スタジオ撮影でM10Dを使ってみた
スタジオ撮影に適したカメラは、一眼レフか今ではミラーレスだと思う。
それも、ストロボ接点がついており、PCと接続できるようなUSB等の端子がついているハイエンドなカメラ。
なぜか?
まずスタジオを使うということは、クライアントに納品する写真を撮るという明確な目的があるからである。多くのスタジオが時間によって料金が加算されるシステムだから、経費を削減するためには撮影時間は短ければ短いほうがいい。
短い時間で、クライアントの満足する写真を撮ることができれば、費用対効果も上がる。
すなわち、スタジオで使うカメラはこの点に留意して、効率性が必要となる。
効率性と画質のバランスを求めて、ほとんどの商業的なスタジオフォトグラファーはキャノンかニコンのハイエンド、あるいはソニーαにたどり着く。(広告写真家の中判以上使用者を除けば)
もうひとつ、上記のようなカメラがスタジオ撮影に適している理由は、カメラの機構的な問題もある。
一眼レフはレンズを通した画を見ながら撮影できる。
つまりファインダーを通して見ている画角と、写る写真は同じになる。
だから必要な写真を撮るのに時間はかからない。
またPCと接続してテザリング撮影を行わない場合でも、背面液晶モニタを備えているので、撮ったらすぐに写真を確認することができる。確認できるということは、ライティングや被写体の設定を変えることも容易になり、求める写真に近づくスピードも上がる。
もし、上記したようなカメラと全く正反対のカメラでスタジオ撮影を行うとどうなるのか。
例えばフィルムのレンジファインダー、とは言わないまでも同じくらい不便な Leica M10-Dで。
それもテスト撮影ではなく、仕事の本番で。
今回は機材や方法、使用したソフトウェア含めてそれを検証してみます。
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