えないながらも、好きなジャンルの1つになった。

Slow Burn Season 2では、モニカが友人と待ち合わせていた場所にFBIが現れ、彼女を連れていくシーンから始まる。その後、時間軸を行き来しながら、徐々にそのシーンの背景が明らかになっていく。

英語力を上げたいと勉強するとき、コンテンツの面白さというのは、本当に大事だと思う。海外のPodcastはストーリーテリングに優れたものが多く、私レベルの英語力でも、聴いてて引き込まれる。

正直、Slow Burnの英語は難しい。まず、ナレーターの話すスピードが速い!そして、政治ドキュメンタリーのような類は、出てくる単語も難しいし、スラングのような表現も多く、少なくとも私にとっては、聴いてすぐに理解できるものではなかった。

それでも。

話の展開が気になってしまい、もっともっと知りたくなる。早くその先を聴きたくなる。それだけが、聴く原動力になっていた。でも、実は、そういうモチベーションこそ、語学を学ぶ意欲に勢いをつけ、より向上したいという気持ちを駆り立てるのではないか。

幸い、Slow BurnはウェブサイトにTranscriptをアップしている。もちろん私も、1話聴くたびにTranscriptを読み、知らない単語を調べ、内容を理解していた。でも、そこに勉強感はまったくなく、ただただ、ストーリーにどっぷり浸かっていた。
なので、もし、ちょっと興味を持って聴いてみて、話す英語のスピードや表現に引き気味になったとしても、Transcriptをチェックして、いけそうだと思ったら聴き続けることをおススメします。いけそうだとはまったく思えず、興味だけで突っ走った私でも、なんとかなりました。

ちょうど昨日、『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』(原題:The Post)を観た。アメリカ国防総省がベトナム戦争について客観的に調査・分析した文書を暴露する新聞社の物語。2017年公開(日本では2018年3月)、監督はスティーヴン・スピルバーグ。

原題のThe Postはワシントン・ポストのこと。ワシントン・ポストがニクソン大統領の圧力を覆し、報道の自由を勝ち取ってエンディング...と思いきや、最後に民主党本部に不審者がいるというシーンで終わる。

これが、あのウォーターゲート事件で、当初からウォーターゲート事件を報じていたのがワシントン・ポスト紙だと気づいた瞬間、私のSlow Burn熱が再燃しました 笑
今だったら、Season 1もSeason 2並みに前のめりで聴けるかもしれない。

海外のPodcastやウェブメディアのコンテンツは、英語を学ぶだけでなく、歴史的事件の背景や、さまざまな文化、考え方を知ることができるのが、何より楽しい。
エストニアに行ったとき、クラスメイトがみんな3-4ヶ国語話せるのが当たり前なのに、私は英語たった1つだけでこんなにヒーヒーなこと自体、もう勉強する意味がないんじゃないかと感じたりもしたけど、面白いコンテンツに出会ったり、海外の人と意見を交わしたりすると、そういう気持ちが吹っ飛ぶほど楽しくて、「英語だけでもいい。とりあえず、なんとか使えるようにしよう」と思い直す。

あらら、本当は今回で3つくらい共有しようと思ってたけど、想像以上にSlow Burnの紹介が長くなってしまった。
残りはまた次回。次はもう少しコンパクトにできるかなぁ。

Slow Burn ウェブサイト
映画「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」 予告(YouTube)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?