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COSPIFR LIFE #53 【カレー編】トウモロコシの旬は、インド米料理「プラオ」で古代の食文化を体感

こんにちは。”とこらぼ”です。
*ところどころ、かわるがわるLABO(実験)しま~す。

キーフレーズは、COSPIFR(コスピフル)*造語

CO は、COffee、COntrast(対比)、など
SPI は、SPIce(curry)、SPIrit(考え方)など
FR は、FRuits、FRying-pan(フライパン)、など
*好きなジャンルをこじつけてます…

<プロローグ>
人との待ち合わせなどの細切れ時間を利用して、神保町の古書街で見つけてきた、「インドの食卓」という文庫本を読んでます。

カレー作りに使う材料にも、古代から使われていたものとそうでないものがあることを改めて知ることができ、面白いです。
例えば、スパイスでいうと、ターメリック、ショウガ、クミンなどは古代インド原産、一方唐辛子はアメリカ新大陸原産で世界に伝わったのは16世紀以降とのこと。果物では、マンゴーが古くからあったとのこと。現代の日本ではマンゴーは高級品扱いだが、インド料理店のメニューやレシピにもマンゴが頻出することについての(私の中での)小さな謎が解けた。一度マンゴカレーを作ってみたい。
*↓の記事に田町「ゼロワンカレー」のマンゴーと魚のカレーあり

<本文:今回のカレーは、インドとスリランカのハイブリッド>
 *”似ていて違う?”南インドとスリランカのカレーシリーズ(3)

ということで、今回は、古代アジア発祥と言われているご飯系の「プラオ」に挑戦してみることにしました。
*今回参照のレシピ本は、三軒茶屋「シバカリーワラ」

「ビリヤニ」と「プラオ」、起源が「プラオ」の方が古く、10世紀頃に最古のレシピがペルシャで見つかり、その後さまざまな米料理のルーツになったそう。*トルコの「ピラフ」、スペインの「パエリヤ」など。
その「プラオ」がムガル帝国時代(16世紀中頃~19世紀中頃)にインドの食文化と交わることで、「ビリヤニ」に発展したそう。

前置きはさておき、今回「プラオ」にした理由はもう1つ。

”とうもろこしが旬っ🌽🌽🌽!” だからです。

実は秋にこれを作りたかったのですが、季節が違うとうもろこしはお店には全く並ばず(他の野菜は、季節はずれの、とかあるのですが…)
また1か月前はまだ、とうもろこし1本198円とかで「うーん」という感じ

である瞬間から、とうもろこしの値段が一気に下がり…
まさに、旬→収穫のピーク→市場に出回る、という感じですね。

”プラオ”出演者たち。ビリヤニに比べ、スパイスは控えめ

調理法ですが、”ビリヤニ”が「蒸し」なのに対し、”プラオ”は「炊き」。米
はバスマティライスで一緒ですが、炊飯器を使用。
*インド風炊き込みご飯のイメージ

また、”ビリヤニ”は単独メニューとしてがメインですが、”プラオ”は、カレーやダール(豆カレー)と合わせて食べるということなので、
カレーは、スリランカの「魚カレー」をチョイスしました。
*スーパーで割引だった、サワラとブリの切り身をふんだんに使用😊

スリランカならではの、”ランぺ”と”ゴラカ”を使用
”ゴラカ”(初使用)は、酸味の強い果実を干したもの
(インドではタマリンドに相当という感じかな?酸味のアクセント付け用)
スリランカ風魚のカレー。切り身の食感柔らかさから、「癒し系?」カレーのイメージ

プラオの話に戻りますが、プラオは「炊き」系なので、炊飯器に材料をすべてぶち込み、炊飯ボタンを押すだけ。スパイスを炒めたり、肉をスパイスで長時間漬け込んだり、ミキサーでペースト状にしたりする手間がなく、かなりシンプルかつ、(他の炊き込みご飯系同様)失敗の心配がないことが判明しました。*「タイパ」インド料理!

スリランカ風魚のカレーとインド風プラタ
まさにスリランカとインドのマリアージュ

さて、肝心のプラタの味ですが、かなり美味しいです!
っていうか、みんな大好きとうもろこしの入ったスパイス(控えめ)炊き込みご飯を、ピラフ、チャーハン、釜めしが好きな日本人が嫌いな訳がない…

また、レシピ本の説明通り、プラオはビリヤニに比べて控えめな味付けなので、何と組み合わせても合う。まさに「O型」インド風ご飯という感じ
*家族にも大評判。冷めても美味しいので、お弁当にして持って行ってくれました。嬉しい

<プロローグ>
とうもろこしの「旬」の話をしましたが、ちょっと前まで1玉598円まで飛び出したキャベツも夏になってメインの産地も変わり、買いやすい値段に戻りましたね。
*農家の皆さんには苦労もあると想像します(不作でも豊作でも)

お店の目玉商品に返り咲きました

ちなみに、我が家族は、外食のお店の好みなど、意見が分かれることが多いのですが、スーパーで「これは買わなきゃ」というタイミングの相性だけは良く、おかげである日、冷蔵庫の野菜室に入りきらないくらいのキャベツが入荷しました💦

ということで、フードロス削減ベースのメニュー推進で、早速インド風キャベツのアチャールを作りました。カレーの日以外でもスパイシーな付け合せとして活躍しております。

”キャベツのアチャール”(白ワインビネガーベース)
実際はこの30倍くらいの量ができてます


今回も最後まで記事を読んでくださり、ありがとうございます。

COSPIFR(コスピフル)ライフ創りをLABOする、”とこらぼ”でした。


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