見出し画像

「スポットライトに照らされて」 4 (全17話)

 土曜日。

 城東学院の校門は紙の花やキラキラしたモールでとても華やかだ。さすが私立高校というべきか、生徒たちもちょっとばかり上品に見える。呼び込みのチラシや看板も手が込んでいるのが伝わってくる。二、三年生はともかく、入学したての一年生がよくぞ文化祭まで辿り着いたものだと、ただただ感心する。

 来場者は在校生の親らしき人たちや他校の高校生のグループばかりで、ひとりでふらりと訪れている人など誰もいない。
 校門を入るのをためらっていると、実行委員の腕章を付けた女子がニコニコと寄ってきた。

「どうぞ」

 パンフレットの束から一部を手渡される。

 ――あれ? この人、どこかで……?

 微かな既視感に襲われたが、彼女は次の来場者のところへ歩いていく。上級生のようだし、城東学院に行った先輩は知らないから、きっと思い過ごしだろう。

 パンフレットを開き、ステージ部門のページを探す。タイムテーブルが載っている。今は軽音部が終わろうとしているころだ。

 ちょうどその時、体育館から歓声や、指笛の音が聞こえてきた。

 次は吹奏楽部、その次が……演劇部。その三文字が目に飛び込んできた瞬間、心臓がドクンッと跳ねた。一瞬、息が止まるかと思うほどの衝撃があって、すぐに規則正しい鼓動に戻る。
 演劇部――その字面を見つめているだけで、胸の奥がキュンとなる。
 気を取り直して、演目を見る。

「ロミジュリ?」

 思わず叫び、慌てて周りを見渡すが、誰もこちらを気にしていないようで、ひとまずホッとする。

 ――演目『ロミオとジュリエット』

 演劇の「え」の字も知らない人でも知っているウィリアム・シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』。こんなのをやる高校があるの? 高校演劇ってこういう感じなわけ?

 もちろん、中学演劇に夢中になってきた私は『ロミジュリ』の脚本だって読んだことがある。有名過ぎて、シェイクスピアの四大悲劇の一つだと思われがちだが、実は『ハムレット』、『マクベス』、『オセロ』、『リア王』がそれで、その中に『ロミオとジュリエット』は入っていない。――とか、それくらいなら知っている。
 たぶん、演劇に興味のない中高生だと四大悲劇に真っ先に『ロミオとジュリエット』を挙げてしまうだろう。それくらい有名な作品だ。それだけに、学校演劇で演じるなんて聞いたことがない。いや、私が知らないだけという可能性は充分にあるのだけれど。――しかし。

「ロミジュリねぇ……」

 ベタ過ぎやしないか? さすがに同級生や親に観られたら、ちょっと恥ずかしいのでは? と余計な心配をしてしまう。だって、ラブストーリーだよ? ベタ甘の。

「あなた、演劇やっているの?」

 突然の声にパンフレットから顔を上げると、さっきこのパンフレットをくれた人が相変わらずニコニコとしながら目の前に立っていた。

「え? あ、はい。……あ、いえ、やっていました。今はやっていないんですけど」
「ああ、やっぱり経験者なのね」
「やっぱり?」

 なぜバレる? 私、そんなに声大きかったっけ? さっきは誰もこっち見ていなかったけど?

「だって、ほら、『ロミジュリ』って」

 言った……けど?

「演劇やっていなきゃ、そんな略し方しないわよ」

 ……確かに。

「私、ジュリエットやるの。よかったら観に来て」

 え? この人、ここの演劇部なの? 

