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【蠍座の土星】人を信用することへの怖れを抱きやすい.

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占星術研究家である鏡リュウジ先生は
『鏡リュウジの占星術の教科書1』のなかで

「土星は制限や限界を司る星であり、
 強い自分を作るための力を与えてくれる星」

「土星の力をしっかりと発揮すれば、
 あなたは試練と出遭ったとしても、
 決して恐れることなく立ち向かい、
 痛みや苦しみを乗り越えて、
 成長することができます」と書かれています。



しかし、土星星座から目をそらしたり、
逃げ出してしまうと、
それはコンプレックスとなって残るものなんですね。

そう考えると、土星星座から
「自分のエネルギーを注ぐポイント」もみえてきます。

土星星座って、やっぱり痛いんですけど、
でも、未来からのメッセージかなと感じています。

僕は困難に立ち向かうこと自体、
イエスともノーとも言えないのですが、

「必要で、生産的な努力」と
「不必要で、非生産的な努力」、
このふたつがあると思っています。

だから、一概に「努力は美徳」だとも思わないのです。

大切なのは
ポイントを見極めていくことではないでしょうか。

【さそり座の土星について】

鏡先生曰く
「物事に深くコミットしていくさそり座にある土星は、
人を信用することへの怖れを生みがち」と。

では、そもそも、「深い」とはなんぞや。

辞書で調べると、
けっこういろいろな言葉が出てきます。

例えば
「表面から底まで、
 入り口から奥までの距離が長いさま」とか
「色合いや密度が濃い」など。

また
「物事の程度や分量、
 またはかかわりなどが多い」という意味もあります。

この3つめの意味から感じるのですが
「人と深くかかわる」というのは、

まわりの、つまり自分以外の人の思考や感情、

さらに拡げるなら、
その人の環境や人生背景まで感じることになります。

しかも、その分量が多いことになるわけですから、
その影響を受けないはずはないんですよね。

確かに、人は「まわりの影響を受ける」とは、
よく言われていることですし、
環境や、そこにいる人に、
よかれあしかれ染まるものです。


ただ、これは世の常だとわかってはいても、
冷静に考えると怖いことかもしれません。

だって、自分の大切にしている価値観が、
自分の意に沿わないのに
壊されるリスクだってあるからです。

それを、僕はとても悲しいことだと感じます。

これは、僕の経験でもあるし、
大前提にしていることです。

だって、どんな理由であれ、
その価値観は自分がよかれと思い、
大切にしているものです。

それを守りきれないことは、やはり悲しい。

たとえ、その価値観が、もう不必要だとしても、
客観的にみて、幸せを遠ざけるものだとしても、

それでも、その人にとっては大切なもの。

そこへ土足で踏み込んでいいわけがないんです。

価値観を本当に手放してもいいのは、
絶対的に本人の意思があったときだけ。

自分が心から納得したときだけなんです。

もちろん、人生はひとりでは生きられないので、
そんな自分が納得できるまで、
まわりが待ってくれる場面ばかりではありません。

新しいステージに行くときには、
強制的にでも変えないければいけないこと、

そうでもしなければ、
自分では気づけない、変われないことだって、
多々あります。

それらを含めて、あえて言いたいんです。

その人が大切に抱きしめている価値観は、
絶対に壊してはいけないって。

自分のなかで「次へ行きたいな」と
感じたときに出逢える人は、
不思議と強制はしてこないんです。

ただ、自分が無意識にでも求めている雰囲気や感覚を
その人から感じるんですよね。

だからこそ、自分の意思で、
自然と「そっちへいきたい」と感じられるもの。

意識の懐(ふところ)の境界線が曖昧になり、

今までの大切にしていた価値観を手放すというよりも、
新しいものと溶け合っていく感覚かもしれません。

土星にさそり座がある方は、
怖がりながら人を信用すること以上に、

「変わりたい」と感じ始めている
自分の声を信用してあげるだけでいい、

僕はそう感じています。


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