瞳子

writer × 放課後支援員 そして3児のお母さん。 欲張りすぎるけど、どれもやめら…

瞳子

writer × 放課後支援員 そして3児のお母さん。 欲張りすぎるけど、どれもやめられない。 大体いつも手首にはヘアゴム。

マガジン

  • 映画をみたら

    映画を観たら感想かきます。

  • コレスキ

    おすすめしたい好きなもの。

  • コドモトノコト

    家で我が子と。仕事で地域の小学生と。たまに、女子高生と。関わりながら感じたこと。

最近の記事

車いすの彼女と、死ぬ権利について語る。

肢体不自由で車いす利用の女子高生と、今日も深イイ話をしてきたので、ちょっとご紹介します。 彼女は今日、「生きる権利があるなら、死ぬ権利もあっていい」と、自殺についての持論を展開しました。 私は、そういう気持ちはわかるし、わたしもそんなふうにおもっていたこともあったのだけれど、歳を重ねて変わってきたよ、っていう自分の意見を伝えました。 彼女は、どうして?と私の考えを聞きたがってくれたので、ちょっと語らせてもらいました。 一つには、死ぬことによってもたらす影響が大きいこと。

    • 「障害者として生きている中でがまんならないこと」は何か。

      肢体不自由で車いすを利用している女子高生が児童館に遊びに来てくれる。 私は最近彼女と一緒に過ごす時間が長く、よく話をする。 話をするといっても、彼女は体の特性上、声による会話はむずかしい。 NOや、うん、といった短いセンテンスで聞き取れるものもあるが、 それ以外は文字盤を使って会話をしている。 手も足も不自由、という言い方が正しいのかはわからないが、 思い通りには動かせない。 ただ知的障害はなくて、会話の内容は至って一般的な女子高生と差異はない。もちろん経験していることや生活

      • あんまりにも泣いてしまって、私ももう家族になっていると気づいた。~銀河鉄道の父~

        あぁこの映画は泣けるなぁ。 と、途中で気づきはしたものの、 よもやこんなわかりやすい場所にて、 信じられないくらい号泣してしまうとは。 人の死ぬシーンで泣くのは、なんだか悔しい。 人が死ぬシーンで泣くのは、狙い通り、泣かされた感じがするから。 涙を誘いたいなら、強い感動を起こしたいなら、 とりあえずストーリー上、誰か死なせておけば、 ぐらいの「死」になんて、泣かされてたまるもんか。 そんな気持ちになる。 けれど私は、賢治が死んで号泣した。 トシが死んだときも泣いたけれど、

        • やらない方がいいことを知っていても、やめることができないのはなんでだろう?~シャイロックの子供たち~

          シャイロックがなんなのか、ちっともピンとこなかったことが ちょっと恥ずかしいなぁと思いながら 映画の冒頭を見ていた。 ヴェニスの商人、でしたか。懐かしい。 この映画はひたすらストーリーが面白くて、 もうそれに尽きた。 役者さんの演技もみんな上手で個性が立ってて、 ストーリーにしっかり入り込ませてくれて。 エンターテイメントとしてすっきり楽しませてもらえた。 後に残るものも、あんまりなくて。 だけどそれはそれで、 だからこその良さがあるなと感じる。 あんまり考えることを

        車いすの彼女と、死ぬ権利について語る。

        • 「障害者として生きている中でがまんならないこと」は何か。

        • あんまりにも泣いてしまって、私ももう家族になっていると気づいた。~銀河鉄道の父~

        • やらない方がいいことを知っていても、やめることができないのはなんでだろう?~シャイロックの子供たち~

        マガジン

        • 映画をみたら
          1本
        • コレスキ
          1本
        • コドモトノコト
          1本

        記事

          余計なものがある人生は邪魔くさい。だけどそれがあってこそのPERFECT DAYS 2024/02/02

          PERFECT DAYSを観てきました。 なんだか胸いっぱいの、映画でした。 でてくるトイレのすべてが、 あ、あそこだ!あ、わかるわかる。 好きな公園!あ~あるね!なつかしい。 って感じで、その時点でも、もう……ね。 役所さんの口調や声が、 実の父にとても近くて、 ファザコンな私は、ちょっと切なくなったりもしました。 思い出の土地と、父を想わせる声…… 手放してきたものを、今も愛している自分に、 さみしいんだね。って、 ずっと、さみしかったんだねって、 そっと毛布を掛け

          余計なものがある人生は邪魔くさい。だけどそれがあってこそのPERFECT DAYS 2024/02/02

          この2ヵ月で6つも消費しているジャムの話。

          10年程前に、このジャムが食べてみたくて 鎌倉まで行ったことを思い出す。 鎌倉は遠かった。 距離はさほどでもないんだけど、 なんせ毎度渋滞に巻き込まれたもんだから、 「遠い」「時間がかかる」っていうイメージが べったりこびりついてしまってる。 それでも時々行きたくなるからすごい。 なんだか惹かれる、不思議な街。 そんな鎌倉の思い出の味と、 学芸大学前で髪を切った帰りに、 ばったり出会えるなんて思ってもみなかった。 え!ロミユニ、ここにあるの!? ちょっと意識の中に

          この2ヵ月で6つも消費しているジャムの話。

          もしかして死にたいとか思ってる?!と焦った、子供部屋でひろったメモ。

          思春期にさしかかった11歳と363日を迎えた長女(明後日誕生日)の、 机の周りを片付けていたら、 ハラリと小さなメモが落ちてきた。 いつかいたものかもわからない。 5センチ四方くらいの、小さな紙に、 鉛筆書きされた整わない文字。 そこにはこう書かれていた。 驚いた。 どうしたんだろう。 太ってきたことを気にしているのかな? もしかしてかなり思い詰めていたのかな……。 食べないし飲まないって、どういうこと? 普通に考えたら死んじゃうじゃない! 思春期だし?まさかの自殺願

          もしかして死にたいとか思ってる?!と焦った、子供部屋でひろったメモ。