「じゃあ、私、準備に行くから。楽しんでいってね」

 細く長い指をひらひらと振って去っていく。

 華がある。舞台に立っていなくても、大きな声を出さなくても、あの人は目立つ。きっと上手い。そんな気がする。あの人の舞台を、演技を見てみたい。

 パンフレットに書かれた開始時間は一時間を切っていた。

 校舎には向かわず、まっすぐ体育館を目指す。文化祭そのものには興味はない。私はあの人の演技を見てみたいだけだ。
 体育館の内側のドアは音を立てないようにだろう、既に人ひとり分の幅に開いていて、暗幕が閉められている。光が射しこまないように素早く中に入る。

 吹奏楽部の演奏が始まっていた。体育館の前半分ほどにパイプ椅子が並べられている。いくつかの空席があるが、七割は埋まっているように見える。その観客数が文化祭として多いのか少ないのか私にはわからない。

 一番後ろの中央付近の席に座る。この席が一番好きだ。大会などを観る時も私はこのあたりの席を選ぶ。みんなは少しでも前の方で観たがるけど、私はひとりで後ろの席に座っていた。

 演劇は全体のバランスが大事だと思っている。だから舞台全体が見渡せる後ろの席がベストポジションだ。発声や滑舌の良し悪しもわかりやすいし。
 独りよがりの演技をしていた自分を思うと穴を掘ってでも入りたくなるが、自分のことは棚に上げるくらいでないと、他の人の演劇なんて二度と観られなくなってしまう。と、自分に言い聞かせる。

 吹奏楽部は大きな拍手を受けている。

 ふいに県大会でのカーテンコールが甦る。役の皮を脱ぎ捨てて自分に戻る瞬間。私が内側から拡散してどこまでも広がっていくような解放感。きっとそれを達成感と呼ぶのだと思う。その感覚を味わった瞬間から、次の同じ感覚を求め始める。何度でも何度でも味わいたくなる。

 フロアライトが点く。入口の暗幕が開け放され、観客がざわめきと共に吐き出されていく。席に残ったのは三割程度。入れ替えの時間は十五分しか取られていないから、ここから観客が大幅に増えるとは思えない。座席の半分も埋まれば上等だ。
 
 城東学院の演劇部ですら、この程度の注目度なのか。これが大会だったら立ち見が出てもおかしくないだろう。演劇そのものの認知度の低さを思い知らされる。

 幕の閉まったステージ上でドタドタと音がし始めた。演劇部の仕込みが始まったんだ。この音だけで、ワクワクしてくる。幕の内側を透視できたらいいのに、と閉まったままの幕を凝視する。幕は左右に動く引幕ではなく、上下に動く緞帳だ。こういうところが、さすが私立高校だ。

『ただいまより演劇部による『ロミオとジュリエット』を上演いたします』

 マイクによるアナウンスが入り、フロアライトが落ちていく。客席のざわめきが静まったところで、ブザーが鳴る。
 すごい! 学校の体育館なのに、ブザーがあるなんて!
 幕が降りたまま、あの有名な口上が朗々と謳われる。

「花の都のヴェローナに、威勢をきそう二名門……」

 その口上が終わりに近づくと、緞帳が焦らすように上がっていく。
 そこにはヴェローナの広場があった。思わず息を飲む。セットって、こんなに精巧に作れるの? 効果音で町のざわめきまで表現されている。冒頭で圧倒されていると、キャピュレット家のサムソンとグレゴリが歩いていくる。

 と、隣に人が座る気配がした。前の方にも席はたくさん空いているのにわざわざ後ろに座るのは、開演後だから遠慮しているのか、私みたいに舞台全体を眺めたい人なのか。少し興味が湧いて横目でチラリと見ると、なんと目が合った。

 ――入江?

 普段は無表情と言ってもいいほど変化のない入江の目が大きく見開かれる。
 いやいや、驚いたのはこっちだってば! あんた、演劇なんか興味あるわけ? しかもよその高校に来てまで演劇部の発表観るって!
 ――と、入江の向こう隣りに座っていたらしい女の子がスッと席を立って、体育館を出ていこうとしている。
 女連れで他校の演劇鑑賞? どういう神経よ? でもって、彼女はつまらないから出て行ったってとこ? しかも追いかけなくていいわけ?
 なんだかいろいろ突っ込みどころが満載で、暗い客席の中、正面切って入江を見てしまう。入江は半ば呆然としたまま、出口を指さして「追いかけて」と小声で言う。

(はあ?)
(早く!)

 あんたが行くべきでしょ、と当然思ったが、出て行った女の子が心配でもあった。喧嘩のシーンが始まった舞台をチラリと見て、エイッと立ち上がった。

 もうっ! こいつ、絶対に許さんっ!

 音を立てずに早足で体育館を出る。外の明るさによる眩暈が収まるのを待って、足を踏み出そうとすると。

「美香!」

 体育館の出口のすぐそばでしゃがみこんでいたのは美香だった。

 演劇経験者の美香なら城東学院の演劇を観に来たのもわかる。それでもって、やっぱりこの二人は付き合っているのか。いろいろ納得できたような、更に納得できないような。
 いつものように、ハイテンションで「梢じゃーん」と言ってくるのを待ったが、美香はしゃがみ込んだまま動かない。動かないどころか、震えているように見える。

「美香? 大丈夫? 具合悪いの?」

 隣にしゃがんで肩に手をかけると、ようやくこちらに顔を向けた。

「……梢。なんで……?」

 なんでと言われても。あんたの彼氏に行けって言われたから。――って、そういうことじゃないよね。演劇やらないって言った私がどうしてここにいるのかってことだよね。でも、今は私のことより美香のこと。入江は出てくる気配ないし。なんなのよ、あいつは。

「……美香、少し休もうか」

 私は美香を体育館横の外階段に座らせた。

「ごめんね、梢。でも、体調が悪いわけじゃないから心配しないで」
「でも、顔色悪いよ。貧血じゃないの?」
「本当に大丈夫。原因はわかっているの」

 喧嘩でもしたのだろうか。だから入江は美香を追ってこなかったのだろうか。

「原因って……入江のこと?」
「え?」
「喧嘩でもした?」
「え……べつに」
「冷たくされたとか?」
「そんなことは……」
「あんなやつとよく付き合っているね」
「なんのこと?」
「隠さないで。私は入江のこといい印象ないけど、人の好みは否定しないから」

「……俺って、そんな印象悪いわけ?」
「悪い、悪い。そもそも第一印象が……って! 入江?」

 私は驚きすぎて、腰かけていた階段からずり落ちる。痛たたた……。

「なんか、お前、ものすごい勘違いしているんじゃねぇの?」
「勘違いってなによ?」
「俺と宇梶がなんかあると思っているだろ?」

 思っていますけど?

「その顔、完全に思い込んでいるな」

 入江が頭を抱えてしゃがみ込む。美香がはじけたように笑い出した。

「やだ。梢ったら、そんな風に思っていたの?」

 思っていましたけど?

「男女でも友達になれるんだよー」と美香。

 え? そうなの?

「お前、どんだけ古風なんだよ~。俺のばあちゃん並だな」と入江。

 そう……なの?

「なぁんだ」

 私は空を見上げて笑った。それを見て、美香と入江も笑った。

 体育館から大きな拍手が響いてきた。


 奥のドアからぞろぞろ人が出てきた。発表を終えた演劇部員だ。
 私たちは体育館の横にいたから、その様子がよく見えた。そして、それは、向こうからも丸見えだということだ。

「梢!」

 瑞希が何に使ったのか反物のように丸めた布の束を抱えたまま走り寄ってきた。

「来るなら連絡してくれればよかったのに」
「うん、ごめん」
「やだ、謝ることじゃないじゃん。――観てくれたの?」
「あー……それが、ちょっと」

 返事に困っていると、美香が私の横に並んだ。

「すみません。私、始まった途端、気分悪くなっちゃって。ずっと付き添ってもらったんです」

 瑞希は初めて美香の存在に気付いたようで、「大丈夫ですか?」と声をかけた。

「はい。もうすっかり。ちょっと貧血気味で」

 美香は弱々しい笑顔で答える。

 本当はきっとそんな理由じゃない。あんなに急いで出ていく理由が他にあったんだ。

「あれぇ? 美香じゃ~ん」

 下手な台詞回しのような大袈裟な声が聞こえ、私たちは一斉にステージ脇の出口を見た。
 あ、あの人は、県大会の代役の。

「なになに? 美香ったら、うちの劇を観に来たの?」

 何が入っているのか、大きな手提げ袋を両手に持って歩いてくる。その間に瑞希が「ほら、一中の主役」と耳元でささやく。私は承知していることを頷いて示す。
 この人、城東学院だったんだ。代役とはいえ、一中の主役を務めたほどの人だ。きっと瑞希のいいパートナーになるだろう。そう思うと、どうしてもいい印象を持てない。そして、そんな自分に嫌気がさす。

「ねえねえ、萌先輩のジュリエット、最高だったでしょ」

 あの先輩、萌って名前なんだ……。観られなかったことが悔やまれる。幻となってしまった劇に思いを馳せていると、低いトーンの声がした。

「ちょっと、美香ってば。聞いてるの?」

 不機嫌さ丸出しのその声は代役の彼女の声だった。あまりの落差に同じ人の声とは思えない。ふと美香を見ると、また血の気の引いた白い顔をしている。

「美香。やっぱり具合悪いんじゃ……」

 声をかけつつ肩に手をやると、小刻みに震えている。美香は俯いたまま顔を上げない。相当具合が悪いのかもしれない。

「そっか。観られなかったんだ~」

 代役ちゃんはなぜか鼻で笑う。感じ悪いな。瑞希も仲間の態度に眉を顰める。けれども代役ちゃんは周りのことには目も触れず、美香を集中攻撃する。

「もしかして美香ったら、無理して観ようとして、具合悪くなったとか?」
「ちょっと、それ、どういう……」

 私が一歩踏み出そうとしたその時、離れたところから声がかかった。

「ほら、一年。さっさと片付けなさい!」

 萌先輩だ。

「ごめん梢、また今度」

 瑞希はどこかホッとした顔で失礼な女を連れて校舎に入っていった。
 今度……なんてあるんだろうか。あったとしても、それは瑞希が思うような再会じゃない。だって、私はもう演劇をやっていないんだから。

「美香。来てくれたんだね。ありがとう」

 萌先輩は美香の頭をそっと撫でた。美香の肩が震える。

「……すみませんでした」

 そんなに謝ることだろうか。発表を観られなかったのは残念だけど、そんな泣きそうになって謝るほどのこと?

「カリンに何か言われたの?」

 あいつのことか。

「……いいえ」美香は首を横に振る。
「何言っているの? 理由もなく人を馬鹿にしたような態度をとるやつじゃん」

 萌先輩が声を荒げた私を見る。

「あら、あなた、さっきの」
「はい。美香と同じ高校の木内梢といいます」
「え? あの木内さん? 北中の?」

 あ、知っていてくれたんだ。

「はい」
「ステージに立っている時と印象が違うのね」
「そうですか?」
「あ、褒めているのよ? 役になりきっているってことだもん」
「はぁ」

 どうだろう。私自身、役になりきれたと実感できたことはない。

「なるほどねぇ~」

 萌先輩は意味ありげに私を観察する。

「えっと……?」
「ううん。なんでもない。――下郷高校なら、コレとも知り合いなのかしら」

 ずっと黙って突っ立っていた入江を顎で示す。

「はい。同じクラスです」
「同じクラス? 駿しゅん、なんで教えてくれないのよ」

 駿? それって入江の名前なの?

「なんで姉ちゃんに教えなきゃいけないんだよ」

 姉ちゃん?

「だって、北中の木内梢よ?」

 えっと……つまり?

「あの~、萌先輩って……」
「ああ。入江萌。入江駿の姉です」

 ああ、道理で既視感があると思った。一中に一学年上に女優さんみたいな人がいた。あれが萌先輩だったんだ。

「っていうか、姉弟ですか?」
「そうなの。無愛想な弟でごめんね」

 はい。無愛想です。感じ悪いです。

「でも、中学の県大会であなたのこと褒めていたのよ」
「え?」
「姉ちゃん、その話は」
「いいじゃん。少しはイメージよくしてあげるわ」

 県大会って、中学のだよね? 確かに一年生のうちから出ていたけど……。

「うちの中学も県大会出ていたでしょ。私も木内さんと同じでずっとキャストだったの」
「はい。知っています」

 一学年上なだけであんなに大人っぽい演技ができることに驚いた。けれど、一年後の私が同じように演じられたかといえば、決してそうではなかった。萌先輩は常に私の前にいた。

「駿も観に来ていたの。美香とも仲良かったし」
「へぇ~」

 いくらお姉さんや友達が演劇やっているからって、発表を観に行く人はまずいない。うちの親は毎回観に来てくれていたけれど、クラスの友達が観に来てくれたことは一度もない。私もそれを特に残念だとは思っていなかったけれど。入江は無愛想なくせに案外律儀なのかもしれない。

「――すごい」
「え?」
「『すごい』って駿が呟いたの。ピンスポに浮かび上がるあなたの独白に、駿が座席から身を乗り出してそう呟いたの」

 ピンスポットは一点だけを照らす照明だ。光の輪の輪郭がくっきり出るように絞った明かりをあてる。大抵は表情が見えるように、上部に吊るしたサスペンションライトで演者の足元に輪が出来るようにあて、さらに両サイドの照明室からもピンスポをあてる。
 この三つの光の輪がきれいに重なるようにあてると、光の輪はひとつなのに、顔に影ができず表情が見えやすくなる。

 萌先輩が言っているのはたぶん私が中二のときにやった劇だ。
 あの独白は嫉妬に狂い始める女子中学生の台詞だった。わざとサスだけの明かりで表情を見えにくくし、徐々に壊れていく不安を煽り、台詞の最後に真上を見上げ高笑いをする。そこで初めて表情がみえるという演出だ。
 確かに演劇部内でも「不気味すぎる」という、わかりにくい賞賛を受けた。

 あれを入江が観ていた?

「そんなの覚えてねぇよ」
「ふーん」

 そうだよね。覚えているわけないよね。他校の知らない人の演技なんて。
 でも。観た人がいつまでも忘れられない演技ができたらどんなにいいだろう。

「入江さーん! ステージ発表の進行係、交代してもらってもいいですか?」

 体育館の入り口から、実行委員の腕章をつけた男子生徒がパンフレットをパタパタを振っている。

「あっ! いけない! ――はーい。着替えてすぐ行きまーす!」

 萌先輩は「他も見て行ってね」と言い残して去って行ったが、私たちは校門へと向かった。私はどうせ演劇部以外興味なかったし。『ロミジュリ』を観れなかったのは心残りだけれど、なんだか今日はもうおなかいっぱいって感じ。でも、ひとつだけ、確かめておかなくてはならない。

「美香」

 駅へと歩きながら、私は美香の腕に触れる。元気がない様子ではあるものの、もう震えてはいない。

「途中で席を立った理由、教えてもらえる?」
「……」

 私を見る美香の瞳が揺らいでいる。

「『ロミジュリ』観たかったんだけど」
「……脅しかよ」

 入江が呆れたように笑う。

「……そう、だよね。ちゃんと話さなくちゃね。迷惑かけちゃったし」

 『ロミジュリ』を観そびれたのは残念だけど、べつに迷惑かけられたとは思っていない。でも、そう思い込んで話してくれるのなら、それでいい。


次話

「スポットライトに照らされて」全17話

#創作大賞2023 #小説 #ミステリー #青春 #演劇